64話 編成……
港町【ロブシェリル】にあるキューイルの屋敷の
2階の部屋で、サラウェルと同じベットで寝ていた私は、
窓から日差しが柔らかく入って来たと同時に、
スマートフォンのモーニングコールアプリが起動して、
『おはよう、美里起きてね、寝すぎると学校に遅刻するぞ!!』
鳴る前から目が覚めていて、明美の声を聞きながら微笑みながら、
モーニングコールアプリを止めないでいると、
『遅刻! 遅刻!! 酒樽魔王がSTで、
つかさの下駄箱に入っていたラブレターから、此奴と付き合えと
言い出すぞ!!』
その言葉に笑いながら、北条君は明美からモテないと言われているけど
実は滅茶苦茶モテている。
モテないと言う言葉は、北条君から聞かずに、松本君から聞いたんだけど、
沙良と言う子が好きで、何回も告白してるけど振られているので、
遠回しに明美が言っていると。
その沙良は、明美のことが大好きで、将来は結婚したいそうだ!
会ったら速攻で、亡き者にしたいと思っている。
ライバルは少ない方が良いので……
『もう! 遅刻決定だよ!! 魔王メガーデスティーに酒樽魔王が
変身して、つかさを! つかさを!!
避難! 避難!! 学校ズル休みだぁ!!!』
クスクス笑いながら、モーニングコールアプリが終了して、
明美のブラウスのボタンが外れて、胸が見える待ち受け画面に戻り、
アキナさんからスマートフォンを貰った時に入っていた画像や
明美の音声録音が変わっている。
フォルダには前のも残っているけど、何時の間に新しくなったのか
スマートフォンを見ながら少し考えた。
光悦を明美が助けた時? セント・ギア【ムラサキ】が、
光悦と強引にキスをして、明美の情報を得たと聞いたので、
光悦と別れたムラサキに聞くと、北条君が舞姫【ありす】を助けた時に、
明美が瀕死の光悦を回復させたが、どうやら口づけで行ったらしい。
その時に、封印の指輪の効力も失われて、明美のことを完全に
思い出して、ナルエを好きだと言っているが、私の目は誤魔化されない、
明美のことが好きなことは明白だ!!
神界の自宅に帰る時に、明美が私のスマートフォンの
モーニングコールアプリにファイルを追加したのだろう。
顔認証や目の網膜パターンなどの確認後に使用できるのに、
さすが、私の旦那様! ますます好きになってしまう。
小2の時にキスされて以降、男の格好の明美とは、力の封印が
解かれそうになった時にキスをしているが、明美のことが好きだと
再確認した此の世界で、私は明美とキスをしていない!!
此の世界で明美とキスをした光悦を亡き者にしたいが、
セーイラさんから貰ったブレスレットは、死んだ後に復活すると
レベル倍増、フェニックスの鎧が手に入るので、殺そうにも殺せない。
私はゲームには参加しないので、光悦からブレスレットを嵌めている
腕を斬る偶然が出来ない。秋人さん、アキナさん達が光悦を見ているので
ゲーム以外では無理なので……
「はぁぁ、岩崎さんと同じダガーを貰ってもなぁ……
貰ったと言っても、お金を出して当てたわけだけど、
明美が岩崎さんのお母さんが使っていたダガーのレプリカを
修業の一環で制作した物である。
「嬉しいけど、松本君の指輪が良かったなぁ……
融合魔法がエンチャントされていて、2人が1人になる究極の愛の形で、
愛情が深ければ深いほど強くなれるなんて素晴らしいアイテム。
「セーイラさんのバカァ……
松本君とキューイルじゃなく、私こそ貰うべきのアイテムなのに、
腹が立って1人怒っていると、
「う、ううぅ……
サラウェルが、眠りから覚めそうな感じで声を出すので、
サラウェルの髪の毛を触りながら、
「声が大きすぎたかな?」
サラウェルの寝ている姿を見ながら微笑んでいると、
扉が少し開いているのに気が付いたので、
「サラウェルは、まだ寝てるけど……
私が扉に向けて話すと、扉がゆっくり開いて、
私たちが居るベットに、猫族の女性が歩いて着くと、
私に対して跪いて、小声で、
「おはようございます。ミサトさま」
「普通にって、レイナーネ……
顔を上げずに、
「私たちは、ミサトさまの下僕、呼び捨てなど……
困った猫ちゃんと思いながら、
レイナーネの首を手でコチョコチョすると
「あ、あん……ニャアァアン……
床に倒れだして、人から猫の姿に変わってウットリし出して
いるのを見ていると、
「お姉さま……大事な、話があるのでは?」
サラウェルが、眠たそうな感じで私の顔を見ながら言うので、
「……様つけるから」
猫の姿のレイナーネを抱きかかえて、口に軽くキスをすると、
「ミ、ミサトさまの……
昇天したのか気絶してしまったので、
レイナーネを、ベットの上に、ゆっくり下ろしていると、
「お姉さま! 私にも!!」
私に近づくサラウェルに、
「美里と呼び捨てに!!」
嫌な顔をして、
「お姉さまは、私の主さまです! お姉さま以外いえません!!」
私より年上で、私がお姉さまと言うなら納得だけど、
私と眷属の契りをしただけで、お姉さまなんて呼ばれたくないと
サラウェルを押し倒して、
「呼び捨てで言わなければ……
目を潤まして私を見るサラウェルが、
「アケミさまの、れ、練習に……
その言葉で、仮想明美として、サラウェルの耳たぶなどに
キスの嵐をしていくと……
「心配になって来てみれば……
扉の方から声がするので、
「ニャン? 今取り込み中!!」
私が返すと、
「秋人さんが呼んでいる! 服着ろよ!!」
扉越しに居る北条君に、
「昨日も楽しんだ?」
サラウェルの綺麗な体を見ながら言うと、
「……覚えてねぇ」
不公平だよねと、ナルエがセーイラさんから媚薬を貰っていたので、
したのは明白で、やられたなと言う感じで言う北条君に、
「誰が良かった?」
「分かるわけないだろ、早く服着ろよ!!」
私はフッと笑ってから、
「1人、何分?」
「知るかぁ!!」
北条君を虐めるのは、これくらいにして、
サラウェルから離れて、皮袋から下着類を出して、
身に付けて行く。
サラウェルもベットから起き上がり、私とお揃いを
身に付けて行く。
ワイドパンツ、ブラウス、魔法使いなのでローブを着て、
紐を両端のボタンに巻いてからリボン結びにして、
少しだけ前を閉めた状態にして、壁に掛けてある全身ミラーで
最終チェックをして、更に髪の寝癖を確認して、
今回は時間が無いので、ヘアアイロンで寝ぐせを整える。
何時もはシャワーを浴びて、髪はシャンプーやトリートメントをして、
寝ぐせを解消しています。
「……まだか?」
北条君が少しイライラしています。
「今からサラウェルを……
「あ、そう、色気づきやがって……
相当イライラしています。
身支度に時間が掛かるのは仕方が無いのです。上で、明美が
見てると思うと、ダラシナイ格好は出来ません。
服装は私と同じ格好のサラウェルの髪型をどうするか。
私はセミロングだけど、ロングだから、どうしようか悩んでいると、
「「 まだなのか? 姉たちは? 」」
「あぁ、髪型でどうするか悩んでる」
キューイル? チラッと廊下を見ると、キューイルより
少し背が高いので、松本君と融合したタッキュールが
北条君の横に並んで、私たちを見ながら、
「「 俺みたいに、こう動くと楽に結うことが出来るのじゃ!!」
おさげ髪を解いて、あちこちに動く髪が元の形に戻り、
「寝ぐせも直せるな」
北条君が笑いながら言うと、
「「 クシいらずで、アイロンも要らないのじゃ!! 」」
私は笑いながら、
「後ろの敵を倒す武器だけど、羨ましい」
その言葉に笑っているサラウェルの
髪の両側を纏めて絡ませながらハープアップにしていると
「浴衣の時も同じ髪型だったけど……
サラウェルが質問すると、
「「 此の髪型が、小さい時からの、お気に入りなのじゃ!! 」」
ビシッと言うタッキュールに、
「変わると、この子誰ってなるかな、アニメじゃ!!」
クスッと北条君が言うので、
「「 そうゆう話は、クチナに言ってくれじゃ!! 」」
少し怒った感じで言うタッキュールに、
「そういえば、キューイルは、俺たちの世界に来るのか?」
北条君が言い出した言葉に、サラウェルも気になった感じなので、
私は手を休めて、廊下の方に振り向くと、
「「 当たり前だろ! 夫婦なのに、変なことを言うな!!」
「そうか、戸籍などは駄目神が何とかするはずだな」
タッキュールは北条君の胸倉を掴んで言うので、
落ち着けよと言う感じで言うと、
「「 そこで、父の転生した子を産むのじゃ!! 」」
それを聞いた北条君が、
「無理だろ! ナルエの親父が、魔王の転生した人物だから……
「「 本当か? 」」
タッキュール、サラウェルが不思議そうに北条君を見つめて、
「一昨日言って、ナルエが驚いていただろう」
悩むタッキュールに、
「父親と一緒に生活出来るんだから、悩むなって!!」
頷くタッキュールに、
「学校は行くのか? 担任は父親だけど……
優しく言う北条君に、驚くタッキュールが、
「「 マジ、マジ、なのか? 」」
明美が冗談で言っていたのかなと思っていたけど、
「北条君! 本当に?」
部屋の中の私を見ながら、
「俺を毛嫌いしてるのは、知ってるだろ?」
「で、でも、北条君はモテるし、過ちが起きないように
宿題とか……
戸惑いながら言う私に、
「さっきのモーニングコールで、明美が言っていただろ」
と言うことは、気絶から目が覚めて、ベットの上で欠伸をしている
レイナーネと一緒に聞いていたなと苦笑いした後に、
「魔王の時の記憶が?」
「多分な! 竜巳とキューイルの結婚は、このゲームで負けて
認めるしかないが……
タッキュールが北条君に悲しい顔を見せながら、
「「 北条と、ナルエ姉は……
「痛がらせ的なことはしてるけど、認めてはいるんだろうな」
「「 そうか? 」」
覗き込むように見るタッキュールに、
「あぁ、108人も居て、学校じゃ中二病と言われてるのに……
私も、タッキュールも頷くので、人型になったレイナーネとサラウェルは
分からないけど頷いていて、
「要らないラブレターを見ながら、私の娘を諦めてと……
北条君が、1つ1つずつ読んでいた時に、担任が言っていたなと
思い出しながら笑っていると、
「俺が担任だったら、ナルエだけを愛せないなら……
北条君が廊下の階段の方を見ながら言うので、
「付き合うなって言うけど、ナルエって気にしない感じだよね」
その感覚には付いていけないなと思いながら私が言うと、
「俺の写真を見た時に、複数いても、俺に嫁ごうって、ハハハァ、ァ……
床を見ながら言う北条君に、
「「 写真って? 誰からじゃ? 」」
不思議そうに聞くタッキュールに、
「スマホ見せて確認したら、美女教師3人組……
美女教師3人組と言えば、私たちのクラスの副担任である。
他のクラスでは、副担任は1人であるのに……
LHR(総合学習も含む)で
グループ分けをした時に、担任と共同で生徒たちを導く。
内容は各クラスで違うけど、私たちの所は、
明美の父親がテレビ局のプロデューサーなので、
父親が担当している小説紹介番組【今週は、この小説が熱い!】で、
明美がナレーターを担当している。明美曰く、低予算なので、
父親が無料で頼むと言って、明美は無料で手伝っている。
再来週分の小説をLHRで皆に渡して、次週のLHRで感想を
言ってもらい、明美が感想を纏めて自分なりの文章にしていく。
放送は、水曜日の午前3時である。
後は、俳優の仕事をしている三浦さんの台本稽古とか、
宇都宮君たちのバンドの新曲とか、クラス全員で良くして
行こうとするのを、御菓子食いながら、飲みながら見ている
副担任3人に、担任の江畑先生が北条君に、
「此奴らを、お前の嫁にしろ!!」
「ハア? 何を言っている酒樽!!」
北条君は椅子から立ち上がり言うと、
「教師を、まぁ良い、25にもなって、相手もいない
可哀そうな此奴らを北条! お前が見ろ!」
「なんでだよ!!」
明美を見るとクスクス笑った後に、
「先生! 先生って離婚しているでしょ!?
かわいそうと思うなら、結婚してあげたら?」
江畑先生は、私たちにプライベートな話をしていないのに、
この時は、どうして明美が知ってるのかなと思いながら、
「娘が、北条に行くのを阻止するには、五十嵐先生たちと
結婚させるしかない!」
力説する江畑先生に、
「酒樽に容姿が似てるんだろ? 言い寄って来たら逃げるよ」
「ひどい! 容姿で振るの?」
杉田さんが北条君に言うので、
「違うって! 知ってるだろ?」
この時は分からなかったけど、北条君は沙良と言う子が好きなので、
誰が来ても振ると言う意味だった。
容姿なら誰にも負けない自信があったので、私はチャンスと思っていた。
「娘に半径5メートル以内には近づきませんと誓約書を書くから
サインしろ! 五十嵐先生たちとは婚姻届けを出すように!!」
呆気に囚われる私たちに、明美と五十嵐先生たちは笑っていて、
「13で結婚は、重婚も……
北条君に顔を近づけて、
「婚約で良いだろう! 重婚は私が認める!!」
もう、娘可愛さは分かるけど、言ってることが滅茶苦茶で
江畑先生が北条君を虐めてると思ったので、
「先生! 北条君を虐めるのはよくないです!!」
椅子から立ち上がって言うと、
「義理の息子になるんだぞ! こんな奴が!!」
生徒を、こんな奴と言うのは問題発言だったけど、
「娘の名を教えてくれ! 俺だって此奴を父とは言いたくない!!」
そうかと頷く江畑先生だったけど、
「名は言えん! 娘の母親が薦めてきたら断ってくれ!!」
「おい! 天理! 知っているなら教えろ!!」
北条君が急に明美に聞くので、
「なんで、私?」
「栗田先生たちと一緒に笑っているからだ!!」
さすがと言う顔で北条君を見る明美が、
「何も知らないよ」
「恍けるな! 今度の依頼いかないぞ!!」
それは困るなぁと、栗田先生たちが顔を見合していて、
「北条! 何を言ってるか分からないが、嫌なことはするな!」
江畑先生は告げるので、
「俺は行かない! 松本だけで行ってくれ!!」
俺だけと言う顔をする松本君に、
「心配しないで! 私も行くし……
明美の言葉で安心する松本君に、
「娘の母親が薦めてきたら……
江畑先生が松本君を優しく見つめながら言うと、
「ええっと、薦めてきたら?」
「母親に似て美人だ! 結婚しろ!!」
松本君はエッとなっていたけど、北条君は気に食わなかったのか、
「松本に会わせる前に、会って振ってやる!!」
江畑先生に向かって言うので、
「何を言ってるか分からないが、それで頼む!!」
教壇に戻り、次のテーマの
「私たちですね、少子化対策を!!」
斎藤先生たちが教壇に立ち並び言うので、
「斎藤先生たちが、婚活して結婚すれば、少し解決では?」
中学で扱うようなテーマじゃないと思ったけど、
江畑先生が副担任3人に言うと、
フフッと笑ってから、
「「「 私たちは、江畑先生に結婚を申し込む!! 」」」
中等部から入った私たちは、授業中に何を言ってるのと
戸惑う中で、
「天理! 今度の行く場所の転生者とは分かるが、誰から?」
北条君が明美に尋ねていたので、
「さぁ? 異世界に行かないと分からない!!」
明美の所に来て、
「知っているんだろ!」
明美に詰め寄って言った後に、
「酒樽! 前世を言え!!」
江畑先生に向けて叫ぶので、
「私たちと夫婦だったのよ!!」
栗田先生が頬を染めて言うので、
「私は、別れた妻と再婚するので、
可哀そうな此の方たちに会う相手を探すのがテーマです」
江畑先生が告げるので、副担任3人が、
「病院での約束は!!」
「離婚、結婚で行くって!!」
「奥さんと決めたのに!!」
何か分けのわからない展開になって、
「言い寄って来る奴多いだろ!」
江畑先生は言うと、副担任3人が、
「貴方だけです!!」
斎藤先生が言うと、
「私の後を追わずに、息子たちを見ろと!!」
「此れから出来ます!!」
五十嵐先生が告げたり、教室は滅茶苦茶になり、
北条君は明美に言えと迫って、
「ツヴァイ! つかさに犯される!!」
明美がわめいていると、伊藤先生が乱入してきたり、
「良い曲が書けるな」
目を光らす大原君が言ったり、
此の4月の時の光景を見て、先生まで中二病に明美たちのせいで
染まってしまい、北条君を真っ当な道に戻すには、私の恋人が
最善と思い、恋が実るお守りを大量に買う決心をしました。
懐かしいなと思いながら、
「あの時のことが此処で……
サラウェルのハーフアップした髪に残りの髪をテールにするために
髪飾りを付けながらクスッと笑って言うと、
「どうしたのですか? お姉さま」
私に聞いてくるので、
「サラウェルも来る? 私たちの世界に?」
「フフッ、ナルエの世界ですね、もちろん」
微笑んで言うので、頬に軽くキスをしてから、
「最後に化粧を軽く……
「まだか!?」
北条君が叫ぶので、
「リップだけ……
「しなくっても、十分美人だから……
私たちに向けて言った北条君が、タッキュールの方を見ながら、
「肌が綺麗で、化粧なんかで隠すなんてもったいない!」
「「 雰囲気を変えたい! 嬉しいぞ!! 」」
松本君とキューイルの意見が合わない感じで面白いけど、
サラウェルはタッキュール似で、双子と言われても通るくらいで、
北条君はタッキュールを通して、サラウェルも同じと言いたいんだけど、
「最低限は……
色付きリップを軽く口に塗って、私も少しだけ塗って……
北条君たちと共に1階の玄関ロビーに向かうと、ラムータたちが
出迎えてくれて、朝食の準備に関して北条君に聞いてくるので、
それに答える北条君、キューイルの執事なのに、北条君の執事のようで
あれっと思うと、
「キューイルさまと同等に扱うことにしましたので……
回答があり、キューイルは此れに関して問題視していない。
まぁ、ナルエが駄目神の娘とラムータ達には知れ渡っていて、
キューイルとは姉妹であり、北条君がナルエの旦那様になるのも
知っている。
キューイルの義理の兄になるので、屋敷のみかも知れないが、
北条君の執事を兼用するのだろう。
また、私とサラウェルにも同じ対応をすることを告げていた。
松本君は、キューイル、ラムータ、従者たちに、眷属化の魔法を行い、
屋敷の使用人たちには行っていないのは従者ではないので。
松本君の眷属化は、力など強くなると言うものではなく、
松本君と共に長い時を生きれるくらいである。
私の方は、サラウェル、ルービュークスを覗く魔王軍第5騎士団の
諜報部の皆さんを眷属化している。
ルービュークスの眷属化は、ゲーム後にすることになっています。
私の眷属化は、私が明美の眷属であり、今はダウンして
上位準眷属になっているが、眷属化をすると400歳くらいの
ルービュークスが、200歳くらいの若い女性になると、
セーイラさんから言われて行っていません。
北条君は、眷属化のスキルを持っていないので出来ません。
仮に持っていても、剣士なので使えません。
なので、ナルエと舞姫【ありす】は、秋人さんの
中位準眷属になっています。
眷属化は、相手とキスをしないといけないので、
あくまで眷属化の為と、アキナさん達に告げて行っています。
アキナさん達、秋人さんの奥さんたちは、
眷属化のスキルを持っていません。
上位準眷属は寿命が1000年(明美の準眷属のみの位で、実際どうかは
分からないそうです。あくまで中位準眷属と比べて)なので、寿命が
500年の中位準眷属なので、帰還後か明美が此の世界に来てから、
明美の上位準眷属になる予定です。ローズマリー以下107人も
行う予定です。アレタに関しては保留するみたいです。
そのアレタと北条君は、一緒に朝食を会場近くで取るので、
私たちと一緒に屋敷で朝食を取らないことをラムータに話していました。
私たちは、これから秋人さんに会ってから、秋人さんと一緒に
仕事をした後に、私たちは北条君と別れて屋敷に戻ってから、
朝食を取る話と、昼食はゲーム開始前なので、私たちに弁当を渡すことで
決まり、ラムータは使用人たちに指示を出して、
朝食などの準備に取り掛かりました。
私は横に居るレイナーネの着ている服を見ながら、
「服、気に入った?」
「はい! 変化しても、服も一緒に体の一部になりますし、
人型に戻る時は何時も裸でしたが、服を着た状態に
戻れるので、ミサトさまに感謝です」
嬉しそうに言うレイナーネに微笑みながら、私に感謝するより
神界のブティックで、レイーナさん達が購入した物なので、
レイーナさんにと思いながら、秋人さんたちが居る所に繋がる
ゲートの詠唱を終えて、そういえば、進次郎用に、セーイラさんが
服を用意したけど、オトコの娘用の衣装を購入して来たので、
「あの、これは……
引きずった顔をする進次郎に、のぼると理登、クチナは喜んでいて、
私もSカップになれるブラトップを着て見たけど、「こ、これが!!」
明美の顔を埋めれるなと思っていると、バランスが悪いなどと言われて
サラウェルの胸で泣いた。
「クチナに! 全部破れされ、誰も服をくれない!!」
セーイラさんに詰め寄る進次郎に、
「せっかく、女装に目覚めたんだから、これからはスカートなど……
怒りながら、
「目覚めていませんから、普通に! 女神の貴方に頼むのは
嫌ですが、お願いします」
涙を流して言う進次郎に、
「秋人さんの服を買う感じで、買って来るわね」
港町【ロブシェリル】では、外から来る人族には物を売らないことに
ゲーム中はなっているので、セーイラさんが秋人さんと一緒に神界に行って、
デート気分で購入するわけだけど、今日はどうなるのやら……
「ミサトさま? ニヤニヤして……
レイナーネに言われて、
「進次郎の今日の服って!」
クスッと笑って言うと、
「セーイラさまは、性転換の薬も買ってましたね」
サラウェルが私を見ながら言うので、
「それで、ひと騒動あったけどね……
私たちは、クスクス笑いながらゲートに入って行きました。
セーイラさんが進次郎に薦めるので、嫌がっている進次郎を
見ていた、のぼると理登に、お前らが飲めよと詰め寄ったり、
女装が似合う人にと、勇太に声を掛けたり、圭一に
ロリコン好きの貴方は、誰を女性にしたいですかと詰め寄ったりして、
夕食までの時間を、北条君に1人を除く女性陣を奪われて、
男性陣は悲しむ間もなく、性転換の薬を巡って、
有意義に過ごしていたようです。
夕方からの、ロブシェリル・フェスティバルにも参加して、
男性陣は楽しんだようです。
王たちが野営をしているテントの近くに出現した
私たちを待っていたのは、秋人さん、アキナさん、レイーナさん、
ナンシーさん、セーイラさんが居るのは分かるけど、
「久しぶりね、つかさ!」
「モルモーラか、どうして此処に?」
北条君がパンツスタイルの女性に言うので、
良く名前が出ていたモルモーラとは此の人かと思いながら
眺めていると
「貴方と戦うためよ!」
言い切るので、北条君は秋人さんに、
「俺が出ないって、言ってくれました!!」
尋ねると、秋人さんは空を見上げているので、
「話の流れで、バラしたの」
アキナさんが、ごめんねと言う感じで言うので、
「そうですか……
顔を引きつりながら言う北条君に、
「心配しなくって良いわよ!」
モルモーラが言うので、「どういう?」
北条君が言うと、モルモーラの近くに居た女性が、
「キューイル殿下で?」
タッキュールを見ながら聞いてくるので、
「「 竜巳と融合して、タッキュールじゃ 」」
答えるタッキュールに対して跪こうとするのを、
「「 そのままで良い! なぜ、ニコールの関係者が居るのじゃ? 」」
聞いて来た女性が一礼をした後に、
「今日からゲームでしょ!
砦に行く前に、人族の王を見ようと思って」
モルモーラが言うので、
「彼奴らを? 見学者で、まさか……
北条君が引いた感じで言うので、
「しないわよ!
昨日、会場でアレタ様と稽古していたと聞いたから……
ゴブリンの皆さんが、北条君とアレタの稽古を見ていて、
「あれと戦うの? 「ソニック・プレッシャーって、初めて見た……
「あれだけの風船を1分で……
「1万の兵で勝てるの……
色々な言葉が出て来て、最後に、
「蘇生! ミサトさま!! 絶対に!!!」
魔族側の砦の死体安置場の場所をどうするかで、北条君とアレタの
稽古を遠巻きに見ながら、サラウェル、ルービュークス、
魔族側の隊長のガイル、ラムータと話をしていた時に言われて、
両方の蘇生担当ですから、もちろんよと言って、
私に祈るように言ったゴブリン達は安堵していました。
「私も、此方に来てから、体がなまってるのよ!」
モルモーラが言うと、
「鍛えてはいるのだろう?」
ナンシーさんが聞いてくるので、
「少しは……リハビリを兼ねて、つかさとね」
ニヤッとしながら北条君を見るので、
「冥王の后の従者って、旦那は知っているのか?」
ニコールの関係者は笑ってから、もう1人の女性が、
「夫は知らないわ、知っているのは私たちだけ……
タキシードを着た老人の方を見てから、
「お父様は、今知ったばかりよ!」
苦笑いしている老人が、
「私は、ニコール家の執事をしている、ヨウケイ・キーパーです」
挨拶するので、軽くモルモーラから説明があり、
ニコール家の当主は、次期当主が当主になると、名前、姿を変えて、
執事として次期当主をサポートする。そして、次期当主から次期当主が
当主になると、執事の仕事を終えて棺桶に入って永眠する。
永眠して、復活は30年の間なら出来るが、それ以降は次の人生(転生)
が始まるので、復活は無理だそうです。
「それで、旦那は、俺との戦いには出させるのか?」
モルモーラに聞く北条君に、
「息子は、女性を戦場に出すのを嫌っている。
砦に居るのも嫌だろう」
「どうやって、俺と?」
不思議の思う北条君に、
「昨日、夫の書斎にあるメンバー表に
書いたから出れるわ」
そうまでして、北条君と戦いたいと言う気持ちを聞いて、
「北条君に勝てるの?」
モルモーラに聞くと、
「美里ね! 地球を破棄した時から、少しは成長してるわね」
嫌な記憶を言わないでと思いながら、
「そんなことありましたっけ……
モルモーラがニコッと微笑んでから、
「冥王と一緒に救援に駆けつけて、光悦は泣きながらアドラーに、
貴方は、明美に抱かれながら泣いていたわね」
その場に居たのかと、黒歴史を此れ以上は言わないでと思っていると、
「コウエツ? 天の勇者か?」
ニコールのお父さんがモルモーラに聞くので、
「はい! で、指輪は外すの?」
その場に居たのだから知っていて当然で、
「今までの俺たちの苦労は、何だったんだ!!」
光悦が指輪を外した時、指輪で守られた時に、セーシラさんが
モルモーラに感知されないようにしていたし、
ゲームに参加するために、モルモーラに分からないように偽名を
使うために、名前を考えていたりしたので、
セーイラさんを怒りながら睨んでいる北条君に、
「美里ちゃんの地球破壊の話の時に、言わなかったかしら」
両手を合わして可愛く言うセーシラさんに、
「言ったんですか、そうですか……」
その話をセーイラさんが語った時は、モルモーラの名は
出ていなかったと思うけど、肩を落として言う北条君を見ながら、
「参加は認めるんだろ?」
秋人さんがモルモーラに聞くので、モルモーラたちは認めると言うので、
「偽名で行くの?」
アキナさんが北条君に聞くので、
「後のことを考えて、偽名で……
「私に土下座して謝りながら死んだ後に、私の剣になり扱き使われる」
レイーナさんが不敵に笑いながら突然言うので、
「そんなストーリーではありません!!」
北条君が否定して、「私に対して、言うの?」
女王様モードに入りだしたレイーナさんに、
「時間が無い! 王たちの記憶を変えるぞ!!」
秋人さんが叫び、王たちが居るテントの周りにいる護衛騎士たちを
あっという間にタッキュールが奴隷にして、セーイラさんが
記憶を変えていき、ナンシーさん、レイーナさんがテントの中の
護衛騎士や魔導士を倒して行き、王たちの前に立つ秋人さんが、
「悪いな! 辻褄を合わせるために……
言った後に、1人を除いて倒してしまった。
ゲーム前の最後の会議が、会議場のテントで行われて……
会場を見渡すと、ゲームに参加する女性陣では、
プロールクト王国の王女【サヴェンコフ・ワトソン・トイ・ルクㇳ】
のみが参加していて、婚約中のリオーダン王国の
第1王子【エリナンデ】の隣に座っている。
演壇に立つウインライム法皇国の自称皇太子【ケティング】が、
此の地に着く前に、大量の魔族が人族の大陸に来たために、
魔物が活性して、魔物のグレック・マンバに皇太子が噛まれそうに
なった所を、法皇が、法皇后が庇い助けた時に噛まれてしまい
其の場で死に絶えて、護衛騎士団も応戦するが、素早く、
察知できないために盾などが壊されて行く。
グレック・マンバが狩りを楽しむように遊んでいた為に
致命傷になっていなかったが、死の時間が少しずつ来る恐怖で
次第に追い詰められていく時に、ミューブル王国が新たに召喚した
勇者が、修行のために各地を回っていた偶然で遭遇し、
一瞬で退治をして、法皇と法皇后のみの犠牲で終わった。
そして、ミューブル王国は騎士団、失格勇者を出さないが、
助けくれた勇者は参加すると言うので、此の場に一緒に来てくれた
「ミューブル王国、いや、我が大陸の勇者【サンライト・サーバン】!!」
紹介されたので、椅子から立ち上がり、
「皇太子殿下から紹介された、サンライト・サーバンです」
周りに礼をしながら、全員の視線が痛いなぁっと思いながら、
「彼が居れば、弱いゴブリン1000体は軽い!!」
皇太子が言うので、更に視線が痛いなぁっと思いながら、
「お兄ちゃんなら、
1万は軽いって、おばあちゃまが言ってました!!」
アレタがコンピーコム王の横で言うと、
「その通りだ! オウムよ!!」
皇太子がアレタを見ながら言うので、
「ぼく! オ……
コンピーコム王がアレタの口を手で塞いで、
「嬉しいと、喜んでいる!!」
皇太子に向けてコンピーコム王が言うと、
「神ソラスさまに感謝を言わねば、さて……
天に向けて告げた後に、会場を見渡して、
「聖女たちは?」
今更いないことに気が付いた皇太子が言うので、
「昼食の準備とポーションを製作しています」
俺が言うと、
「聖女はしなくっても、私のためか?」
俺に聞いてくるので、
「そうでしょう! ひと口欲しいくらいです」
微笑んで言うと、
「婚約者なので、それは無理だ!!」
「感想だけでも聞かせて下さい」
「感想はな……
言う気はないと言う顔をする皇太子を他所に、
「ロックティラは?」
ポッチャリ王子が言うので、
「神の剣を得たんです! 最終の追い込みをしています」
ポッチャリ王子に言う俺に、
「そうか……
悩んだ末に、
「君に神の剣が無いのが惜しいな」
「そんな! 神ソラスさまが僕よりもカーディオン王国の
勇者隊の方のほうが合うと思ったのでしょうから、
気にしないでください!!」
俺が言うと、「そう言ってくれるか、感謝する」
俺に礼をするポッチャリ王子に、
「本当のことです! 勝つ確率が100%になったんですから」
「ありがとう」
椅子に座るポッチャリ王子を見ながら、視線が痛いなぁっと
思いながら、
「お兄ちゃん持つ剣、ぼのほ……
アレタが言い出しそうになったのを、アレタの口を塞ぐ
コンピーコム王が、
「オウムも喜んでいます」
こんな役やりたくないと言う顔で言うので、
「神ソラスさんの計らいで、神の剣を得た我が人族に敵は無い!!」
皇太子が右拳を上げて叫ぶと、嫌々ながら全員が
「「「「「 オオオオオォォォォオオオ!!!!! 」」」」」
叫びだしていると、ローブを着た進次郎が入って来て、
皇太子にメンバー表が書かれた羊皮紙のスクロールを渡して、
そそくさと会議用のテントから逃げて行った。
今回も、セーイラさんが、オトコの娘セットを買ってきたなと
光悦たちは思いながら、
「最終確認をする!」
皇太子が告げる内容は……
総司令官 ウインライム法皇国 ケティング
参謀兼副総司令官 リ・フレタ王国 パーセント
第1攻撃騎士団 司令官 ウインライム法皇国 コウエツ
勇者護衛法皇騎士団 【ウインライム法皇国】
突撃護衛隊 【コンバルド王国】
勇者騎士団 【セイパレール国】
勇者近衛騎士団 【リジェット王国】
勇者救護騎士団 【プロールクト王国】
勇者騎士団 【ブロンドルド王国】
精鋭騎士団 【ウインドフィル王国】
勇者警備騎士団 【コンピーコム王国】
第3近衛騎士団 【リオーダン王国】
第2攻撃騎士団 司令官 カーディオン王国 ダイジ
勇者支援騎士団 【リ・フレタ王国】
勇者護衛騎士団 【シャグール王国】
勇者近衛騎士団 【スティグラー王国】
勇優秀大隊 【ラッタシジャック王国】
王直属部隊 【シン・ケイサム海洋国】
勇者支援騎士団 【カレンガールド国】
勇者護衛騎士団 【ストリーバートン王国】
勇者騎士団 【ウェルカールド国】
勇者魔導騎士団 【ミュー・クラッホーン魔導国】
第3攻撃騎士団 司令官 ビルッド王国 アキヒト
勇者騎士団 【ビルッド王国】
勇者指揮団 【スカージット王国】
勇者護衛騎士団 【ジャマイング王国】
勇者騎士団 【エイディング王国】
勇者近衛騎士団 【バートリー王国】
第2近衛騎士団 【パナレーン王国】
勇者騎士団 【ロブティング国】
勇者護衛騎士団 【レッドリングス王国】
王騎士生存騎士団 【サバイバルカン国】
最強勇者騎士団 司令官 ミューブル王国 サンライト
勇者突撃団 【カーディオン王国】
その他 ダーリン・ダークネス
救護団
勇者癒し騎士団 【ベルローズ王国】
「以上! 何か質問は!!?」
皇太子が叫んで言うが、異論を言う者が居ないので、
「今から、魔族と今回のゲームの条約の調印をしに行く!
武具の最終確認を! 戦闘準備!!」
皇太子が告げると、全員が立ち上がり、敬礼して持ち場に、
鍛冶場に、治療場に解散して行った。
そして、皇太子はパーセントと共に、
戦場となる草原の中央へと向かった。
会場を見渡すと、各攻撃騎士団に別れて最終確認をし出している。
「殿下! 天の勇者の所に……
騎士団の団長をしているスラットルが険しい顔で聞くので、
「天の制裁で終わる!……
プロールクト王国の王女で、私と婚約中のサヴェンコフが、
魔族の子供と一緒に居る失格勇者を見ているので、
「サヴェンコフ! 気になるのか?」
「オーソンさま、いえ、聖女たちは何処が良いのかと」
私も注意深く観察してから、
「神ソラスさまの眷属……
それ以外で、女性陣が全て行くなど在り得ないので言うと、
「奪われた勇者たちが負けましたわね」
私の国が召喚した勇者たちをフッと笑って見て言うので、
「お言葉ですが、サヴェンコフ殿下、眷属になれば直ぐ超えます!!」
勇者の1人、万木裕也が高々と宣言すると、
「あら、頼もしい!……
私をチラッと見てから、
「ホウジョウ・ツカサ、どれくらいのレベルかしら?」
私はレベルが低く、今期が初陣であるので、失格勇者には敵わないが、
「多く見積もっても、レベルは40でしょう」
勇者の1人、小林勉が発言すると
「レベル20以下の貴方では、敵わないレベルですね」
「僕はレベル20です! 威圧だけの男に負けません!!」
勇者の1人、坂本蒼が
失格勇者が魔族の子供を肩車して、会議用のテントから出て行くのを
見ながら鬼気迫る感じで言うので、
「勇者様! 私と寝ませんか?
オーソンさまと私の子として育てますから」
失格勇者に対して、何を言い出すのかと驚いていると、
我が騎士団、プロールクト王国の騎士団が、
どよめく声が大きく、会議用のテントに居る者たちに
注目されてしまった。
「俺とか? アレタの居る前で言わないでほしい」
立ち止まって言う失格勇者に、
「あら、ごめんなさい」
目を細めて言うサヴェンコフに、
「お兄ちゃんのお嫁さんになるんでしょ!」
腹の立つ発言をする魔族の子供に、
「ならないわ、オーソンさまと結婚するから」
「結婚しないと、合体で子供は作っちゃいけないと聞いてるよ!
おばあちゃまに……
その言葉に、そうだなと私は頷き、失格勇者は子供に何を
彼奴は教えてるんだと言う顔をしている。
サヴェンコフが周りを見渡した後に、
「私たちの国は、魔族の大陸に近し場所、魔王が亡くなれば、真っ先に
攻め込まれる場所でもあります。
魔王の寿命が50年と言われていましたが、後2年、
勇者の召喚条件は魔王を打ち取るまで……
サヴェンコフが話す内容はもっともである。私は騎士として弱いが、
今回は魔族を倒したと言う肩書を得る為の参加である。
が、サヴェンコフは私を心配して、強引に今回のゲームに参加をしている。
「強き者をなら、勇者たち、他の者でもいいだろう」
他の者とさせるのは嫌だが、私が選んだ者ならと言う感じで言うと、
エッとなっている我が国の勇者たちは、
「両想いでないと……
「5年以上は付き合ってから……
「その後、捨てられるのは……
怯えながら勇者たちが言うので、
「ゲーム後! 此方が選んだ者と行為をしてもらう、良いな!!」
嫌そうな顔をする勇者たちを見ながら、
「此の世界に居た証が残るのだ! そうだな、サヴェンコフ!」
テントの外を見ているサヴェンコフに言うと、ハッと気が付いて、
「何がですか? オーソンさま?」
「失格勇者が気になるか?」
「いえ、急に外が騒がしくなりましので……
サヴェンコフの言う通り、会議用のテントの外が騒がしくなっているので
「見に行くか?」
「はい、オーソンさま……
腕を組んで共に歩き出し、我が国の勇者隊、サヴェンコフの勇者隊も
共に付いて来ている。
サヴェンコフの勇者隊の勇者たちは、此のゲーム会場では、
サヴェンコフたちとは別行動をしている。
黄色いゴーレムと行動を共にして、演劇に主演をしている。
私もサヴェンコフと共に見に行ったが、内容は余りなく、とにかく戦いが
中心のドタバタ劇である。
彼らは戦闘系では無いので、サヴェンコフの方では結婚相手を
薦めていない。
神の眷属である失格勇者が、参加する女性陣を全て娶ると言われて、
サヴェンコフは困惑しているようだが、
「ゲームが始まれば、眷属の化けの皮が剥がれる」
耳もとで告げると、
「彼には、好きな女性がいるようです……
「それでも、眷属の血を持った子供が出来れば、魔王亡き後の……
自分で言っていても嫌な言葉だが、やはり、サヴェンコフも
神の眷属の血が欲しいのかと、
「……その時は、一緒に育てよう」
「子を作る気はないそうですよ……
サヴェンコフの発言に戸惑いつつ、
「するだけか? 男として最低だな」
「えぇ、そうですね」
俯いて言うサヴェンコフの真意は分からないが、
やはり、私と失格勇者の間で揺れ動いているのは確かなようだ。
会場用のテントの外では、ロックティラたちがミューブル王国の
王都から帰って来たようだが、女性騎士2人は戻って来ていないようだ。
ロックティラ達が出て行く前に着ていた鎧が違うのが直ぐに分かった。
光を浴びて七色に輝ている。戦闘時には目立つので如何かと思うが、
「お兄ちゃん! 僕も欲しいです!!」
魔族の子供が言うのを、
「正装でいいだろ! アレタには」
失格勇者の発言に、
「僕も! 欲しい!!」
駄々をこねる魔族の子供に、
「大きくなったら、俺のをやるよ!!」
「お兄ちゃんも、持ってるの!!?」
喜んでいる魔族の子供に、
「ソリュート王国騎士団の鎧だな」
天の勇者が言うので、改めて見ると、ヘルメット、腰、二の腕、
太腿には鎧が無い軽装タイプである。
「見たことないだろ、最新だから……
フッと笑ってから、「紋章があるだろに……
天の勇者に言われて、
「カモフラージュで見えないのに……
乾いた笑いをする失格勇者に、
「ツカサ! 剣もだが、此の鎧は凄いな!」
ロックティラが言うので、
「神鋼で作れられ鎧だな、俺は使用しないが」
不思議に思う天の勇者が、
「使えば良いだろう、防御は凄そうだが……
「どうして……
魔族の子供も失格勇者に聞くので、
「勘が鈍るのと、過剰装備だから……
「俺は騎士団長だ! 勘が鈍るので……
ロックティラが鎧の胸当てにある宝石に触ろうとすると、
「最新型は空を飛べる! 外すな!!」
周りにいる全員が、その言葉にロックティラ達の鎧を見出して、
失格勇者は、小手を出して左腕に嵌めてから、
「要らない理由は……
その言葉に、全員が失格勇者を見ていて、左手を振る失格勇者から
小手が変化して、長いランスに成ったり、盾に成ったりして、
私は、凄い物だと痛感して眺めていると、
「映像で見た物か?」
セイパレール国の勇者【ケイイチ】が話しかけて来るので、
「そうだ! 俺のスタイルには合わないのさ!」
笑みを見せて言う失格勇者に、
「使わない鎧、俺にくれないか?」
圭一が言うが、誰もが欲しいだろうと思うと、
「僕が先です!!」
魔族の子供が言うので、
「アレタには、アレタ専用を頼むから……
「本当!!」
嬉しそうに言う魔族の子供の近場から、
椅子に座った鎧が現れて、
「小さいな……
出て来た鎧を見ながら呟くと、
「ツカサさま! その鎧をオーソンさまに!!」
声を上げて叫ぶサヴェンコフに、
「良いよ! 圭一いいだろ?」
此方を睨んだ後に、
「よくよく運が悪いな! 俺が弱ければよかった」
嫌味を言って此の場から離れる圭一に感謝しつつ、
「私のような弱輩に、ありがとうツカサ……
言いたくない名前を言って、
「今から使えるようにするから」と、何か四角い物を取り出して
操作し出している。
サヴェンコフが失格勇者に近づいて、失格勇者に感謝の念を告げている。
「お前の情報を入れるから来い!!」
言われて、腹が立ちつつ
「お前ではない! オーソン殿下と言え!!」
文句を言うと、
「俺の部下だろ!? お前で十分だ!!」
王子だぞ俺はと思っていると、笑顔で笑っているサヴェンコフに
気が付いて、
「此奴は平民で、笑う所じゃない!!」
「ご、ごめんなさい……
失格勇者にサヴェンコフが睨んで、
「敵は1万、勝てます?」
その言葉に周りは静まり、
「光悦が指輪を外せば……
「俺は外さん!!」
失格勇者の言葉に怒りながら言う天の勇者を
サヴェンコフが見た後に、改めて、
「勝てます?」
「お兄ちゃん! 勝てる!?」
魔族の子供まで言うので、
「無理だな……
私は其の言葉で、サヴェンコフは此奴を諦めたなと思っていると、
「冥王の妻の従者と戦うことになった!
レベル100だから相手は出来ると思うが、
1万の兵とは戦えない! ロックティラ達に掛かっている」
冥王? 聞いたことが無い名であるが、
天の勇者や勇者召喚された者たちは険しい顔をしていて、
「冥王とは?」
サヴェンコフが失格勇者に聞くので、
「この世界はソラスが創造した。そのソラスの上の存在で、
俺たちの世界も含む全ての世界を管理している上級神より
上の存在、死を司る者で、12柱の1人さ!」
「そ、その妻の……
恐る恐る聞くサヴェンコフに、
「そう、手加減はしてくれるらしい……
「でも、レベル……
レベル100、魔王でレベル80か90であるが、その上である。
我々では相手に出来ない者である。
「魔王軍に、そんな奴が……
ロックティラが言い出すので、
「相手は俺がする! 光悦が指輪外せば……
「此奴を得るために、死ぬ!!」
左腕に付けているブレスレッドを見せて言うので、
「恋人からの贈り物だからな」
「恋人じゃねえぇぇぇええ!!!」
天の勇者が赤面しながら激しく言うのを、全員が笑うなかで、
「そんな相手に……
何時の間にか失格勇者に体を寄せているサヴェンコフが言うので、
「俺のレベルは120……
その言葉に、周りは静まり、魔王より強いのか此奴はと
失格勇者を見ながら思っていると、
「大丈夫だよ! 僕のおばあちゃまは、12柱の欠片で、
お兄ちゃんが史上最強と言っていたから!!」
魔族の子供が言うので、全員が冥王に近し立場の者が
此の世界に居て、
魔族の子供の祖母かと驚きの表情をしている中で、
「買いかぶり過ぎだ! アレタ!!」
「本当のこと!!」
叱咤する魔族の子供から、
「アドラー! どう思う!?}
スカージット王国の勇者の隣に立っている男に言うと、
「総合力で、お前の上は居ないな、勝人は突進兵器だし……
フッと失格勇者を見ながら言うのを聞いて、
「勝てます? 私は婚約者がいますが……
サヴェンコフが、上目遣いで失格勇者を見つめて言うので、
失格勇者がサヴェンコフを見つめている間に、
サヴェンコフは目を閉じて、失格勇者の次の行動を待っている。
私は動こうとしたが、緑のゴーレムに邪魔をされて
行くことが出来なかった。
「知っていて言うのか?」
「はい……
「国を捨てるのか?」
その言葉に、娶った女性陣、キアリーたちが国を捨てて行くのかと
緑のゴーレムの隙間から冷や汗を掻きながら見つめていると、
「他の国に嫁ぐ身……
その言葉に、決心したのか失格勇者は、
「平等なんて、無理だからな……
唇を合わして行く2人に、周りはジッと見つめていて、
この戦いに勝つことを確信した。
1万の兵に対して、勝てるか?
人族は隕石落としを……
どれくらいの大きさか?
人族の被害を考えたなら5メーターくらいでは
この指輪を
大切に使わしてもらいます
1回しか使えぬものだ!
次回
第65話 待っていてくれる良い敵です……
あ、つかさ君!
何です、駄目神!
娘の親に対して……
出発しますから、何です
上で買い物……
セーイラさん達と……
そうだけど、お金!
何で!!?
義理の親でしょ!!
あのなぁ……
沙良ちゃんとデート出来るように、明美ちゃんに言うから
まぁ、お願いしますよ! いくら?
耳元で小声で
過剰じゃ……
敵味方、守れる方が良いでしょ!!
後から凸凹になった地面を直すのが大変!!
そのアイテムも買って来るから、お金!!
俺は駄目神の財布じゃねえ!!!




