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旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第1章 ドラゴンの足止め? 討伐? それとも……
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7話 静寂の中で……

恭子、勝人を囲む冒険者たち、遠巻きに見てる人たち、

     家から覗いている人たち、そして、親衛隊の足音が響いて来るとき……


 ……この街のすべての時を、静寂へと導き、我が分の道を導き、

             物の往を禁ず、我が名において遂行せよ……

  タウン・ディバイディング・アウター・ウォール……

            フロウ・オブ・タイム……

               ストッッッッップ!!!!!!!!


街、街周辺の時が、私の神魔法によって停止し、勝人と恭子を停止状態から

解除して。彼らの所へ、私とティーナ義姉(ねえ)さまが駆け寄って行って、

「お待たせぇぇぇ…… すごいことになってるね」

恭子は私を睨んで、

 「誰のせいよ! もっと早く、来れなかったの?」

笑みを浮かべながら、恭子や勝人を見渡して、

「……2人が戦う前っていうのが、いいタイミングかなって思ってぇ」

呆れた感じで、

「……見ていたわね」

恭子から目をそらして、

 「お義姉(ねえ)さま、この状態どうしますか?」


スマートフォンで、神界に連絡をしているティーナ義姉(ねえ)さまは、明美の問いに

答えるために、「明美ちゃんと話をします。後から連絡します」と

スマートファンの通話を切り、私の顔を見て、

「え、えっと、状況が状況なので、バムさんについての行動と周辺の皆様の

記憶を、神界で変更します。それでいいですか?」

「はい、良いです! 恭子が街を破壊しない方で……」

ムッとしながら、

「それは、あなたの方でしょう! 現に、時を止めてるし……」

  腰に手を当てながら

「恭子と勝人の圧倒的な勝利の後を考えて、

       時を止めたのにぃぃぃぃ!!!」

    恭子に向かって怒って言い、

恭子は少し考えてから、

「そうね。死ぬ予定の無い人が大量にって、神界で怒られるわね……

ありがとう。ティーナさま、どんな感じに変えるのですか?」

と聞いて直ぐに、全員のスマートフォンに、神界から、この件についての

メールが来て、そのメールの内容を見ながら、ティーナ義姉(ねえ)さま

が説明を始めた。


「ま、まずは、バムさんの死は、サーベルウルフの群れが、この街に

向かって来て、それを追い返すために、すべての門を閉めて……閉めてですね、

ここまでは良いですか……」

 私、恭子そして勝人が首を縦に振ったのを見届けて、

「バムさんは、1人で門の前に立って、サーベルウルフの群れに挑み、1匹の

サーベルウルフの牙が胸に食い込んでも戦いを続けて、サーベルウルフを

追い返すことが出来ましたが、胸に食い込んだ牙のせいで、命を失ったという

ことで……こんな感じに変更になります」

それを聞いて、恭子は、

「まるで弁慶のようね。しばらくしたら像でも出来てそうね」

 言い終わってから、私の方に笑みを見せながら見るので、

「そうね……唇を奪った奴だけど、仕方がないので、それでお願いします」

  納得はしないけどという感じで、ティーナ義姉(ねえ)さまを見て言い、

「そう、それでは30分後に変更になるから……」

私たちは、画面に出ているOKマークのボタンを押したのを

 確認後、ティーナ義姉(ねえ)さまも押した後、

ティーナ義姉(ねえ)さまは、神界にスマートフォンで連絡をした。


時が停止している街の中で、噴水の近くのベンチに座った私たちは、


「スゥさんって、バムの愛人だったみたいね」

  「そうなの? 変更してないと追いかけてきそうね」

「そうね……バムが亡くなって……新しい恋でもしてほしいわ」

 恭子は、遠い目をしながら言い、

それを聞いて勝人は、

「スゥさんが……か。バムさんと仲がいいとは思わなかったけど……

女ってわからないなぁ」

勝人の方に顔を少し向けながら、

「勝人には無理でしょうね。エリナたちのこともわかってないでしょうに……」

  少し怒りながら、

「エリナたちって……エリナだけだろうに!!!」

笑みを見せながら、

「フフッ……わかってないわよ。明美は、エリナたちに会ってきたの?」

  恭子の問いに、お茶を一口飲んでから、

「会ってきたよ。お兄さまと私の結婚式のドレスをどうするかで揉めていたわ。

勝人に見せるために頑張るって……」

  勝人は誰が主役かと思いながら、

「楽しみだなぁ。エリナは綺麗で、さらに綺麗になるんだろうなぁ」

    言い終わると、スポーツドリンクの缶に口をつけ、

   半分くらい飲み終えて、口から離した後の思い浮かべている顔を

  見ながら、

「わかってないわね……スゥさんより判りやすいのに……

と笑いながら言い、恭子は、アロエ入りの缶ジュースを少し飲んで……


「そろそろ30分経つし、ティーナさまの所に行きましょうか。

飲んでるのは、すべて飲んで、飲んだ缶はアイテムボックスに入れて……」


私たちは、片付け始めながら、

 「この世界で、準眷属や眷属で私たち以外で、スマホ持ってるのは?」

「3人かな? 神界のことを知ってる所しか緊急メールが行かないから、

  沙良(さら)の所だけだよ!」

「全員押されていたから……

片付けも終わり、ティーナ義姉(ねえ)さまが待つ西門へと歩きながら、

 

   「メールか電話があると思うから、くわしく説明します」




時間停止って、すべて止まるんでしょ?

 そうだよ! 空気もすべて……

よく動けるわね。

 私の回りだけ、動くようにしてるから……

  物凄い魔素がいるわね

使える人は、神界でも12柱くらいだよ!

 私や勝人まで……

次回

 幕間 あなたの所へ……


沙良がジース王国に恋人を心配していく話だよ!




 

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