表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第2章 女神は、わが子の為に……

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/140

55話 旅の終わりは……

 私たちは、王都へ向けて、馬車を走らせていた、


 秋人さん達は、パティーさんのワープウインドゥで、

先に王都に戻って行くと言うので、私たちも、それで行こうとすると、

 パティ―さんが、

 「あなた方は馬車で、王都の門番兵が

    あなた達がずっと帰ってこないと、100%心配するからね」

 微笑みながら言うので、私たちは、行きは3人でしたが、

帰りは8人となり、馬車の定員数になったので、馬車を引く

 ウイングホース2頭では苦しいと思うので、

  8人の内2人は歩きで付いて来てもらい、休憩時に代わって、

   行くことになりました。

ということで、

 昼前には王都に向けて出発しましたが、着くのは夜になる予定です。


 北条君は、私や秋人さんの説明を聞いた時から

疑問に思っていたことを、

   私に寄り添ってるサラウェルに、

「神崎の眷属になるには、キスだけでよかったのに、

  魔法をかけたのは……

「ママが言うには、あなたと最初、キューイルさまと同じように、

会わして恋仲にさせて、キスすることで、上位準眷属のクエストを

達成させて、ママの此の世界を治める話でしたが、あなたの

ギルドカードを見る前に、いえ、あなた達と会ったことで、

私は、ミサトさまの力に惚れてしまったので、クエスト自体が消滅し、

私は、ママとの神になるための試練の取り決めの記憶が、

蘇って気絶してしまい、あのままでは、私は死んでしまい、

転生も出来ずに消滅する事態を、ミサトさまの眷属、アケミさまの

上位準眷属になることで、今、ここに存在しているということです」


 「なるほど……俺は、前に神崎にも言ったが、

   恋人を作る気もないし、結婚も考えていない」

 アキナさん達から、北条君に恋人が出来たと聞いていたけど、

  本人が言うんだから、嘘かなっと思いながら、 

「ママとのクエストの条件は、キューイルさま以上の

  男性とキスすればですから、

   つかささんがどう思っていても良いんです」

 「……そうですか」

言い終わった後、外の光景を眺めるために顔を向けた

 北条君に変わって、

「ママとは、我の母か?」

  「はい! キューイルさま。正確には、前世では、

    ママの子でしたが、ママが神様という記憶は封印されて、

     この世界のパパ、ママの子として生まれました。

    今は、封印が解かれましたが、魂は同じでも、

     キューイルさまとの血の繋がりはありません」

  キューイルは腕を組んで考えていて、

「魂では、キューイルと父親違いの姉妹で、

  この世界では、関係のない間柄と言うことになるけどさ……

松本君がキューイルに優しく見つめながら言った後に、

 「キューイルの思う通りにすれば良いと思うよ」

   キューイルの考えを後押しするように言うと、

 「ダーリン……

決意した顔をして、サラウェルを見つめて、

 「お前とは、今日から姉妹だ! 

   我の姉として一緒に歩こうぞ!!」

「キューイルさま!!! それは……

  「母もおるし、父も母が神だと言うことを知っているそうだから、

    我が言ったことに文句はいいまい!!」

「ですが……公爵や伯爵たちには……

  「身分など関係ない……我と姉は神の子じゃ!!

     誰が文句をいうのか?」

「……そうですけど」

御者席で馬を制御しているエルウイーナが、

「心配ありません! 我々一同、サラウェルさまに

  仕えることを決めています」  

   「え! でも……

「サラウェルさま! キューイルさまのお母さまは、

  我らが信仰するゾウラストさまです。

   その方が、サラウェルさまを、自分の娘と言うのですから、

    我々が仕えることに問題はありません」

 「……お言葉に甘えさせてもらいます」

サラウェルを私の体に密着させて、

  「良かったね……

 涙を流しながら

   「はい! ミサトさま……

      と、小声で私に言った。




 休憩を挟みながら、ランプの灯が薄っすら照らしている

王都の東門に着くと、門の詰所の窓から馬車が見えたため

出てきた門番兵が、私たちを見渡して、

「ミサトさま! どうでしたか、ロブシェリルは?」

  「良いところだったわ」

「それは何よりです! 規則ですので、入都料1人

1銅貨(銅貨1枚は10クス(1クスは100円))です。

 3人でしたから、3銅貨です !? 魔族……

馬車の後ろにいる、ダークエルフ、ワーウルフを

  手に持っているランタンで照らすので、

「ま、待って!!!

  「ミサトさま……

「彼女たちは、私たちの友達だから!!!!」

  「ミサトさまの……

詰所から、もう1人門番兵が出て来て、2人で話をしだして、

 話し終わったのか、私たちに、

  「ミサトさま……全員で何人ですか?」

「全員で、8人よ!」

  「それでは、銅貨8枚になります」

私は、皮袋から銅貨を出して、門番兵たちに渡して、

 「行ってもいいかしら?」

「注意があります!」

 「? ……

「昨日、カーディオン王国の勇者たちが来まして、

  最初は、王宮で寝泊りをしていましたが、今日の昼から

   王都の外で、テントを張ってゲームまでいるように言われ、

    渋々、王都の外で寝泊りしています」

北条君が馬車から降りて来て、

 「ということは、俺たちが原因か?」

門番兵Aが、北条君を見ながら、

 「はい、そうだと思います。ツカサさま」

「秋人さんが、先に戻って、根回ししてくれていたわけか」

  「なので、王都内では、ツカサさま、タツミさま、ミサトさまの

    ご友人であれば、王都内の者は誰も問題視しませんが……

 「ようは、王都外には出るなって言うことだろう」

「はい、そうです!」


私たちは、王都内に入り、何でも屋のある地区まで行く間、

 「どういうことじゃ、魔族である我々が簡単に入れるとは……

入都出来ることに驚いているキューイルに、

「秋人さんが、この王都に最初に訪れた時に、

  王や側近たちを奴隷化して、王都を占領しているから」

私の説明を聞いて、サラウェルが困惑するように、

 「この広大な王都を……凄すぎです! 我が王でも……

北条君が、

 「奴隷化は好きじゃないが……俺たちが戦わないように

   するには、仕方がないけどな……

 「……この世界の戦力バランスを壊さないためですか?」

サラウェルの憶測に、

 「……たぶんな」

   北条君はクスッと笑って答えた。


馬車は、何でも屋に到着して、玄関で待っていた秋人たちを

 御者席から、

  「今、帰りました!」

元気よく叫ぶと、

「ご苦労! 食材は明日、宮殿の厨房に持って行ってくれ!」

秋人さんも同じように叫び、

  「はい、分かりました!!」

    私が答えると、「神崎! 時間考えろよ!!」

北条君が言うので、ハッとして、

 「夜中だったね……

   舌をちょっと出して言うと、

 北条君、キューイル、秋人さん達は、声を出さずに笑っていた。

 

 私たちは馬車から降りて、レイーナさんとセーイラさんが

馬車を馬小屋の方に運び、私たちは食堂で夕食を取り、

リビングで寛ぎながら、コーヒーを飲みながら、

アキナさんが、

 「私たちは、先に入ったけど、お風呂どうします?」

キューイルは、コーヒーを一気に飲み、

 「風呂があるのか?」

私は、キューイルを見ながら、

 「昨日の屋敷は、1人か2人ずつの桶でする

    シャワータイプだったけど、

ここは、湯に浸かるタイプだから、

桶に酒など置いて

      ゆっくりできるわよ!」

「わが国と一緒じゃな! ダーリン! まずは我々じゃ!!!」

 キューイルは勢いよく、松本君の腕を掴んで、

  アキナさんと主に風呂場に向かった。


呆気に取られている私たちに、ワーウルフのブランストは、

 「私は、シャワーの方が良いので、浸かるのは……

私はブランストを見ながら、

 「文化や種族もあるし……シャワーもあるから……

「ミサトさま……


 私は、サラウェル、エルウイーナ、ミューウエーヴの

4人で入ることになり、脱衣所で服を脱いでると、

「王国では、水で体を拭くくらいで、風呂に入るのは

  180年ぶりです」

「この王国でも、ここか、私たちの部屋くらいかな……

  え! 180年? というと江戸時代?」

サラウェルが右手で口を軽く押さえて笑ってから、

 「ミサトさまの世界で亡くなったのは、18年前です!

   転生した時が、この世界では180年前と言うだけです」

「あ、そうか……異世界間同士の流れって違うから……

  「ええ! そうです」

 にっこりとサラウェルが答えた。


私は、裸になったサラウェル達を見て、

 「魔族の寿命がどれくらいか分からないけど、

   18歳くらいに見えるから問題ないよ!」

サラウェルは笑みを見せながら私をジッと見て、

 「お姉さま! これからよろしくお願いしますわ」

「私は年下だから、妹の方が……

  「ダメです!!」


私たちは顔を見合して笑い、風呂場へと入って行った。




 松本も恋人出来てよかったな。

クラスで恋人いるのって……

 明美LOVEだからな……

北条って、杉本が……

 とっくに振られてるよ! 王子様が良いんだと

フッ、天理か、強敵だな

 お前らって恋人と言うより、女友達だな

俺は男だぁああああ!!!!


次回

 第56話 ウインライム法皇国の勇者……


これでよく戦おうとするな

 魔族と人族の差ですか?

魔王様が制作する武器との差もあるな

 今回は気合入れてますよね

魔王はゴブリンのエリート部隊を出す

 おおぉ……人族はこれで

まあぁな……

 私、伝えてきます

部下が去っていくのを見ながら、

 ソラスさまが選んだ婿を認めるかと言う、下らない夫婦喧嘩……







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ