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旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第2章 女神は、わが子の為に……

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50話 弱い者は……

 クラッド村から港町【ロブシェリル】へ、

馬車で5時間かけてゆっくり移働中。


 私たちの依頼の邪魔をした3人の勇者たちも

なぜか、私たちの後を付いてくるので、

いい加減にしてっていう感じ。


 2時間走ったので、休憩を兼ねて、

        遅くなった昼食の準備に入ると、

「おい! 王都に行かないのか!?」

地面にシートを敷きつつ、

「今から、ロブシェリルに行きますから」

「あそこは、魔族の統治下だろう!」

「頼まれましたから」

  「勘弁しろよ! いままで魔物が出てこなかっただけで、

街に近づけば、魔物が襲って来るぞ!」

 その言葉をスルーしながら、馬車からバスケットを出して、

シートに置いて、

私は、

 膝まであり左右にスリットがあるジャケットを身に着け、

  パンツを履き、ロングのブーツを履き、背にはバトルアックス

を背負い、背負うためのベルトをジャケットの上に巻いた、

目鼻立ちがはっきりした男を睨んで、

   「邪魔なので! どっか行ってくれる!!」

 「心配してるんだぞ!! 」

「おっさん!! 食事をするから俺たちの邪魔をしないでくれ!!!」

馬を木につなげてきた北条君が、男に強く言うと、

 「俺は17だぞ!」

「俺はまだ14だ! 3歳上ならおっさんだろ!!」

背中のバトルアックスのグリップを右手で握り、北条君を睨むが、

 「止めとき!! こんな奴らほっといて王都に!!!」

目の細いサイドテールの女が男に言うが、

 「弱いんだぞ! こいつら!!!」

男の左腕を掴み、私たちから遠ざけて、街道沿いの反対側に行ったので、

私たちは、ようやく静かに食事をすることが出来た。


私は、ベーコン・レタス・トマトの組み合わせたサンドを食べて、

ミルクを飲み、見渡す限りの草原を眺め、

 「いくらでも入るなぁ!」

北条君は、カツサンドを食いながら、

 「眺めもいいし、アキナさんが用意してくれた物は、

おいしいし、至福だね!!」

 フライドポテトを食べている松本君も、

  「部屋にいるのもいいけどさ、たまには出るもんだな!」

「そうね!」

私たちは、1時間以上ここに滞在し、箱車に馬をつなげて、

 ロブシェリルへ向けて出発した。


 なぜか、付いて来ます3人組。

私が軽く叩いただけで気絶したくらい弱いのに、

私たちを弱いのだとか言う後ろから付いてくる奴らに

何を言っても無理な感じだから、


「ねえ! ここで倒す?」

スマートフォンで音楽を聞いてる松本君が、

 「王都に行かずに付いてくるのはさ、

   美里に惚れたんじゃないの?」

「マジで!! 

  私は、御者席から立ち上がり、

   「今倒そう!!」

箱車の中から御者席に出るための扉を閉めずにいたので。

 すぐに北条君が、

「おい!! 綱を!!!!」

  北条君が私の代わりに綱を握って、

「倒すと面倒だから、松本!! 奴隷化を!!」

  イヤホンを耳から外して、

「ここで使ったら、街で何かあった時さ、

    使えなくなるから無理!!!」


私は松本君を見て、

 「明美の準眷属でしょう? 魔素量もたっぷりあるでしょう!」

「3人だろ! 闇系は魔素の量が他と違うから足りなくなる!!」

  「だったら、倒す!」

短剣を鞘から抜きだし、

 「お前が倒すことはないよ! 魔族が本気を出せば

 すぐ死ぬから……

「そう……我慢するか!」

  私は短剣を収め、箱車の中のソファーに座り、

    秋人さんたちから貰った、天理の写真が映し出されている

     スマートフォンの画面を眺めながら、

「早く会いたいなぁ!!」

 目をうっとりしながら、何枚もの写真を見ながら、

  ソファーに寝転がり、少し眠りに入った。



 ロブシェリルが見えてきて、私たちは、ティリシャーこと

神ソラスさんから借りた商業ギルド用のカードを

皮袋から出して、城壁の門の所へと向かった。


門に着くと、門番にはオーガが2体立っていて、

私たちを止めて、

 「お前たち、どこから来た!?」

私たちは馬車から降りて、

 「僕たちは、ミューブル王国の王都【ブレーリト】から

   食料の買い付けで……

オーガの2体は、私たちからカードを取り、

 眺めながら、

「商業ギルド……通行可! だけど……

  今は、どこの国の人間の商業ギルドも入れない!!」

「なぜ!!」

  「2週間後に戦う相手を入れるなと言われたから」

私たちが困っていると、あの3人組が現れ、

 「俺たちには、国から、どんな時でも魔族の占領下に入れる

   魔族カードがある。俺の者になるなら出してやるぞ!」

カードを見せながら寄ってくる、バトルアックスおっさんを

 眺めていると、

  オーガAが、おっさんに突進していき、勢いよく棍棒を

   ぶつけて、おっさんは飛んで行った。

「あれは死んだわね!」

  優男が剣を抜き、目の細いサイドテールの女は、おっさんの

   落ちた場所に向かって行った。

「カードが見えなかったのか? 魔族発行のだぞ!!」

オーガBは、「来る人族、獣族は排除、殺せと言われてる!

 お前も排除する!!」

剣を構えながら優男は、

 「おかしいだろう! あいつらは良いのかよ!!」

私たちを見る優男につられて見るオーガBは、

「中には入れないが……怪我無く帰ってもらう!!」

  「はぁ? あいつらも排除だろ!!!」

もう一度、私たちを見るオーガBは、

 「? 怪我したら大変なので、怪我無く帰ってもらう!」

オーガAも、「彼らは大事な人……怪我したら怒られる!!」

 「おい!! お前ら、この状態分かるか!?!?」


私たちは返答に困りながら、北条君が、

 「よくわからない!」

「分からないじゃないだろう!」

私は分からないなりに、

  「多分、私たちには、神の加護があるからじゃ……

「だったら……おれ……

  言い終わる前にオーガたちの棍棒の連続攻撃で、

   吹っ飛んで行った。

そして、治療をしている女の頭に見事に当たり、

 「コントロール凄いわね! あれも死んだかな?」

オーガたちにナイスとサムズアップしてると、

 「死んだら、秋人さん達に怒られるから、

   神崎! 松本! 回復と奴隷化して王都へ!!」

北条君が言うので、仕方なく向かった。



門の前での騒動で、街の人たち、魔族の兵が集まっていて、

 その中の魔族の1人が、俺に、

「助かるのか!? 見た感じ、もう死んでると思うが!」

  横に並んだが、振り向かずに、

「少しでも息などしていたら助かる」

  「ほう! 凄いのう! 魔族でもいないぞ!!」

「いるだろ? 探せば……


倒れている男たちの所から、大声で。

「神の眷属である我が名において、癒しの天使よ!

   我に力を与え、聖なる癒しの光をこの者たちへと贈らん……

 ホーリー・エンジェルゥゥゥゥ、ヒーリング!!!!……


神崎の体が光輝き、天使の羽が背中から現れ、

  髪も黒からプラチナゴールドに変わり、

   倒れている男たちの周りが光だし、

 男たちは目を覚まし、光が収まると、松本が素早く、

  男たちの額に手を当てて……

「凄いな! 人族が天使の力を……

  「あれは……中級レベルの魔法だ!!」

「嘘じゃろう!」

  「本当だ! 上級も使えるが、体が本来の体じゃないから、

仕方なく借りる魔法で行っている」

 「と言うことは、あれが本来の姿か!?」

「羽は無いと思うけどな!」


さらに、

 「倒れていた者が、どこかに向かっているが?」

「王都に帰ってもらう! 邪魔だから……

俺のところに歩いてくる松本を指さしながら

「あの男がしたのか?」

  「ああそうさ! 奴隷にしてな」

「人族で闇魔法か……

  お前たちは、ここに何をしに来たのじゃ!?」

「買い出しさ!」


2人が戻って来たので、俺にずっと話しかけてきた魔族は。

神崎たちに、

 「ずっと、ワラワを見ずに話をするのは、お前らは

   どう思うか?」


俺が見ずに話をしていたのは、女性で、その……

 ビキニの鎧で、腰で紐を結んだ前たれを着けていて、

靴を履かずに裸足で、その姿を見て、邪な考えをしないために……

松本も魔族を見た後、顔を下に向けていた。


「あなたの格好が素敵だから、好きにならないように

  見ないのよ!」

神崎が言った言葉に喜んだのか、

 「そうか! お前ら、我と共に街に入ることを許す!

    お前らの名前を教えてくれ!!」


 



設定集

魔族カード 

ケーム開催地で、人族側(獣族)の街や都市が近くにない場合、

食料などの買い出しをするために、発行されているカード。

類似品で、人族カード、獣族カードがある。

ゲーム開催中の7日間は使用不可。

移動出来るのは、商業地区のみである。



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