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旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第1章 ドラゴンの足止め? 討伐? それとも……

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幕間 その後 ……

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

キャラクター紹介を書いてる時に、浮かんだ案を書いてみました。




 リーフ街がリーフ国として、宣言されてから、

噴水のある広場には、大型の街頭ビジョンが設置されている。


 宣言された時は、間に合わせの為、

恭子の皮袋に入っていた液晶テレビ55型で、

現場のル―ソアからエィシアへの念話動画によって

この液晶テレビに映し出された光景を街の多くの者が見ていた。

 ツヴァイセルの補足説明もあり、税金が安くなることに喜び、

街の人たちも、国の民として生活することを認めた。


 この街頭ビジョンは、魔法の道具として認識されていて、

明美たちの世界の映画やアニメなどが流れ、天気予報や

国の活動広報などが流れ、冒険者や恋人たち、国の人たちの集いの場に

なっている。



冒険者ギルド【スラヴァ・リーフ】では、

「アケミたちが自分たちの世界に戻ってから、2ヶ月か……」

  「マスターは忙しいですし、明美さまが来ていても、

会う時間が合いませんから……明美さまの結婚式に、

     私たちと一緒に行けばよかったでしょうに?」

「結婚式に……国の法律やお前らがいないのに、

     無理なのは分かってるだろう」

「時間調整すればいいだけなのに?」

「俺は、時間は普通に流れる方がいいんだ!」

  「フ~ン……ウエディングドレスを見たくないだけでしょ?」

スマートフォンの写真ファイルから、明美と秋人との結婚写真を

見せびらせながら、「俺も持ってるって! おい!お客……

 パッとエプロンのポケット(アイテムボックス型)に隠し、

フード付きのローブを着た男に、

「いらっしゃいませ。冒険者ギルド【スラヴァ・リーフ】へ、ようこそ。

わたくし、受付のエィシアです」

 ポケットから小さい球を出して、エィシアに見せて、

「これは、ここで扱っているのか?」

  「はい! あちらの箱にあります。1個、1金貨です」

「いや、そうじゃなく、この製作者を教えてもらいたい」

  「我がギルドのみの独占商品ですので教えられません!」

「そうか……

  その男は呟くように詠唱し出して、

   アブソルート・オゥビィーディアンス・スレイブ」

 の奴隷魔法をかけて、

エィシアの状態を確認しながら、

 「さあ!答えよ! このマジックボールの製作者を!!」

「すみません! 独占ですので、

   製作者の所に直接じゃなく、ここで購入してください!」

  エィシアが普通に答えているのを見て、

狼狽しながら、

 「馬鹿な……エッピュード国の最高忍術士の俺の

忍術が……

「ああ……あなた忍者ですか? この前、広場で忍者の映画みてましたわ」

  「なぜ…… 

 ル―ソアが背後から迫り、近づいて来たのを感じた直後、

「これが、本当の奴隷魔法よ!」

 左手を男の額に当てて、

  「あなたは何しに来たの……

「ハイ! ワタシハ、セカイガ、ウゴクノデ、ウエサマノメイレイデ、

コノ、ボールノ、セイサクシャヲ、サガシテイマシタ」

 「エッピュード国か……東では大国で、

    冒険者をしていた時に寄ったことがある」

 「……マスター」

  「帝国の弱体化は東まで伝わっているか……


 エィシアは、スマートフォンを出して、電話をかけ、

「ティーナ、わたし、エィシアだけど……

  「何! 何のよう……

 「今、エッピュード国の人が、明美さまを探しに来てるんだけど……

「探しても居ないんだから、帰ってもらったら?」

「そうだけど……やっぱり戦争になってくのかな?」

  「なるのは確定だし、民間人はなるべく助けるし、

 私もフォローはするし、エィシアたちもするって言うことで

  決まったでしょ!」

 「でも……今、私たちが動けば解決するし、戦争も……

「……あくまで傍観者よ! 世界がどうなろうと……

   世界の波には干渉をしないのが……つらいけど……」

柔らかい日差しが差し込む窓から外を眺めながら、

  「明美さま、ティーナも通ってきた道なのね……」



ルーソアの命令で帰っていく男に変わって、掲示板から依頼書を

 持ってきた女性に、

  「珍しいな! 1人か……

「これって、受付可能?」

  「問題ない! バイコーンの角を取ってくるだけだからな」

受付カウンターに依頼の紙を置いて。 

 「そう……道具とか借りられるかな?」

「おまえなら、雷系で麻痺させて、切ってくれば簡単だろ?」

おどおどしながら、

 「そうかな……

   「どうした! アイリ……


俺は、元気のないアイリに食堂の方で、

  ゆっくり話をしようと、アイリと共に食堂の方へ歩いて行った。 

 

テーブルに着くと、ウエイトレスのスゥが来て、

 ガラスのコップに水が入ったのを2つ、

          俺たちのテーブルに置いた。


「スゥさん、こんにちは……

  「こんにちは、メニューから選んで下さい、決まりましたら

呼んで下さいね」

 アイリは、メニューを受け取らず、床をずっと見ているので、

  「スゥ……食事はいいよ!」

「そうですか? それじゃ、何かありましたら呼んでください」

 立ち去ろうとするスゥに、

  「あ、待って、相談に乗ってくれるかな?」

立ち止まって、振り返り

 「相談?」

 テーブル椅子に座るスゥはアイリを見て、

「何の相談?」

周りを見渡しながら、

 「今日は来てない? 一緒に依頼をって思っていたんだけど……

俺は、アイリの顔を見ながら、

 「冒険者は気まぐれだから、待ってても仕方がないぞ!」


「相談するのが私じゃなければ……

  椅子から立ち上がろうとすると、

「あ、待って、相談するから!!」

  「で、何の相談です!?」

少し怒り気味で言うスゥに、

 「世界が、これからどうなるかって……

「私たちに相談することでは……

  「で……も、あの時、突撃部隊を敗北にしたドラゴンの

主は、ここの国の王の妃でしょ!」

  「ええ、そうですね。 

     フゥ……  ため息して、

       「相手は明美さまですか?」

アイリは頷き、

 「明美さまは、当分来ませんよ!」

「でも……2週間前にマジック……クぐ!!!」

  スゥがアイリの口を手で塞いで、小声で、

「明美さまを狙ってくる方が多いので、関係者だと思われますと

  身の危険がありますので、喋らないで下さい!」

口から離して、

 「分かったわ! で、なぜ来れないの?」

「それは内緒です」


「俺たちじゃ話せないのか?」

  髪を手で掻きわけながら、

「分かったわ……今、ダァーツ帝国が分裂の危機に直面してるのは

 知ってる?」

  腕組みをしながら、

   「ああ、知ってる。それでも来週か? 第1皇子が皇帝に

 なるんだろ。それで結婚もだろ……

「そう……相手は知ってる……

  「ああ、帝国内の国の公爵の夫人で、旦那が亡くなって……まだ20代だから

問題ないだろうよ」

 怒りが込みあがって、

「そうよ!!! 帝国の維持のためにって……

  テーブルを、両手でバアァァ!!!……と叩いて、テーブルが

 割れて、コップも割れて、スゥは床を拭くために道具を取りに行った。


涙を流しながら、

 「付き合っていたし、してもいたしグ、スス……

「帝国の分裂を回避するんだ! 

   「でも……

 「新しい恋をするんだな、忘れて……

「出来ると思って……

 スゥが、道具を持って戻ってきて、割れたコップを手で取りながら、

涙を流しながらのアイリとツヴァイセルを見て、 

 「足元、気を付けてくださいね」

「ええ……

  俺に、涙で顔をくちゃくちゃにしながら、

   「ここの王は、奴隷、冒険者を妃にしてるのも……

 「おい!

   「ドラゴンのような力を持ったから……

  私にも……力が……

スゥは、

 「マスター……アイリさんに……

スゥを見て頷き、

 「アイリ……ここでは話せないから、俺の執務室に行こうか?」

アイリは頷き、

 俺と共に執務室に向かった。



執務室のソファーに、アイリは腰かけて 

  俺は、机の引き出しから書類を出して、

 アイリが座っているソファーの前のテーブルに置いて、

    アイリの向かい側のソファーに座った。

 

「まずは、顔を……

  アイリにハンカチを渡して、

  「ありがとう……いい生地ね」

  涙をハンカチで拭いてるのを見ながら、

「コットン100%らしいな」

 「そう……

   少し笑って、

 「ダァーツ帝国でも、普通はウールよ!

   普通はもっとゴワゴワしてるし……

「もらい物で、良くわからないが……

 ハンカチのタグを見せて、

  扉に立っているエィシアは笑いだしていて、

「これって、どう見てもこの世界の物じゃないでしょう!!」


困りながら、

 「結婚式の引き出物で貰ったから、分からないって!

 エィシア! 笑うなって!!」

「だって! アイリさんは、元日本人で、この世界に来たんですよ!

  メイド イン ジャパンって書いてあれば、異世界の物って……

エィシアの方を向いて、

「どうして……日本名じゃないのに……なぜ私が異世界から……

  タグの字を見ながら、

   「この世界の字でもないのに!?」

クスクスと笑ってるエィシアは、

「読めますよ! 私は明美さまの眷属ですから、

  それに、身近な方の異世界転生者は教えてもらってますから」

 

よく見ると、胸を強調するエプロンに長袖のブラウスに大きめのリボン、

  革靴、髪もスカイブルー

「その恰好も……

  「スマホで……男性冒険者に、この胸を見てもらって、

 日々の疲れを取ってもらおうと、女性冒険者には、

  私たちの胸を見て、自分たちがいかに小さいか、

思い知らせるためですわ、ハハハハァァァ!!!!」


「頭いて……


エィシアに詰め寄って、

 「冒険者は日々動いてるの! 胸に行く栄養も少ないし、

ぼうけ、険者は、わ、私みたいに小さく形が良いのが良いんです!!

 あなたみたいな胸は邪魔で、鎧着る時に形が崩れて、た、大変ですわね!!!」


「頭いて……


アイリの貧相な胸を見ながら、

 「あなたの胸なら心配ありませんわね! でも大丈夫!

私は、明美さまの眷属です。神の眷属です!

 ですから、崩れる心配もありません、更に年も取りません、

 永遠に! この10代の若さですわ!! ホォホホホホホホ!!!!」


「頭いて……


驚いたように、

 「あの時、言っていたことは、出まかせじゃなく……

   不思議そうに、

「ビデオカメラは見ていたでしょう?」

  「あれは、転生時に、神からスキルで貰った物だと……

 「広場のは……

「あれも、転生者が貰ったスキルで……

 「ハンカチは……

  「これも……だから聞くのよ! 誰から……


ハンカチをエィシアに見せているアイリに、

 「アイリ! 今から問いかけるから、冷静になって答えてくれ!」

俺に振り向き、ソファーに歩いて行き、深く座って、

 「ええ、分かったわ!」

「あの時、王が言ったことはどう思った」

思い出すように、

 「私たちは、王の妃の奴隷のドラゴンによって、

多くの兵を残しながら敗北をして、冷静じゃなかったわ。

 あの会議の後、私たちが帝都に戻る間に冷静になって、

  神と言うのは嘘で、ドラゴンも奴隷の首輪で……

「そういう風に考えるのか?」

  「普通はそうでしょ」

「マジックボールは?」

  「それは、転生時に貰ったスキルでしょう!」

 腕組みしながら、

  「なるほどな……スキルで何もかも言えるってことか」

「ええ、そうよ!」


俺は、髪を手で掻きながら、

「で、アケミに何を頼むんだ!」

  「奴隷にしたドラゴンがほしいの!」

「それは、無理だろう」

  「私がコウキと一緒になるには、

圧倒的な力を見せないと……しばらくでいいから」

「見せてどうする!」

  「今、コウキは、無理やり未亡人と結婚させられるわ。

 私の力を、ドラゴンの力を見せれば、私と結婚してくれるわ!」

「短絡だな……」

  「悪い! 明美もそうやって結婚したし、この国もその力で

 得た物でしょう。私たちは、明美がマジックボールの製作者って

  言わないようにしているのに感謝してほしいわ」

ため息をして、

 「マジックボールの件は感謝しているが、ここに来た時に

無償で渡している! この件を出しては無理だろう!」


「そう……

  落ち込むアイリに、

 「お前は……勇者になる気はあるか?」




ダァーツ帝国のコロッセウムで行われる戴冠式に

多くの貴族が集まり、平民も貴族との繋がりを持つ者が

集まり、会場は埋め尽くされていた。


コロッセウムの外では、テロに備えて、冒険者や戴冠式に出ない騎士が、

巡回していた。


待合室のドアが開き、フォスターが入ってきた。

 振り返って、

「どうした、時間はまだあるぞ!」

「殿下、各国で動きがあります」

「この前の集結にも来なかった国が独立するんだろう。

  親父も言っていたが、攻め入って治めればいいとな」

「はい。ですが……南部の大陸の国と連合をする動きもあります」

「それも……叩けばいい。

   南部のダンジョンで見つかった古文書は本物か?

 ギルドでも話題になっていたが……」

「はい! 本物と言うことです。この世界に7つの聖杯が

存在し、我が国にも戴冠時に使用されるのが7つの内の1つです」

 控室の窓から会場を見ながら、

  「あと6つか……どこにあると思う?」

困った表情で、

 「太古から続いている国、ドラゴン山脈やダンジョンなどでしょうか」

フッと笑い、

「宝くじで当てるより難しい。聖杯を7つ集め、神の泉で神水を組み、

  飲むことで世界を支配できる、フッ……どの国も、冒険者で行く先々でも

世界を取ると言う話が聞ける。で、古文書か……」

 「殿下?」

「タイミングが良すぎる。神が仕組んだゲームか!?」

  「……殿下」

窓から空を眺め、はるか向こうに出来ている巻層雲(けんそううん)

を眺め、決意したように、

「聖杯はここに1つある! どの国も狙ってくる。

   戴冠式後、軍の再編成、食料の確保、防衛しつつ敵対する

 国を占領する! フォスター!!」

 「は!

フォスターの顔を直視し、

  「準備にかかれ!!」

      礼をして、部屋を後にした。


静まり返った控室の椅子に腰かけて、扉がカチッとするので

見ると、扉を開けて入ってくる女性に、

 「綺麗なドレスですね……

   「はい、結婚式用に何着も用意してますわ」

 床を這いずるスカートを見ながら、

「歩くのは大変ではないですか?」

  「? そうですか……冒険者をしていらしゃたから

動きやすいのが好みですか?」

 空いている椅子に座り、

  「もう少し、短めのを着るようにしますわ」

 「いえ! あなたの好みでいいですよ!」

「フフッ……かわいいですわ」  

  顔を近づけて、

「あの女のことが気になりますか」

  「あの女?」

「いつもあなたに付きまとっていた平民の女ですわ」

  「あなたと一緒になるんです。貴族でもありませんし、

同僚か仲間くらいしか思っていませんよ」

 「そうですか?」

俺は立ち上がり、窓の外を眺めて、

 「彼女は、最高の魔術師で助けてもらっていました。

   ただ、それだけです。あなたの方が魅力的ですよ!」

女も立ち上がり、マントの上から寄り添い、

 「帝国が崩壊しないためですか?」

「結婚しても、しなくても、崩壊は防げませんよ!

  あなたと出会って、一緒にいたいと思ったからです」

「……」

はるか向こうにある国、リーフ国のある方角を窓から無意識に

 見ていたようで、

「そちらに何かあるんですか?」

  「いえ、何も……行きましょうか?」

「はい……」

  扉を開け、観客たちが待つグラウンドへ向かう途中、

 隣に聞こえないような小声で、

  「利用できるものなら何でも使う! 俺が一緒にいたいのは、

 あいつの女だけだ!!」

    

    2人の歩く足音だけが、廊下に響いていた。



ここまで読んでいただきありがとうございます。


長くなりそうなので、分割して、その後2に続きます。


2018年8月28日22時に投稿予定です。


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