表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第1章 ドラゴンの足止め? 討伐? それとも……
4/140

4話 一線を越えると……

勝人と恭子に、手が少し震えながら同じ依頼書を見せながら、

「足止めなら、ヒック! 俺たちのパーティーで出来るがな、

  居場所がわからねぇ……ヒック! 探してる間に、魔物や獣と

戦闘になるだろう! こ、この依頼書には含まれていねぇ!

 割に合わねえ!! だ、だから、依頼は受けるのは止める……が……

ヒック! ……ドラゴンを野放しには出来ねえ……

       騎士団と共に行動しようと待ってるのさ!」

 俺は、ワインが入ったガラス製のビールジョッキを

見ながら、自分の考えを語った。

  勝人が俺に、

「サァブデュゥードゥと、共闘はしないんですか」

ワインをひと口、飲んでから、

「無理だなぁ。あいつらは単独でするだろう。

    じょ、情報では、ヒック!あちらの国で拘束されているとか……」

   俺は恭子に向けて言い、

 「酒臭い息をこちらにするな!!」

という恭子の言葉を無視して、ワインを飲みほしたので、

    厨房にいるスゥに「もう一杯!!!」

      と注文した。


 そして……


俺は、ワインを何杯も朝から飲み続けていたので、

  酔いが一気に回り始めたのか、

「アケミも来ていたか?……ローブなど着て……むぅぅぅ……」

スゥや明美が裸で立っているように見えて……

  「はだ……か……かぁぁ……!!!」と俺は吠えた。


私は、バムから目を逸らして。

 頭の中で

 「なんていやらしい目、気持ちわる…… 

   完全に酔っぱらってるわ、こいつ……」

と呟きながら、

 バムが、私の太ももや胸を見ながら、

   さらに顔を真っ赤にさせて、独り言のように言い出した。


「お前らの実力……は……駆け出……じゃない…………しって……る。

ドラゴン……には……俺と…………一緒じゃ……むり……わかってるかぁ……

わかってる……だろ……わかって…………」


注文した料理を運んできたスゥさんと共に来た明美は

  バムの悪酔い状態を見ながら、

「そうとう酔ってますね。大丈夫ですか?」

明美は、自分が注文したのを、自分で運んできたので、テーブルに

料理が乗っている皿を置いて、バムの左側に座った、


横に座った明美に対して、

「酔って……ないぞ!! 俺にとっ……て……は水だか……らな!!!」

  明美を睨みつけながら言い放ち、

    「酔ってますよ。スゥさん、水を持ってきてください」

明美に言われ、スゥさんは厨房に走って行った。


「み……みず……こ、ここ……」

呂律が回らないようで、

「大丈夫ですか……魔法で回復しましょうか?」

    明美はバムに優しく言ったが、

「大丈夫だぁぁぁ……お前の魔……ほうは、あれ……には

き……かね…………ぇ……俺は……つよ……い……い…… 」

バムを倒れないように抱きかかえて、

「強いのは知ってますよ……」

明美を、じっと見てから、

「し……しっ……てるな……た‥俺に抱かれろよぉぉぉぉぉ!!!!」

 と言い出し、明美に襲い掛かり、強引に明美の唇にバムが唇を重ねて、

「う、ううっ……あっ…… 」

 漏らす明美の声を聞いて、更に強く抱きしめていくバムに対して。

右腕でバムの体を力強く押し、体と唇をバムから離すことに成功した

明美によって、バムは椅子から勢いよく離れ、背中から壁に激突し、

頭を打ち、そして、尻から床に落ちた。


バムの行動に驚き、対応が出来ずに見ていた私と勝人は、

明美がバムに向けて、詠唱を唱えるのを見て、

「「……まずい!!」」

と、椅子から立ち上がり、その場から逃げようとするが、

明美の周りに渦巻く神力を見て、逃げれないと察した私たちは、

ポケットにあるマジックボールを発動させて、耐える準備をした。


明美の銀髪の髪が少し浮き上がり揺れ、黄金色の瞳がさらに濃くなり、

フレアスカートが見えるくらいローブも舞い上がり、


「汝の周りにある空気よ、我が名において密度よませ!!!

    エクシード・エア・デンシティィィィィィ!!!!!!」


 食堂の空気が渦巻き、グゥオオオオオオオオ!!! という音と共に、

熱い空気が私たちを襲い、バムの方を見ると、体に当たる冷たい

空気の渦に押され、傷つきながら明美を睨みつけ、周りにいる人たちは、

体が浮き、壁に叩き押されたり、床に押されたりして、何が起こったのか

分からないまま、気絶したり、血を流したりして呻いていた。


明美は、バムを見下ろし、

「まだ、動けるか?……さらに強めようか!?」

 一気に酔いが醒めたのか、バムは明美を化け物を見るように、

睨みつけているので、明美は発動している魔法を更に強めていくなか、


「太ももや体を触られるのは我慢したる……私の唇は兄さまの物で、

   お前などに触れるものではないわぁ!!!」

        明美は、涙を流しながら言い放った。





もう! 周りをめちゃくちゃに……

 だってぇ……

  クエストする前の食事がぁぁ!!

次回

 第5話 行きましょう……

   どこ行くの?

え! ええっと、温泉旅行!!


下記は今回の道具の説明書。

 闘気としての魔素はあるけど、魔法は出来ないから、

助かります。


設定書

マジックボール  

         柴田勝人が、魔法を使えないので、天理明美によって

         開発された。

         2cmくらいの大きさで、手に触れて思い浮かべれば

         使用可能で、攻撃、防御、治療などが出来て、

         効果は高い。

         所有者以外が使うには、承諾がないと使えない。 

         誤って飲んでも、すぐ溶けるので、喉に詰まることはない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ