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旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第1章 ドラゴンの足止め? 討伐? それとも……

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31話 接触……

 幌馬車は、リーフ街へと続く街道を

走っていた。

行きと違い、登坂が少ないので、

夕方には着くと思います。多分……


勝人たちの幌馬車では、ケントが私から

借りた漫画を読んでいて、魔法のような技を

恭子に聞いたりして。カードルと共に

考察をしていた。


私たちの方は、ツヴァイセル(以下ツヴァイ)に質問攻めになっていて、

「まずは、アケミとパクオット王子の関係を

  教えてもらおうか!?」

パクオット(以下パク)に私が寄り添い、腕を組んでいるので、

パクは、先ほどまでの不機嫌な様子から、満面の笑みを浮かべて、

上機嫌な様子で、ツヴァイに、

「明美とリストォラと私は、夫婦となり、共に生きることになった」

「夫婦!? 結婚ということか? 結婚してるんだろう!!」

  驚いて叫ぶツヴァイに、私は幌馬車の床にのの字を

右手の人差し指で書きながら、

 「いろいろとありまして、そういうことになりまして……

兄も昨日会った時に、私が良いと思った人とは許可すると

言うので……条件出して……パクが認めたので……」

顔が真っ赤になりながら話していると、

パクが私の顔を見ながら、

  「と、言うことさ! 」

私からツヴァイの方に顔を向けて、

「私を王子とわかったのは

   あなただけだな。

    商隊の連中は誰も気が付いていなかった!」

「雰囲気や装備などで大体は分かるな。

  冒険者をしている貴族も多いから……

リストォラ(以下リス)の方をツヴァイが見て、

 「貴族とは思っていたが、あの子が殿下と言ったから

   名前も変えてないだろ。

 で、さっき分かったところさ!」

私は、怒った感じで、 

 「なんだぁぁぁ……すごいっていう言葉を返して……

   もうぅぅぅ……」

ツヴァイは笑いながら、

「ごめんごめん、だが、名前でピンと来たが、

  王子が数人のお供を連れて、冒険者してるとは思わんだろ!!」

「そうね! パクゥゥ、どうして?」

「いろいろな物を見たいのと、経験かな。

  後は、お金を自分の力で手に入れるってことかな」

「なるほどな。だが、何かあった時に国は困るだろう!!」


パクが少し落ち込んで、

 「父は、第2王子のセーヴィフを王にしようとしているから、

   私は自由にされている。私に何があっても困ることはないよ」

「そうか……それなら結婚も反対はしないか?」

 「リストォラとは、反対される可能性はあるが、明美が

   いるから問題は無いと思う」

「そうよ! 反対されたら全員あの世行きよ!!!」

大声を上げて、叫ぶ私に、

  「神なんだろ? 悪魔みたいなことを言うな!!」

笑みを見せながら、

 「ツヴァイ、冗談よ! ……最終手段よ!!」

フッと笑ってから、ツヴァイは、

  「そうならないように、願うよ!!」


リスも話には参加していないが、私たちのやり取りを

 聞いて、笑ったりしながら前方を見ていると、

「殿下!! 前から馬車が来ます! 多分、アス村へ行く

  馬車隊だと思います。どうしますか?」

ツヴァイが、

「情報を交換したい! 止めてくれ!!」

「分かりました!」

リスは、前方から来る馬車に、


「私たちは、アス村からリーフ街に行く者だ!!

  こちらには、ギルドマスターのツヴァイセルが

 乗っている。止まってくれ!!!」


その言葉を受け、双方の幌馬車が止まり、

 私が顔を出すと、向こうの各幌馬車に乗ってる男どもが

「「「「「「 うおおおおおお!!!! 」」」」」」

「胸見えるぜ!!」 「夜相手してほしいぜ!!!」

  「マスターの物か!!?」などと

叫んでいるのを、ツヴァイは、

 「おい! お前ら、そんなこと言ってると、

あの世に行くことになるぞ!! マジックボールを

制作してくれた、アケミだ!!!」


 騒いでいた男どもは、ツヴァイの一声で

静まり、

「アケミさま? 女神が降臨したかと思いましたよ!」

先頭の幌馬車に乗っている冒険者Aが言い、

 周りの男どもが、また

 「女神でいいだろうよ!」「俺の単独でお願いしたい!!」

など、騒ぎ出して、

パクが、

 「俺の嫁だぁ!! お前ら見るな!!しゃべるなぁ!!!」

と勢いよく幌馬車から降りて言い放ち、

冒険者Bは、

「パク坊か!! 嫁!? 不釣り合いだな。

  俺の方が相応しいぜ!!」

「なんだとう!!!!」

ツヴァイは、軽くパクの頭を叩いて、

「冷静になれ!! カツトにも言われただろうが!!!」

「だが……」

「まったく、お前らいい加減にしろ!!

  話をするぞ!!!」

周りをツヴァイは睨みつけて、双方が黙ると、

「昼からギルドへの通信が出来なくなったんだが

  出る時どうだった?」

冒険者Aは、

 「昼前には着いて、受付嬢が王都や他の都市に

   連絡はしていたのは見てるから、出来ていたと

  思うが、出てからは分からんな」

「そうか、ありがとうな。それじゃアス村へ……」

その言葉を聞いて、私は慌てて顔を出し、

 「アス村にもマジックボールは渡してあるから

 足りない場合は、村長と相談してね!」

冒険者Cは、

「リーフ街に戻った時も、今も魔物が出てないから

 使用してないよ。大丈夫だ!!」

「分かったわ! 気を付けて行ってください!!」

「ああ、そちらもな!」


こうして、双方の幌馬車は動き出し、離れて行った。


ツヴァイは、アス村に行く幌馬車隊が見えなくなってから、

「ギルドに戻ったら、通信石の修理を頼む。時間はあるか?」


皮袋からスマートフォンを出して、

「あるよ! こちらも原因がわからないんだけど

  神界やお姉さまに連絡が出来ないし、このまま

帰ると、問題が出てくるから、繋がるまで、この世界にいるわ」

「何が原因なんだ!?」

後ろからついて来ている幌馬車の御者席に座っている勝人が、

「お前のせいだ!! 小学校から続いた皆勤も途切れる!!!」

ツヴァイが、勝人の言葉を聞いて、

「アケミが……?」

困った感じで、

 「いろいろとありまして……

「いろいろね……そういえば、

  ドラゴンは、ドラゴン山脈に戻ったのは

 アス村を旅立つときの話で間違いないのか?」


横にいるパクに胸を押し付けて抱きつきながら、

 困った顔をしてツヴァイに、

 「本当のこと言った方がいい?」

「やっぱり、違うのか!」

「うん、そうなの……今はね、どこにいると思う?」

  「帰ってないなら、ウエーザー山脈の所か?

 いや、退治したか足止めはしたんだろ!」


私とツヴァイのやり取りを聞いていたパクは、

 俯き笑いながら、

「どちらでもない!マスター!! ウエーザー山脈にもいない!!!」

 「えっ! 分からんぞ!! 答えを聞かしてくれ!!!」

パクは、私の腰のワンピースと同じ色のウエストリボンに

 ぶら下がってる皮袋を見るので、

「ま、まさか……アケミ……」

「まあ、いろいろとありまして……」

「いろいろね……凄すぎてもうわからん!!ワハハハハハ……」

笑うツヴァイを見ていたら、


リスが、

 「前方に多数の騎乗している騎士および馬車が止まっています。

どうしますか!?」

ツヴァイは、リスの方に出てきて、前方を眺め、

 「こちらを確認して、止まってるようだな……

止まった方がいいな。リストォラ、止めて様子を見る!」

「分かりました!!」

と幌馬車を止めて、勝人の方も止まり、

 私たちは、最悪のことを考え、いつでも戦えるように準備をしつつ、

  近衛騎士団の様子を見ることにした。





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