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旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第1章 ドラゴンの足止め? 討伐? それとも……

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25話 撮影……

 私たちとドラゴンは、ウエーザー山脈からアス村へと続く

街道の途中にある広大な草原に移動をしていた。


 幌馬車から降り、アクセルソレルホースたちを木につなげて、

皮袋からテーブルを出して、私以外の者が昼食の準備をしつつ、

私は、ドラゴンとの話し合いに入った。


念話は、私以外には伝わらず、

 ドラゴンとしての魔力が低いのが原因かもしれないが、

  それでも人間以上の魔素がある。


名前はシルヴィア。

赤(火)、オレンジ(光)、黄(雷)、緑(風)、

水(水)、青(土)、紫(闇)の7階級に分かれ、

シルヴィアは紫所属で、50歳の若竜である。

 

その頂点に立つのが、白き竜である。


シルヴィアが語った内容は……


 生まれて来た時から、同期のドラゴンより弱く、

虐められていたそうで、虐められていた時の安らぎの場所が

先ほど交渉で出てきた金鉱のある山である。


(おさ)である白竜に反抗的な若竜の一部が、ドラゴン山脈から出て来て、

人里を襲うが、竜専門の冒険者パーティー【サァブデュゥードゥ】が

退治するので、白竜が自ら処罰することは無いそうだ。


 シルヴィアが、なぜ出て来たかと言うと、

あまりにドラゴンとしての能力が低く、メスならオスの子を

宿すことで生存が許されるが、オスなので、自害して転生して

強気なドラゴンになれと言われたそうだ。


それを受け入れられないので、力を見せるためにドラゴン山脈から

出てきたが、ダァーツ帝国の方へ行くと、仲間が倒されている

サァブデュゥードゥがいるので、ジース王国の方に飛来して、

アス村を発見して、襲ったそうだ。


 襲ってる途中で、ものすごい、魔素を持つ者が遠くから見てるのを、

感じて、その場から離れて、森の中に隠れて怯えていたそうだ。


そしたら、今度は、ものすごい魔素を持った者が、自分の傍まで来ていて、

さらに、それ以上の魔素を持った者も来て、その者の魔法で眠らされたそうだ。


 その者は、「あなただ!!!」と、涙を流しながら叫んで言って、

  私を見ていた。


シルヴィアの話は終わり、私は疑問点を……

「転生って、必ずドラゴンになるとは限らないわよ」

  「そうなの、長が嘘を……」

「どうだろう? 白竜には心当たりがあるかもしれないけど、

神界では聞いたことは無いわ。でも、力が弱いからって、

  自害しろなんて、よく言うわね!」

「長も、僕を鍛えてくれてはいたんだけど……同じ色族の者たちにも

   足元にも及ばないから……メスなら良かったんだけど……」

「オスもメスも無いわよ! 私も、あなたと一緒に長に会って、

仲間に戻れるように、お願いするわ。

   そのかわりに、私たちの動画の制作に協力してくれるかしら?}

「でも……虐められるし……」


シルヴィアの悲しい顔を見て……

  「私に連絡しなさい!! 

    あなたを虐めるドラゴンは、全員退治してあげるから!!!」


「えッ!……退治したら……それ以上にまた……」

何、弱気になってるのかしらと私は呆れて、更に、

「全員よ!! 白竜だろうがドラゴン山脈にいるすべてのドラゴンを退治して

あげるわよ。だから弱気にならないで!!!」


「全員……そこまでしなくっても……」

こんな弱気なドラゴンを見るのは初めてねという感じで

シルヴィアを見て……

「あなた、私の眷属になりなさい!!」

「眷属???」

恭子が慌てて、私たちの所に来て……

 「眷属って! ドラゴンを……わかってるの?」

「わかってるわ」

「人間や魔物を眷属にするのとは違うのよ!

  12柱の方たちも眷属化に失敗してるし……

    神界でも聖龍は要るけど友達までで、

     眷属化は出来ていないわ」

「白竜じゃないし、眷属化は出来ると思うわ! 

  私だって、シルヴィアじゃなければやらないわよ!」

 

恭子は、私の決意が固いので、これ以上言うのを諦らめて

「わかったわ、失敗した場合は、復活の魔法を行うから、

  マジックボール残り全部渡して!!!」

恭子に、皮袋に入ってるマジックボールを手渡して……

 「ありがとう。けど、まずは撮影から入りましょう!!」



シルヴィア、パクオット、リストォラ、そして、勝人の

1頭と3人が、明美の指示に従って撮影が始まった。

私は、ケントと一緒に、お茶やコーヒーを飲みながら

撮影を見ている。


「いい!! パクとリスは、シルがブレスを吐くから、

剣などで耐える! 勝人は尻尾から駆けあがって、

シルが折れた翼(という設定)を動かして、勝人を落とす。

怪我しても治すから、本気で行きましょう!!!」


明美の掛け声で撮影が始まり、耐火魔法で耐える

パクオットやリストォラの表情が険しくないので、

もう一度とか、勝人の動きが遅いとか、何度も中止になって、

明美が演技指導してると、シルヴィアがどんどん傷ついていくたびに、

回復魔法をかけたりして、動画をUPするためのストックが出来上がっていき、

最後の勝人の……


「俺の決め技で終了だな。で、どうするんだ!

  シルヴィアの首を切るのか?」

「出来るわけないでしょ!!!!!……

と、強く否定して、地面に落ちている枝を掴んで持ち上げて

   「これを切って!!!」

勝人は、明美が持ってる枝を見て

 「これで!? 落胆するような表情で言ってから、

「ああ……それじゃ、

   俺が技の名前を言ったら、天高く投げてくれ!!」


「わかったわ!!」

  勝人から離れて行く時に、

パクオットが、「先ほど、剣が光輝いた続きが見えるということか?」

 「そうよ。あなた達に、今度制作して渡すから、よく見ていてね」


勝人は、剣を天に向けて掲げ、

 「一刀両断!!!!!……

   勝人の叫びで、剣が光だし、その光が刀身より長くなり、

明美はその掛け声を聞いて、天空に枝を投げたが……

 「おぅい、どこまで投げてるんだよ。切れないぞ!」

明美が思いっきり投げた枝は、私たちの視界から姿を消したので

もう一度やり直して……


勝人は、剣を振り降ろしながら

「てん、おう、けぇぇぇえんんん!!!!!」

と叫び、刀身を光輝いて包んでいた光が、枝に向かって刀身より離れ、

枝を真っ二つにして、その余波で枝は消滅した。


紅茶を飲みながら、

「もう少し、威力は下げた方が良いんじゃない?」

勝人は、剣を鞘に入れ、私に向けて、

「大勢の敵と戦うには、これくらいないと……

  遅れをとるよ」

パクオットが

 「大勢の敵と、1人で戦う時があるのか?」

明美が、リストォラと共に、私たちのテーブルに

 来て、置いてあるコーヒーや紅茶を取りながら……


「何回もあるわよ。異世界を行ったりすると、仲間なんかいないし、

1人で戦わないといけないから、勝人が今使った剣くらいないと

やられるわね」

 「なるほど……常に2人以上で動くようにするよ」

「できない時もあるから、1人でも大丈夫なように、

  装備は、どこの異世界にもない最強の武器を与えるから」


目を丸くして。

 「最強か、王国の家宝になるな!」

「でも、私が認めて渡した人にしか使えないから、

    ずっと倉庫で眠ることになってしまう家宝になるわね」

クスっと笑っている明美に、

「それは……困るなぁ」

私は、困った顔をしているパクオットを見ながら

「忠誠心を上げるための道具に使えなくって、ご愁傷様!!」

と言い終わって、クスっと笑うと

「笑うな! 家宝に出来る物をアケミに制作してもらう!!」

  「フフッ……指輪かブレスレットくらいしかできないわよ」

「それは、家宝にするより、

    私のみの物で、どんどん制作してほしい!!!」


リストォラとカードルが

 「「殿下!! 私たちの物です!!! 」」

とハモって言うので、

パクオット、リストォラそしてカードル以外は

               その場で笑いながら……


「個別で作るから、家宝より使ってもらう方が、うれしいわ」

       と、3人に見せる明美の笑顔に、全員が頬を赤く染めて……


設定書

天王剣(バスターソード型)

 柴田勝人(しばたかつと)用に制作された剣。

後に、多くの仲間に明美が渡しています。


 今まで使用していた統星剣(とうせいけん)(バスターソード型)と

普通状態は変わらないが、勝人が一刀両断の掛け声を言うと、柄に埋め込まれた

魔法石に空気中の魔素を吸収し、剣が光だし、オーラを纏った剣となります。

その状態では、あらゆる物を切れる剣となり、剣の名前を言って、最終的に

相手を、直接切るか、オーラを飛ばして相手を切ります。

 鞘に入れると、刃が欠けていた場合は自己修復します。

戦いの最中に折れても、光剣として使用可能。


 なぜ、名前を言うかと言うと、漫画などで技の名前を言って攻撃するのが

カッコいいのと、魔法での詠唱のような感じで決めたいという

勝人のわがままのために、明美が取り入れたものです。


通常状態では、恭子の使用するダガーより少し劣り、掛け声を言った後は、

恭子のダガーより少し上となります。


制作者 天理明美 マサムラ


使用者

柴田勝人、パクオット、リストォラ、ツヴァイセル、ボブレフト、

新条、城之内、南原など



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