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旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第3章 人と人の繋がりを……

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96話 自慢の彼女です……

 王都の西の城門を潜り抜けて、中央に聳え立つ大きな時計台へと

石畳みの道が続くのを、クチナに引っ張られる箱車の御者席から

王都の外からでも確認は出来たが、改めて見ると、

 「デカいなぁ! あそこが宮殿か?」

王都の中に入ってから、制限速度を守るかのように

 ゆっくり時計台に向けて進んでいるクチナが

「宮殿は左側の小高い所に建っています」

  その言葉で左側を見ると、巨大な塔が何本も建っている巨大な宮殿が

王都全体を見渡して、如何なる対処も出来るぞと言ってる感じで、

 「凄いなぁ……で目の前のは?」

   「あそこは、屋根までの吹き抜け構造になっている集会所です」

 「大聖堂ではないのですか?」

アルテイラはフードを被りながら箱車の中から言うと、

   「この国は、神を崇拝はしていますが、他の国々みたいに

     集まってとかは無いです」

 「神の神託や願い事は、教会でお祈りをする方が、   

   司祭、司教と共に行えば、神も心快く聞いてくれると思いますが……

アルテイラが言うのを、クスっと笑うクチナは、

 「この国には教会がありませんし、司教などの位階もありません。

   この国に入ってから見てないでしょう?」

「そうですな、街でも教会がなく、困りごとや天候のことで

  王都のミートラップーへと……

アルテイラも思い出したのか、笑いながら言った後に、

 「駄目神のソラスか……

俺は歩いている人たちに聞こえないように言った後に、

   「国境で騒いでいた奴も来てるんだろうな……

ミューブル王国に入るための西の国境検問所の砦の門で、

神ソラスを散々に罵倒していた男性を思い出しながら、

箱車、荷車、幌車を牽引しているゴーレムが目に入って来たので、

 「運搬用のゴーレムか?」

クチナに言うと、

  「はい、そうですよ!」

明るく言うクチナに、「似てる! 俺の恋人に似てるのは、許せん!!」

 俺が御者席で叫んで言うと、歩いている人たちは、俺を見てクスクス笑って

通り過ぎていくが、俺は気にせずに、

 「制作者に断固抗議する!!」

クチナはクスクス笑った後に、

 「テルタさん、魔王が私たちを見て、制作しましたから……

   「謁見は中止! 王都を出て、魔王の所へ!!」

俺が右手の人差し指を時計台の向こうを指して叫ぶと、

 「落ち着いて下さい! 私はドラゴンシリーズの1つで、

   同型が6体いますよ」

「同型? それも許せん! 抗議する!!」

  「アケミさまの師匠が、制作者ですが……

「と、言うことは、魔王より上で、魔王の娘よりも上で……

アルテイラが言うので、俺は振り上げた拳を下げて、

  「セント・ギアなら……ハアハアアアアァァ……

 俺のレベルでは、戦う以前の問題で、抗議などしたら元の世界に

戻れなくなる可能性も高くなり、それにレベル飴も貰ったので、

我慢するしかないと思って、乾いた笑いで声を出していると、

   「クチナ殿自身は、空を飛ぶゴーレムと言ってましたが、あれは?」

 「羽はありますが、前後のバランスを取るために在るもので、

   テルタさんが言った通り、荷車などを牽引する運搬用のゴーレムです」

そのゴーレムを見ていると、魔導士が付いているので、

 「クチナみたいに、戦闘は?」

「無理ですよ! 消費する魔素が多すぎて、直ぐ動けなくなります」

  「改良をしていけば……

アルテイラは、御者席へと出入り出来る箱車の扉の窓から話をしていたのを、

扉を開けて、俺の後ろの壁に背を付けながら、歩いている人々に、

 獣族である自分を見せないようにして話すと、

  「ゴーレムを制作するより、人を鍛えた方が簡単ですよ」

「それでは、人が……

  「この世界は、異世界召喚を覚えました……

 「人族の勇者【コウエツ】、テルタ殿、我々の常識を変えるほどの……

「異世界召喚は続きます、魔王が倒れても……

俺はクチナとアルテイラの話を聞いていて、

  「ツカサは上王、ツカサの妻たち、あの魔族の夫がいる。

    召喚しても、誰も敵わないだろうな」

現魔王が倒れた後も、つかさは帰還後も来るだろう。明美の眷属でもあり、

 ミューブル王国の上王に即位したのだから言うと、

  「もう1人いますよ! 任務が終われば、この国に来る……

 アルテイラは馬車の後方にある出口の扉の窓の方を眺めながら言うと、

「ダルザニアか……」

 元勇者の明希人と勝負をすると言って戦っている最中だろうが、

タイザール帝国の狂戦士化は、つかさの妻の1人によって死を与えられて、

蘇生された時に失われたが、その代わりに明美の眷属になったことで、

天使化のスキルを得て、つかさの友人が魔族と融合した姿と

戦った時に使用した姿は、プラチナゴールドの毛並みの神々しい姿だったが、

融合体の圧倒的な力の前に敗北したが、天使化で鍛錬すれば、天使化の力を

全て使いこなすことが出来るはずだが、邪道と言って、

 「天使化すれば、圧倒的なのに……

「アキヒトさまに使用したら、大人と子供の喧嘩ですよ」

  俺の呟きに、クチナは答えてくれて、

「ダルザニアが俺の師匠で良かったよ」

  フッと笑って言うと、

   「自分自身の力で勝つ! アケミさまが惚れるわけねぇ……

  美里の主であり、最強の魔族の夫である竜巳の主であり、つかさの主でも

ある明美は、兄貴と結婚するらしいが、ダルザニアのような方に惚れるらしい。

惚れて最後までとは13歳なので無いらしいが、挨拶と言ってキスを

しているらしいので、成人したら兄貴以外にも複数と結婚する可能性が

高いので、

 「アケミの兄貴も大変だ!」

 クスッと笑いながら言うと、アルテイラは、

   「そうですな…… 口に手を当てながら笑っていて、

クチナが引っ張ている箱車は、西の王都の城門から1時間ゆっくりかけて

時計台の前まで到着して、その壁に沿って、

 T字路に分かれている道を、左に曲がって宮殿へと進む。


 西の城門から時計台、時計台から宮殿へと続く道路の道端では、

行商が馬車を止めて店を開き、仕入れた物を並べて行き交う人々に

声をかけている。また、露店や屋台も出ていて、村や街の

名産品を売ったリ、果物を売ったり、香辛料を売ったりして賑わっている。

 「魔族はいるわ、人はいるわで、宮殿まで遠いな……

御者席から周りを見ながら呟く俺に、

 「魔族の大陸から、コンピーコム王国から、

    王都に住む貴族の方に買って貰おうと……

クチナも周りを見ながら話すのを聞いて、俺は注意深く観察して、

「……なるほどね。身なりも良い人が多いな」

  「先ほどの通りより貴族が多い感じですな」

アルテイラも箱車の窓から見ながら言うので、

 「時計台を中心に東西南北に広がっている通りは、商業地区になっています」

今は宮殿に向かって北に向かっているので、クチナは左の方に顔を向けて、

 「左側の奥が、公爵、伯爵などの貴族、右側の奥が男爵や騎士爵の

 住居になっております。私たちの後方が民間人や商人たちの住居に

  なっています」

 クチナの説明で、宮殿の周りに貴族の住居が集まっているのは、

緊急時に直ぐ集まれるようになってるんだなと思っていると、

 「お前は行商か? ロブシェリルの魔道具は無いか?」

貴族の青年が俺に話しかけて来るので、

 「俺たちは、コンピーコム王国の方から来た!」

   アルテイラは身を隠すために、ソファから床に寝転がって、

 シートを被って身構える。本当は隠れることもないが、

  トラブル回避の為である。

「嘘を言うな! 運搬用のゴーレムだろ! これは……

  クチナを運搬用のゴーレムと勘違いしているようだが、

「私は、この方たちを宮殿まで運ぶ途中です」

  クチナが声を出して言うので、青年はビックリして、

「ゴーレムが……

  驚いていると、周りにいる人々も青年と同じように驚いている中で、

「クチナじゃない! 最近見ないと思ったら、

  彼氏とデート!!?」

嬉しいことを言ってくれる女性を見ると50過ぎの

 ふくよかなおばちゃんで、

  「ミネルーさん! 友達ですよ!!」

クチナが友達と言うので、がっかりしていると、

 青年はミネルーに詰め寄り、

  「このゴーレムを知っているのか!!?」

その青年をたしなめるように、「お兄さま! 冷静に!!」

 青年に言う女性は、15、6の少女で、目が大きく可愛らしい顔で、

目の色は茶色で,髪は金髪でポニーテールにしている。

   で、その下に髪をねじった束を結んでテールにして、

    ポニーテールにしている髪を支える感じの髪型で、

     フード付きのローブを着て体の体形を隠している。

「あんた余所者かい? この国では誰でも知ってるよ!」

  青年は「えっ! と驚いてミネルーから離れて、

行商の者たち、露店、屋台を出している者たち、周りにいる者たちを

見渡して、ふくよかなおばちゃんと数人以外は、青年と同じように

驚いていて、「噂では…… 「次期王の為に魔王が……

 「喋るなど……

プライム村で村人たちが言っていたようなことを言うので、

 「クチナって、存在が知られてないのか?」

俺が言うのを、「宮殿内か、コンバルド王国の国境の近くの練習場か、

 国境沿いの見回りをしていますから……

クチナに続いて、「そうだったの? 私たちの露店の準備や、村で農作業など

 手伝ってくれるから、誰もが知っているもんだと……

ふくよかなおばちゃんが言うので、

 「ミネルーさんの所は、特別ですから……

クチナは言うが、「特別……?」

 俺が言うと、「此処では…… 口に人差し指を当てて言う姿に、

「まるで、人のようですね……

  少女が言うので、御者席から少女を見下ろして、

   「そうさ! 人さ! 俺の恋人だ!!」

俺が言うのを周りは驚くが、「素敵な方ですね……

 クスッと笑った姿を、青年は驚いていたが、

  「もし、よろしければ、あなたの名前を……

    聞いて来るので、

「俺か…… 御者席から立ち上がり、

  「タイザール帝国の元勇者! テルタ!!」

頭を抱えながらクチナが、「テルタさん! 元なんですか?」

 周りは、俺が獣族の勇者と知って騒めいているなかで、

俺はクチナに顔を向けて、どう言おうかと悩んでいると、

 「今度の人族と獣族の戦いで、獣族が負けるからだよ!」

ふくよかなおばちゃんが言うので、

 「そうさ! クチナ達も参加するし、帰ったら勇者を止めて、

   魔王が敗れるまで、クチナとな……

少女は、またクスっと笑ってから、

 「恋人でしたね……

   「友達よ!」

     少女に顔を近づけて言うクチナに、

 「おい! 恋人だろ!!」

   クチナに叫んでいると、

少女と、ふくよかなおばちゃんと一緒に露店を出している者たちは笑っているが、

 「恋人とは……

青年が言うが、「お兄さま、人とゴーレムでも恋になりますよ」

 「中に人が入ってる感じだからか?……

少女は、ニッコリ笑ってから、

 「私は、カーディオン王国の第1王女【アーシーリヴァ・ト・シズマ】

   です。こちらは第2王子のダバルト・ド・シズマです」

唐突に名乗りを言う少女に、

 「なぜ? こんな公衆の面々で……

   青年は驚いて、少女の肩に手を置いて言うと。

 「テルタさんが名乗ったので、こちらも……

少女の発言に驚くが、カーディオン王国と言えば、クチナのパートナーの

べルールの出身地であり、第1王子が亡くなり、跡目争いが起こっている所で、

その渦中の第2王子が此処に居るのも驚くが、つかさ達が見過ごして

入都させるわけじゃ無いのは、俺たちが、この大陸に来た時点で

監視されていたと同じで、何か考えがあるのだろう。

  「名前を聞いても分からないから、宮殿に……

クチナも頷き、

  「ミネルーさん! 皆さん!! 明日の朝は手伝えますから……

 クチナは、ふくよかなおばちゃん達に、軽くお辞儀をして進もうとしたら、

 「待て! ゴーレムを置いて行ってくれ!!」

第2王子が言い出すので、「俺の恋人のクチナをか?」

 第3王子の為に、この国の次期王に成るロックティラを得ようとした

ように、この第2王子は、クチナを得て権力を見せようと言う考えだろうが、

 「それは無理だ! 恋人であるが、この国の物だ!」

「それは分かっているが……

  分かっているなら言うなよなと言う顔をしていると、

   「今度、武闘大会があるから、そこで勝って望めば良いんじゃないかい」

ふくよかなおばちゃんが言うので、

 「そうか、その手が……

笑みを浮かべて第2王子は言ったが、

 「クチナはダメだよ、獣族の勇者の前世での御袋さんだからねぇ……」

ふくよかなおばちゃんがクチナの前世のことを言うので

 俺は驚いていると、

 「な、なぜ……

ふくよかなおばちゃんの発言に動揺するクチナが呟くと、

 「ミサトちゃんから聞いたよ!」

 ニヤニヤしながら、ふくよかなおばちゃんが言うのを、

   「あの変態がぁぁあああ!」

美里に対して怒っているクチナに、追い打ちをかけるように、

 「息子と一緒に生活をして、子供を……

「そ、そ、そこまで話してるうう……

  黄色い体が橙色に染まっていくクチナは、

「ミネルー…… 後は何を聞いてるの?」

恐る恐る聞くクチナに、

 「この王都に居るって言う……

「そ、そこまで!! あの変態! 口が軽すぎるぅぅうう!!!」

激怒して言うクチナに、

  「で、キスは?」

「タダの友達、友達!! キスなんて!!!」

ふくよかなおばちゃんに手を横に振りながら、

 「宮殿に! きゅ、宮殿に行って、明日は謁見!!!!

 これ以上いると何を言い出すか分からないので、

クチナは俺たちが乗っているのも構わずに、物凄い勢いで

箱車を引っ張り出して、箱車は土煙を上げながら宮殿へと猛スピードで

この場所から走り去った。

 そして、宮殿の前園の正門の前で急ブレーキで止まったので、

クチナに箱車はぶつかり、箱車は壊れて、俺たちは地面に放り出されて

怪我をしたので、クチナの回復魔法で回復させてもらったが、

前園の正門を中心に宮殿を囲っている柵に背中を着けながら

 「スピードを出すと、こうなるから、ゆっくりだったのね……

   ため息交じりに言った言葉に、アルテイラも頷いていた。



最後の方は、露店を出している女性と何を言ってるのか分からなかったが、

 ゴーレムの行った先を見ながら、

  「あれを手に入れれば……

アーシーリヴァの肩に手を置いて言う俺に、顔を向けながら、

 「お兄さま……

目を閉じて、肩に置いた手に、自分の手を添えてから、

 目を開けて、俺の顔を見るので、

「お前は、あれを手に入れるために、あの男の妻になってくれるか?」

ゴーレムはミューブル王国の物なのに、なぜか私は、あのゴーレムが

獣族の勇者の物で、妹を妻にと差し出せば、あのゴーレムを得られるのでは

と思って言った言葉に戸惑いを感じていると、

 「お兄さまが、王になる為なら……

目から涙を流しながら言うので、婚約者だった公爵の息子のことを

また、思い出しているのか?

 あの悪夢のミューブル王国への侵攻で命を散ったため、

アーシーリヴァは、悲しみのあまり体を壊し、2ヶ月前まで

 部屋で養生をしていた。

 「俺の立場が弱いばかりに、お前に……

「いえ! 弟は何もない凡才。公爵や伯爵の操り人形で、

  お兄さまが王にならなければ……

「あんたらさ! ドラマみたいなこと言うなら宿でやらないと!!」

先程、ゴーレムと話をしていた露店を出している女性が言うので、

 俺たちは周りを見渡して、ゴーレムと獣族の勇者などのやり取りで、

呆気に囚われていたのか、公衆の面前で、国の内情を言ってるのに

気が付き、「や、宿に戻ろうか……

 赤面しているアーシーリヴァも、「はい……

  小声で言って、俺たちは宿のある王都の南の方へと向かった。


宿泊兼食堂のアレンジメイトに戻り、2階の借りている部屋に入り、

ベットに座り、アーシーリヴァも隣のベットに座り、

 「あの走りを見たか?」

「お兄さま……見えませんでした」

  下を向くアーシーリヴァに、「俺もだ!」


暫く沈黙が続き、廊下や食堂から話し声が聞こえて来て、

今夜泊まる者たちで賑わって来ているようだが、

 「兄上が亡くなって、次期王候補は、俺と第3王子の

   カレムだが、正妻の息子だから……

何度も言っている話を、眉間に皺を寄せて苦しい感じで言うのを、

 「キャブルト兄さまは、優れた方で、お兄さまたちは、

   剣や魔法の修行を止めて、政治に入ってサポートを……

アーシーリヴァも何時ものように答えてくれて、

  「国の運営がスムーズに動くためにな……聞いた時は……

 あの時の王宮の第1応接室での兵から聞いた一報を思い出すと

目から涙が溢れて、目の前がぼやけて来るが、

 「敵国、魔族もいるが、此処で武器を買って、

   弟を出し抜かないと……

「お兄さま……あのゴーレムを何としても手に入れましょう!!」

俺の横に移動して、俺に寄り添い、俺は頬にキスをしてから、

 「ロックティラの戴冠式後、武闘大会が開かれる。

   それに優勝し、優勝した者が、この国の最強の勇者に勝てば、

    なんでも願いを聞くそうだ!!」

 宿に向かう間に、時計台の前の大広場に掲示されていた

武闘大会の詳細をアーシーリヴァに話すと、

「この国を……大臣たちも誰も文句は言いませんわ」

  「それは無理だろう……あのゴーレムをもらう」

もう一度、頬にキスをして、「夕食にするか……

 頬を染めて、「はい! お兄さま……」


 俺たちは部屋から出て行き、1階の食堂へと向かう途中、

アーシーリヴァは階段の窓から外を眺めている様子は、

 大広場で、ゴーレムが行った方向をボーッと見ていた感じと

一緒で、俺は階段を下りるのを止めて見ていると、

  「セレブロスさま……


「何を見ている……

私は、タイザール帝国の皇帝の掛け声に、

  「雪が止んで、空の雲の隙間から覗く星を見ていました」

ベットから皇帝は起き上がり、東の空が明るくなって来ているので

 「久しぶりの太陽が見れるな……

皇帝が言うので、

 「3日ぶりですね……

   皇帝に言ってから、窓の外を見ながら、

 今頃、アーシーリヴァとして輝太に初めて会ったころね。婚約者だった

セレブロスさまは、ミューブル王国に攻め込んで亡くなったことを聞いて、

何日も部屋で泣き叫けんでいたら、ソラスさまがクチナお母さまと現れて、

 「新しい恋をする気はある……?」

   「する気は……修道院に……

 ソラスさまが言うのに答えた私に、ソラスさまが1枚の写真を

私に見せてきた時に写真に写っている輝太を見て、

「このす、素敵な方は?……

 「もう1枚…… 渡された写真を見ると、

   「この方は……

首を傾けて言う私に、「輝太には頬を染めるのに……

 クチナお母さまが言うのが理解できなかったけれど、2人は私の両側に

座り、私がミューブル王国で開催される武闘大会で亡くなること。

 転生して、今はタイザール帝国の皇帝の慰め者になっていることを聞かされ、

最初は絶句したが、輝太に喜んでもらう為の行いと聞かされた時、

私は体が熱くなり、ソラスさま、クチナお母さまの計画に

参加することにしました。

 帰還後は、他の女性たちは薬やポーションなどの薬漬けで、体が異性を求める

行いを狂うようにするようですが、私の場合は、ソラスさまによって耐性があり

暫く演技をすることにして、クチナお母さまの前世が亡くなるあたりで

正気に戻る計画です。

 「何をずっと外を見ている?」

   「外の景色が素敵だったので……

皇帝の問いに答えると。

 「お前の体の方が素敵だ!」

   「陛下、ありがとうございます……

私は皇帝の方に裸体を見せながら、皇帝の方に行くのを躊躇っていると、

 「「 早く、此方に…… 」」 

お兄さまと皇帝が同時に言ったので、笑みを見せながら、

 「「 何処にも、今は行きませんわ……

前世の私は御兄さまと食堂に、私は皇帝がいるベットの方に歩き出した。


 「アーシー、獣族の勇者の妻になど……

アーシーリヴァは首を横に振って、

   「お兄さまが王に成ることが、今の私の希望ですから……

 食堂に入って、商人や商人の雇われた者が騒いでいるが、

今月の終わりにある武闘大会の話を中心に盛り上がっている。

 ミューブル王国の勇者は、失格勇者と言われ、人族対獣族、人族対魔族の

ゲームにも参加せず、失格勇者を見た者は、あまりの不甲斐なさに呆れて、

ミューブル王国の王を失笑した。

 人族の大陸の29か国が、ミューブル王国を占領する戦いでも、失格勇者は

現れず、ミューブル王国の卑劣な手で、29か国の兵が全て亡くなり、

アーシーリヴァの婚約者のセレブロスも亡くなっている。

 今回、武闘大会が開催され、優勝した者は、ミューブル王国の

最強の勇者と戦い、勝てば、どんな願いでも聞くそうだが、

ミューブル王国の王に就くロックティラが最強の勇者だろうが、

出ることは無いだろう。

  「最強か……

 人族の勇者で最強と言われたウインライム法皇国の光悦は、人族対魔族の

ゲームで命を落して居ないので、それ以外で最強と思い当たる人物を

思い浮かべられなかったので、何も言わずにテーブル椅子に座り、

夜の献立が食堂に入る前に書いてあった掲示板通りに、野菜のサラダを

給仕が持って来てくれるのを見ながら、

 「失格! 失敗! 勇者を戻らせて! 

       この国を俺たちに! ワハハッハハ!!!!」

上機嫌に言っている剣士を見ながら、

 「私が居るのに……

 フフッと笑いながら言うと、

   「ゴーレムは、お兄さまの物ですね……

アーシーリヴァもクスクスと笑って言うと、

 「あのレベルばかりならな……」

小声で言ったのを、アーシーリヴァは頷きながら、

 「魔族を勇者って……

 私よりも小さい声で言ったのを、周りが煩かったので聞くことが

出来なかったが、手で野菜に具を乗せて、そのまま野菜を巻いて口に入れながら、

明日の10時から開く武器屋に、魔族の大陸から武器が大量に入って来るので、

テーブルの横に立て掛けている剣より上の剣を買う予定である。



ミューブル王国の王都【ブレーリト】のミューラ宮殿の

 礼拝堂の地下にある獣族の密偵が捕まっている牢部屋に向かって、

クチナ、アルテイラと共に下りている。

 壁に付けられて並んでいる台にある蝋燭によって薄く灯り、

犯罪を犯した者が脱獄しても、走りにくいと思いながら、

 「警備も居ないし、スキルを持っていると、簡単に脱獄できそうだな」

アルテイラは俺と一緒で、注意深く階段を見ながら下りていて、

 「宮殿の正門の通路に描かれていた壁画の神々に関係するのか、

   此処は、魔法などが使えないようになっていますな」

 俺はそれを聞いて、スロースリーラ食堂宿でのアルテイラと

ダルザニアの戦いで、魔法が使えなかった話を思い出して、

 「神級の奴が結界を……魔素は?」

「結界の維持のために、魔素回路に魔石を埋め込んだのが

  地面に埋め込まれて起動してますから……

余裕のある歩みで、俺たちに合して下りているクチナの説明で、

 「ダルザニアの剣と同じですかな?」

アルテイラの疑問に、「そうですよ……

  フェイスマスクをオープンにして、魅力のある唇を動かして言う

 クチナに、「あの宿の魔法遮断は、アケミさまの魔道具でしたな」

アルテイラは確認のために言うので、

 「此処のも、アケミさまが1000年前に、この王国が建国された時に

   設置した物ですよ」

クチナは平然と言うが、明美は神であり、つかさの主であるが、

 同学年と聞いているので、

  「中学2年生で、年齢が……

アルテイラは納得した顔で、「時間軸が違うと言うことでしょうかな?」

 「そうです!」

クチナはアルテイラに言った後に、

 「輝太! それくらい直ぐ分かりなさい!!」

勉強しないでゲームをしている時に言う感じで怒るので、

 「1000年だから、と言うことは、此処では1000歳のババアァか?」

クチナとアルテイラは俺から離れて、

 「た、多分聞いてますよ……

アルテイラは俺から目を逸らしながら言った後に、

 俺はトントンと肩を誰かに叩かれたので、

  「此処の番兵か?」

振り向くと、茶髪の少女がいて、

 「輝太君! 1000年前に10年も此処に居ましたが、

   19歳になった私は、お兄さまと!!」

ティーシャツにブルゾンを着て、パンツにスニーカーを履いて、胸があるから

女性だと分かるけど、前にも会っているなと思いながら、ババァ発言は、

お咎めなしみたいで安堵していると、

 「秋人さまと……ね」

クチナが口を合わして言うと、

   「何回も約束の14歳を超えてるのにぃぃいいい……

 と言うことは、召喚か自分でか分からないが、何回も約束の年齢を

超えているが、初めての行為の約束を兄貴は破ってるわけだが、

 「兄貴だし、兄妹で……

 元の世界では駄目なことだが、

  異世界までは通用するかどうかは分からないが、

   明美は俺に向けて、

 「輝太とは、姿を現して会うのは2回目ね」

ニコッと笑って言うので、2回目と言うことは、1回目はクチナに

 玩具のハンマーをぶつけていた時かと思い出したが、

  「私は、天理明美……

俺に右手を差し出してくるので、

   「この世界で、母さんと会わしてくれてありがとう」

俺も右手を差し出して、俺と明美は握手をしてから、

 「お兄さまが戻って来たら、さっき言った、

         この世界では1000歳のババアって言ってね」

 明美が可愛らしく言うので、「き、兄妹で…… 困りながら言うと、

  「私の名字は天理、お兄さまは上杉、問題なし!!」

 顔を近づけながら言うので、明美がダルザニアに好意を

持っているのと同じで、秋人と言う人物を御兄さんと呼んでいて、

ダルザニア以上に秋人と肉体関係を結びたいのかと思って、

 「一緒に、説得してやるよ!」

俺の言葉に、ありがとうと言って、

   「買い物があるから、またね」

 この場所から消えて行き、

  「一途ですな……

アルテイラが消えた場所を見ながら言うが、

 「でもね、教師に恋してるんだよねぇ……」

クチナはニヤニヤしながら言うので、兄貴が1番だろうが、

 兄貴1人では、明美は手に負えない感じがするから、

  「逆ハーレム作りそうだな……

クスッと笑っていると、

 「ツ、ツヴァイは、お兄さまと感じ似てるの! お兄さまが居ない寂しさを

   埋めるための、どどど道具、道具!! 恋じゃないよ!!!」

俺たちの頭の中で苦しい言い訳を明美が喋った後に、

 「て、輝太! お母さまと仲良くね!!! 買い物、買い物!!」

俺と母さんのことを言い終わってプッと繋がりが切れてから

 「母さんじゃねえ!! 恋人と仲良くだろ!!」

   地下全体に響く感じで叫んでいると、

「友達! 恋人じゃないよ!! 輝太!!!」

  クチナが言うので、「どうせ暇になる! つかさを超えて、

   明美に、クチナの恋人と言わしてやるぅぅううう!!!」

新たな目標を言った俺に、「がんばれ! 男の子!!」

 クチナも応援してくれているが、

  「捕まってる方たちの所に行きましょう……

 アルテイラは苦笑いしながら言った後に歩き出したので、俺たちも続いた。


 獣族の密偵が捕まっている階層に着いて、更に蝋燭の灯が薄く

暗くなっている通路の奥から2番目の牢部屋に赴いて、

牢部屋の中を見ながら、

  「獣族の大陸から来た密偵ども、生きてるか!?」

牢部屋の暗闇から、

 「い、生きてるかだと!! お、俺たちを、し、死刑にするのに!!」

男の声が重々しく発せられたので、

 「アサシンのウリュウか?

        ホッソソック王国の勇者だったかな?」

俺の言葉に、「尋問もされてないのに、なぜ知っている!!?」

 牢部屋の鉄格子の棒に手を掴んで俺たちを見る優瑠は、

痩せているが元気そうで、髭は剃れないのか無精ひげが伸びている。

 「お前は、最強の勇者! テルタか!?」

 優瑠の言葉に奥に居た者たちも鉄格子の方に来て、

俺たちを見る者は、兎族の女性、狼族の男性、鳥族の男性の3人で、

 「テルタ! お前も捕まったのか!!?」

 狼族の男性が言うが、名前は知らないので誤魔化そうと思っていると

クチナが覚えていないのって、階層の出入り口の所で手を上下に振って

いるが、会うのってゲームの時だけだし、アルテイラだって、

今回の旅行で、名前と人物が一致したくらいのレベルで、

 「俺たちは、特使で来たから、明日、王と謁見だ!」

 狼族の男性の名前を言わずに告げると、

「……そうか」

   助けに来たわけじゃないのが分かって、

  顔を地面に向けて肩を落としている

 狼族の男性に変わって、

  「あなた1人で来たの?」

うさ耳が周りを確認する様に動いてるのが可愛いなと思いながら

 言おうとすると、アルテイラは姿を現して、

「あなた方とは初めてですな。

   私は、アルテイラ! 神ソラスさまを補佐する者です」

  牢部屋に入っている4人は、アルテイラの言葉に、

   エッとするような口を開けてアルテイラを眺めているので、

    せめて、神ソラットと言えよなと思いながら、

 「明日の謁見で、無事に国に帰れるように進言します」

4人は顔を見合わせながら、このまま死刑にならずに帰れる可能性を

 アルテイラが言うので、

「此処には、見張りの兵も居ない! 今すぐ出してくれ!!」

  優瑠が言うが、

「駄目ですよ! 王が認めない限り、此処から脱獄すると

   地獄か、死んで記憶もなく転生ですよ」

その言葉に、「そこに居るのは誰だ!!」

 響くように大声で言うので、

  「おい、クチナ!」 

    呼ばれて姿を現したクチナを4人は驚きの表情で見た後に、

 「ロボットが…… 震えるように言う優瑠に、

「俺の恋人さ! 美しいだろ!」

  俺が言うのを聞いて、クチナを見て、俺を見てから、

「女に飢えたからって、ロボットは無いだろ!!」

  大二に言われたようなことを言うので、

「クチナは素晴らしい女性だ! 1人の女性だ!!」

啖呵を切って言う俺に、呆れた感じで見ていて、それを見たクチナが

俺の横に来てから、

 「私は、ロボット生命体です。私はパートナーが居ますが、

今は、テルタさんの護衛をしています。で、友達です」

 丁寧に言うが、「恋人だろ!!」 

  「友達です!!」と、何回も同じことを繰り返して、

そのやり取りを見ていた全員が笑い出して、

 「笑うな!」

顔を赤くして言う俺に、

 「外観がどうあれ、仲がいいみたいだな」

「ウリュウ!…… 呟いた後に、優瑠を優しく見てから、

 「無事に帰れるようにするよ!」

記憶は変えられては伏せて言った俺の言葉に、

「王でもないのに、よく言えるな」

  優瑠の言葉に、他の3人も頷いていて、

   「俺は王よりも上だからな」

右手の親指を自分に向けながら言うと、

 「あなた、何を言ってるの?」

   兎族の女性が呆れた感じで見て言うので、

「正確には、テルタ殿の母上のパートナーが王より上と言うことです」

アルテイラも説明するが、同じように優瑠たちは見ていて、

 「説明が不十分ですよ!」

クチナは言うが、耳元で、

   「記憶が変えられるって聞いるけど、説明が難しい」

     囁き声で言ったのを

 「何を喋っている! 記憶を変える?」

狼族の男性が鋭い目つきで叫ぶのを、

   「ミューブル王国に送った密偵のほとんどが捕まって、

     記憶を変えられ戻るそうです……

アルテイラに続いて、

 「そのせいで、港に着いて、隣国のミューブル王国に行けると思ったら

   国境は閉鎖されていて、予定より遅れて、今日着いたばかりだ」

ずっと黙って聞いていた鳥族の男性が、

 「牛の月に獣族トップ会議がある。ベイノーランからでは

   間に合わないぞ!」

 魔族が治めているロブシェリルから獣族の大陸便は無いので、

スタンテッド王国の港町【ベイノーラン】からになるが、

コンピーコム王国経由で、馬車でも10日はかかる。

 最初は歩きで、途中からクチナが引く箱車で来たが、ロット王子と

修行しながら来たので20日かかっている。ミューブル王との謁見の

報告のために、獣族トップ会議に出席するわけで、

鳥族の男性が知ってると言うことは、アーフェンリスク王国の王に

近し者がと考えていると、

 「予定は未定だ! 次で報告すればいい! バードメールで各王に!!」

俺が言うと、怪訝そうに、

 「竜の月の獣族対人族の編成もするのだぞ! 卯の月の会議では……

 言うのを聞いて、

「この国だけが参加で、俺が居るタイザール帝国だけで対応が出来る。

  ゲームの開催国のエル・エランドゥ国の参加も多いくらいだろ?」

本当は、美里だけが参加の1人対何人か何国かは知らないが、美里の力を

知っている俺から言えば、戦う前から敗北で、エル・エランドゥ国の次期王の

力を見せるためのパフォーマンスであるので、適当に言ったのを、

 「バカか!!? 何処の国も大量の兵を注ぎ込む! 

   ミューブル王国の兵を何人殺したか、総司令官を殺した者が

 何処の国の者かで、ミューブル王国の領土の獲得の割合が変わる!!」

初めて知る内容に、アルテイラを見ると知らない感じで首を横に振り、

牢部屋に入っている鳥族の男性以外は驚いていて、

 「母さん! 盗聴とか……

内容的に聞かれるとヤバいと思ったので、今更ながら聞くと、

母さんと聞いて驚いている牢部屋の者たちを無視して、

 「輝太の持って来ている親書に、ミューブル王国が引き分けか敗北で、

ミューブル王国を植民地にすると言うのが書かれているのは知っているから、

それに、盗聴以前に送り返すときの記憶を変える時に、

 ついでに聞いてますよ……

  「……だったら、良いか」

親書の内容は知らなかったが、スロースリーラ食堂宿のダルザニアたちと

光悦の戦いの時に見たんだろうなと思っていると、

 「記憶を……我が国に偽りの……

クチナを歯ぎしりしながら鋭く見ていて、

 「密偵の殆どが、魔族の参加を気にしてるみたいね」

澄ました顔で言うクチナに、

  「魔族か……

竜巳と竜巳の妻の最強の魔族の女性の融合体を思い出して呟いた後に、

 「参加しないさ!」

「なぜ分かる?」

鉄格子から俺の襟を掴んで言うので、止めろと牢部屋の3人は言うが、

 「落ち着いて!」

 アルテイラが言うので、襟から手を離して、「聞かせろ!!」

  鳥族の男性は語気を強めて叫んだ後に、

「この国の勇者の1人、ミサト殿が参加するだけです」

  真面目に言った言葉に、牢部屋の者たちは笑い出して、

「最弱で、失敗勇者だろ、ひ、1人で……

   優瑠は笑いながら言うが、

 「俺たちもそうだったが、この世界を創造したソラスの娘の

   旦那、魔王の娘たちを嫁にした旦那……

俺の言い出した言葉に、優瑠の顔は青ざめて行く中で、

 兎族の女性が、

  「な、何を……この大陸の神が……

震える声で言うので、

 「3大陸の神は同一人物です。私も聞いた時は驚きましたが……

アルテイラが横から入って来て言うのを聞いて、

 「……で、ミサトとか言うのは?」

鳥族の男性が聞くので、

 「ソラスの友人の神アケミの眷属さ!

   5月にあるゲームは……解るだろ?」

「お前たちは裏切ったのか?」

  震えながら鳥族の男性が言うので、

「まさか! 任務は遂行するが、今言ったことは言わない!!」

 「それが……

狼族の男性が言うが、

 「信じられるか? 皇帝に言っても戯言と言われて終わりさ」

牢部屋の4人は顔を見合してから、優瑠が、

   「た、確かに……

「と言うことで、俺は任務遂行後、この国でクチナと優雅な生活をする。

  今のお前たちみたいにな、フフッ……

「テルタ! 何処が優雅だ!!」

 俺たちが牢部屋から離れて行くのを見ながら、優瑠が叫ぶのを

聞きながら、階段の方に向かった。


 「4Pプレイなんてしたことないわ」

頬を染めるクチナに、

「ある方が、おかしいだろ! 母さん」

  予想通りに暇だから、牢部屋でしてて、俺が声をかけたので、

慌ててガウンなどを着て、対応してた感じだが、

  「つかさ様や竜巳さまは……

ライトノベル系の小説やマンガやアニメでよくあるハーレムを形成していて、

何プレイをしているか知らないが、

 「母さんと適合した人とするだけだよ……

「まあ! 生涯で1人なの……

  普通そうだろうと思って、後ろから歩いて来ているアルテイラに、

   「アルテイラは?」

「私は、今の妻1人です。司祭になる前に……

  「そうだろ! 母さんも親父だけだろ? 離婚後は武人の親父とだろ?」

クチナに言うと、指で数えていて、

 「おい!……

「はい……

左腕のパネルを開けて、計算し出していて、

  「帰還したら、親父に言う!!」

「結婚前よ! お父さんと結婚してからは、お父さん1本よ!!」

縋るように言うクチナに、

  「どうせ離婚するんだ! バラしても!!!」

「私モテモテで、お父さんも知ってるわよ! ワハハハ……

乾いた笑いが響くが、

 「親父のコンビニに男連れで来てたか、姉貴が言っていたな……

思い出して言うと、

   「萌絵って、内緒って言ったのにぃぃ……

 「姉貴も母さん似で、学校でモテモテで困ってるから、

   恋人役でデートしてくれって頼まれた時だよ」

動画サイトで、アニメのグッズなど紹介したり、コスプレを披露したりして

人気があり、学校でも面が割れていて、アニメオタクと知れ渡っていても、

容姿や勉強が出来るので、言い寄って来る男性が多い。

 母さんも中学までは一緒に参加していたが、その時は親子じゃなく

姉妹と思われていて、母さんだよって姉貴が言っても親戚かで終わる。

ラインやメールや動画サイトのコメントで恋人にとか煩かったので、

姉貴の高校では、俺が弟と知っている者は誰もいないので引き受けて、

 「尾行したなぁ……

デートの様子を撮るための尾行で、

「動画アップしたら、呼び出しがあって説明が大変だったな……

  なので、姉貴の高校では俺の面も割れたが、男たちは安心したのか、

再アタックする者が多かったが、動画のコメント欄には書かないと言うのが

暗黙の了解になり、登録人数は減ったが、一応の効果があって良かったが、

 「姉妹だけは押し通しているんだよなぁ……

階段の天井を見ながら呟いていると、

 「テルタ殿の父上殿とは?」

アルテイラが聞いてくるので、

   「付き合っていた人と、お父さんのコンビニに行って、

     アニメのCDを購入すると、くじを引くんだけど、

      何処も売ってない限定で、3体が並んで、決めポーズが

       スーツじゃなくって私服で、書下ろし! いくら使っても

        当たらなくって……

親父のコンビニは、今時珍しい個人経営で、親父が仕入れしたいものを

仕入れると言うコンセプトでしていて、クレジットやスマホ決済も

出来ないと言う現金のみを貫き、フランチャイズ契約した方が楽だろうと

言うと、親父によく怒られた。

 八百屋からコンビニ形態に変わったので、昔からの馴染みの方が

大手の企業の社長で、そのおかげで他のコンビニにない物を

扱ったりしているので、クチナが買い求めた物も、その1つだろうが、

 「お父さんが見かけて、お客が少なくなる深夜に来たらって言うでしょ!

   それで行くと、サービスで貰ったの」

「初めて聞くけど、良かったな……で、オチは?」

空中に右手で、のの字を書きながら、

  「お客を集めるためのポスターで、くじに入っていないの……

「それって詐欺じゃ……

  「ううん、違うの。番号が張って無くって私のミスなの……

と言うことは、頬を引きずりながら、

 「宣伝用のポスターだったと……

「ピンポーン! ピンポーン!」

クチナが当たりと言うように、口で言うのを聞いて、

  「それで、旦那殿とは?」

「心使いに感動して、即求婚しました!!」

キャキャッと両手で頬を押さえて悶えているクチナに、

  「なぜ、分からなかったんだよ?」

「全部ほしかったから……

当たり前のように言うので、

  「あっそ、部屋に案内してくれ!!」

「そうね、部屋でじっくり聞かしてあげるわ」

早歩きで階段を上り始めて、

  「聞きたくねぇ!!」

叫ぶと、「参考になるわよ! 女を落とす手に!!」

 「なるわけないだろ!!」

「私は、それで落ちました!!」

笑顔で言うが、「部屋に行って、大型テレビでアニメでも見る!!」

 ログハウスにはテレビは無かった。今から行く部屋にも無いだろう。

テレビ局や再生機器もない。クチナが持っているスマートフォンやタブレットは

小さいが、それでアニメソフトを見せられていたが、

 「輝太が、アニメを見ると言うなんて、成長したわ、大型ね!!」

クチナは驚きつつ、大型と念を押して言うので、

「プロジェクターはダメだぞ! テレビだぞ! ニュースとか見たいからな!!」

  クチナの口がニンマリしていたので、

「アルテイラ! 外の宿に行こう!!」

  やばい感じがしたので言うと、

「王との会食は?」

  「「 キャンセル! 」」

クチナも言うので驚いて見ると、

 「明日、謁見で会うんだし、私の息子だからって一緒にって言うだけだから……

左腕のパネルを開いて、王に連絡をしている姿は、王を見下している感じで、

 「王に対して、その態度は……

クチナに言うと、紙を突き付けて、その紙には、

 ソラス、勇者と妻たち、クチナちゃん達、その次に王が来ていて、

「ああ……王より……

  アルテイラの方に向いて、

   「ダルザニアと合流して、外で……

言い終わる前に、クチナに体を持ち上げられて、クチナの肩に乗せられて、

 「降ろせ! 合流を!!!

「明日の謁見までに幾つか見るわよ!!」

  「ニュースを! 世間を!!!」

「あるわよ、此処じゃないけど……

  「嘘だぁ!! アルテイラ! 何か言ってくれ!!!」

後ろから付いて来ているアルテイラに言うと、

 「仲良し親子を見ると、私も息子たちと……

笑みを見せて言うが、

 「そうじゃねえぇぇ!!!!」

「アニメ見るって言ったのは、テルタさんですよ!!」

  「口調変えるな! 母さん!!」

「友達のテルタさん! アニメ視聴部屋に行きますよ!!!」

  「誰だ! そんな部屋作らしたのは!!!」

「私ですよ! 此方で暫く生活するから……

  「中世ヨーロッパ世界を壊すなぁぁああ!!!!

「下着もない! トイレのは貯める、そんなの嫌ですよ!!」

  「ロボットだろ!! レベル80なのにぃぃぃ!!!」

「ほほほ!! 私200ですよぉぉぉ!!!……

 

 言い争っていたが、途中で争うのに疲れて、宮殿の兵舎エリアの

クチナの部屋に、廊下に敷いてある絨毯を見ながらトボトボと向かった。

 





先を越されていたね!

 別にぃ……

1人でしないの……

  何を……

自家発電!

 す、するわけ……お前は?

  輝太とアーシーリヴァの行いを考えながら……

 兄貴とかだろ! お前の場合は!!!


97話 外で宿を取ろうか……

 此処で過ごすの……

囲まれて寝るのはサイコーよ!

  アルテイラは、どう思う……

胸がやたら大きいや、ええと、裸と言いますか……

 母さんの部屋の方が……転生して悪化してる……

  沢山のフィギュアに、色紙、ポスター、転生して良かった!!!

親父……良くこんなのと結婚したな……





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