待ち受け画面(二百文字お題小説)
お借りしたお題は「待ち受け画面」です。
田守優子は私の親友。時々、痛い子である。
お互いに別の場所で飲んでいた優子と私は、アルコールの力も手伝って、メールで変顔対決をした。
その時はゲラゲラ笑い合って盛り上がった。
それからしばらくして、優子と会った時、携帯を取り出して、
「この待ち受け、いいでしょ? 会社の同僚にも大評判なのよ」
そう言って見せられたのは、私の変顔の写真だった。
私は血の気が引いてしまった。
何て事するのよ、もう!
ということでした。