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前世は武神、今世は無職と呼ばれた俺は冒険者人生を謳歌してみた  作者: ネイン


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30/41

第30話 前世で武神と呼ばれた男、ギルドを結成し最初の依頼を受ける

 ルゴ家のへロルフから不可思議な動きをするオーガ討伐の依頼の話を聞いてから一週間が経ち、依頼の実施日となった。


 今、俺達はラゴール家が用意した馬車に乗り、ルゴ家の邸宅がある町へと向かっていた。


 馬車は豪華絢爛な造りとなっており、黒色を基調とし、黄金色に装飾されていた。馬車の中は三人が向かい合う形で座れるので計六人が乗車できる。


 馬車の中には俺、ハッカ、ソリス、真向かいの席にはシアドとシェナがいる。


「ではよろしくお願いしますの、ヒューゴ様、ハッカ様、ソリス様」


 シェナが軽くお辞儀する。


「いや、こちらこそ」


「そうですよっ」


 ハッカとソリスは彼女に合わせて頭を下げる。


 彼女が言ったよろしくお願いしますの意味はこれから受ける依頼で協力し合いましょうという意味合いもあるのだが別の意味合いもある。


「本当に助かったよ、シアドとシェナがギルドに入ってくれるなんて」


「さすがに村には住めないけど、名前なら貸すよ! ヒューゴ君のおかげで短期間で凄く強くなった気がするからね」


 そう言って、シアドは照れ臭そうに笑っていた。


 ギルド設立の手続きはエドゥアルドのおかげでスムーズに進んだのだが、ギルド員五名という要件は果たさなければならなかった。適当に父親と母親の名前でも書こうとしたのだが、今から五人で依頼を受けるついでにシアドとシェナもソガの村の冒険者ギルドに名前を登録してくれた。


 つまり、辺境の村の冒険者ギルドに貴族の後ろ盾が付いたわけだ。依頼が来る可能性も上がる。しかし、シアド曰く、ラゴール家もとい領主であるエドゥアルドが俺がこの地域から離れないかを監視しつつ、俺の力を利用することを考えているかもしれないとのこと。


 エドゥアルドに利用され、俺が依頼をこなす。ウィンウィンの関係でいいじゃないか! と思い、俺は快くシアドとシェナにギルド員になってもらった。そして、ギルド長はとりあえず俺だ。普通にハッカとソリスにギルド長を押し付けられた。特に断る理由もないので引き受けたというわけだ。


 ――――ルゴ家の邸宅に到着後。


 玄関前に設置されている噴水の前で冒険者達のグループが何組か集まっていた。俺達と合わせて一五名いた。


「皆さん、わしに注目してくだされ」


 しばらくすると、自分自身に注意を向ける中年男性が現れた。黒髪ミディアムヘアの毛先にカールがかかっててちょび髭を生やしていた。


「わしがオーガの討伐依頼を出したフェデリーゴ・ルゴである」


 彼がルゴ家の当主でありへロルフとヒルダの父親か。


 そういえば二人の姿は見えないな、この依頼に参加すると思うんだが。


「ここより数キロ離れた森を進むと山がある。その山のふもとにある洞窟でオーガが大量に発生しておる。オーガ全体の数も大量発生した原因も不明である。詳細不明な依頼にも関わらず引き受けてくれたことを感謝致す!」


 フェデリーゴは満足そうに俺達を見渡す。


「それと今回、わしの息子と娘が三人の騎士を連れて依頼に参加することになっておる」


 やっぱへロルフとヒルダも参加すんだな。そんでもって騎士三人と合わせるとオーガの洞窟に行くのは全員で二〇名ということになるな。

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