番外編 どうして私はTOEICで点数が取れないの?
現在、TOEIC受験をお休みしています。久しぶりの更新が番外編の言い訳回です(;^ω^)
英語の勉強を本格的に始めて4年。 ネイティブさんとも英語のみで意思疎通が出来るようになりました。 また、洋書も以前に日本語で読んだ本や漫画なら、なんとか理解できます。
そんな私の直近のTOEICの点数は345点……ちなみに、おととし受験した英検準2級は落ちました。
ここでTOEICの点数の仕組みを知らない方にご案内。
TOEICはリスニングとリーディング部門に分かれています。それぞれ満点で495点。あわせるとフルスコアは990点になります。
※TOEICにはスピーキングとライティングの能力を図るテストもあります。(TOEIC S&Rテスト)
満点で990点です。そして私の点数は345点……。
ちなみに4択問題です……当てずっぽうに書いても247点は取得できるはずです……。
優しい人は言います。
「きっと、マークシートを書くときに間違えたのよ」
実は4回目のテストです。1回目は215点だったので100点近く点数は上がっています………最初の点数があてずっぽう以下ですが………。
落ち込んでいても仕方ないので原因を調査することにしました。日本人の英語の先生のレッスンを受講。
TOEICの点数が低い事を相談し、英語の読み書きや会話を確認して貰いました。
先生からの回答です。
「テストの途中で飽きていませんか?」
ギクッ。
「TOEICの問題は、広告や仕事の打ち合わせのメールのやり取りです。無味乾燥した文章です。心底、興味がないんですね」
先生にあっさりと不真面目な生徒であることがバレました。
2個目の回答です。
「普段は文章理解を7割で乗り切っていますね」
ギクッギクッ。
「ペーパーバックは7割理解できれば、ストーリーを追うのに支障はありません。また、コミックは絵で状況がわかるので、なおさら文章に拘る必要はないです。しかし、TOEICは95%文章を理解していなければ、正しく回答できません」
いい加減で雑な性格も明らかにされました。英語の授業というよりはカウンセリングのようです。
3個目の指摘
「長いフレーズや煩雑な会話になると、途端にリスニング出来なくなりますね」
ギクギクギクッ
小難しい話になると、人の話を聞かなくなる悪癖についても言及がありました。
「確かに、TOEICの文章を初心者が会話に使うにはハードルが高いですが」
先生から救済の言葉も貰いました。
そうです!全てのTOEIC高得点保持者に低スコア者から苦情を言わせてください。TOEICの英語って難しすぎませんか?
ちなみに上記がネットで拾ってきたTOEICの練習問題です。
I can’t figure out why on earth everybody feels so much contempt for Bob!
「いったいなぜみんながそれ程までボブを軽視するのか、僕にはわからない」
皆に悪く言われているボブがどんな人か気になります。私が会話で使うとしたら次のようなフレーズになります。
I can’t understanding. Everybody say. “Bob is a not great person!” But I’m respect for Bob. He is a very wonderful person!
「私には理解できません。皆が言います。『ボブは優れた人ではない』しかし、私はボブを尊敬しています。彼はとても素晴らしい人です」
自分で英作文をしておいてなんですが、『私』とボブの関係がとても気になります。
例文の内容に気を取られ脱線しました。戻します。
上記の言い方で十分伝わります。中学英語どころではありません。中1英語です。ちなみに私が真面目に勉強した文法書?は以下のみです。
『中1英語をひとつひとつ分かりやすく。 学研プラス出版』
海外の先生のレッスンでは、初心者なので難しいフレーズは理解できないと最初に伝えます。そのため、みなさん簡単な英語で話してくれます。
TOEICに使うような難しい文章が聞き取れなくても、意思疎通はできます!
落ち込んでいる私に、先生からの怒涛の褒めターンが始まりました。
「その代わりスピーキングは素晴らしいですよ。英会話中、頭の中で和訳してないですよね」
「和訳?英語の質問に英語で答えるのに、いつ使うんですか?」
「多くの人は、英語の質問を頭の中で日本語に変換して、日本語で考えて英語に翻訳して返事をしてるんです」
「凄い!!皆さんそんな高度な事をしてるんですね!!!」
これには感動しました。
「……確かに高度ですよね……。まあ、そのためどうしても返事に時間がかかります。瞬時に返答できるのは誇って良い事ですよ」
私からすると、翻訳できる能力の方が優れている気がするんですが……
「あと語彙が豊富ですね」
「えっ本当ですか?」
地道に洋書を読んだり、海外ドラマを見ながら学んだ成果が出ているようです。
「ええ、ricecake(餅)とかmoon viewing(お月見)とかdumpling(お団子)とかTOEIC高得点者でもとっさに出てきませんよ」
「絵本(洋書)やセサミストリート(海外ドラマ)で英語を覚えているものですから……」
成果は出ているみたいです……
「なにより、あなたは海外の先生相手でもレッスン内容の希望を言える。聞き取れない時は『もう一度、言ってください』と言える。分からない時は分からないと伝えられる。これは語学学習者として素晴らしいです。自信を持ってください」
「あのう……それって英語力とあんまり関係ないですよね?」
「自信を持ってください!」
言い切られました……
「それで私がTOEICで高得点を取るにはどうすればよいですか?」
「TOEIC学習に向いてないです。諦めてください」
言い切られました!!!
正確には「あなたはTOEIC受験に特化した学習に向いていないので、今までのように楽しみながら学んでください」と先生からアドバイス貰いました。
このままのんびり学習して、5年後ぐらいに腕試しでTOEIC再受験しようと考えています。(^O^)/