水月は・・・・・・・・・............. 逃げ出した。
「水月、少し頼みたい事があるんだが……」
珍しく、少し困ったように、セラスが私にそう口にしてきた。
その様子を見て、内容を聞く前に「うん、いいよ」と答えた。
後悔はしてないが、ちょっと面倒な事をお願いされてしまった。
てなわけで、やってきました、ハンターギルド。
今回のお願いはこの設備が大きく関わっております。
と、いうのもですね、ちょっと前にも言ったかも知れませんが、ここは、ゲームの世界よりも魔物の素材を使って作るアイテムが少ないのです。つまりそれだけ依頼もなくて、ハンターさん達に与える仕事がない。せっかくハンターになったのになんの旨味もない。むしろ、なんでギルド作った。ってな感じらしく、「どうにかして」というのが、今回、市を開くにあたって、出された交換条件らしいです。
私を煩わせるつもりがなかったらしいセラスは二日ほど自分で考えたらしいのだが、一時的な解決方法しか浮かばなかったらしい。
いや、私も同じようにこちらから依頼出すくらいしか浮かびませんが……。
とは思ったけど。市でポーションを売るのなら、と、「薬剤販売許可証」を渡された。
あ、免許制なのね。と、思ったが、そりゃ薬だもんな、とも思い直した。
あと、と言葉は続き「物品鑑定水晶」なるものも渡された。これでそれが本物かどうか分かるらしい。これがあるだけで店の信用度は上がる。もちろん、この物品鑑定水晶の偽物もあるらしいが、神のマークが入った偽物は、極刑である。
よほどのアホでもない限り作る事すらしないらしい。
てなわけで、ここまでしてくれたのに一時的な解決策ではダメだろうと、現状を知りにやってきました。
参加人数は前回と変わらず。アメリーの代わりに同室のカルナがきてます。
カルナは装飾科なんだよねー。
そっちから見た意見も欲しいかなーと。
ギルド内に入ると視線が集まってくる。あーちゃんがびくっと震えて私の腕を捕まえてくる。しかし、あーちゃん。レベル的に言えば君の方がずっと強いんだけどね……。
まぁ、ハードは良いけど、ソフトがほぼゼロなパソコンよりも、それよりは劣るけど使えるソフトが多い方が強い、とも言えるか。
……適当に考えたので、何言ってんだ? って突っ込まれそうだ。
「大丈夫だよ、あーちゃん。私達、お仕事を頼みに来たんだもん、絡まれる事って無いよ」
周りにも聞こえるように口にする。こういう事態のために、私は今日、金持ちに見えるような私服にしたのだ。と、言ってもドレスじゃないよ。ちょっとよさげな服です。あくまでも。
声が聞こえたのか、みんなの目が先ほどとは変わった。期待とか、あと、抜け駆けしようとか考えてそうとか。
あれ、余計ギラギラしてきた?
あーちゃんと、さらにはカルナが身体を寄せてきた。
びびらせてごめんね。
しかし、レベルが高いってそれだけで心の持ちようが違ってくるなぁ。
日本だったら私もあーちゃんサイドだ……。
「とりあえず、私はどんな依頼があるか見てくるから、四人は、依頼するにあたっての注意事項を分かりやすくかみ砕いて、私に教えて」
「それでいいのか」
「硬い文章ついつい、斜め読みしちゃうんだもん。あ、常時依頼の事も聞いててね」
ゼンにそう返して女の子達をつれて掲示板にやってくる。
申し込みする場所で待ってる? って聞いたら、二人で待たされる方が怖いらしいので、一緒に来た。
掲示板の周りでは多くの人が待機しているようだ。
掲示板を見ると、んー……討伐系は、ここにいる皆にはきついものばっかりだね。
レベル的に無理な討伐が残っているのを確認し、私たちは先ほどまで居た依頼記入するスペースに移動する。
「常時依頼がない?」
「ああ。何それ、って顔で見られた」
ゼンの言葉に私は眉を寄せた。
依頼はハンターギルドに登録し、年会費を払えば何件でも可能だった。登録しないとなると一件毎に手数料を支払わなければならない。
別にそれはいいのだが、と、毎回依頼書の作成とか溜まったものではない。と書類を見ながら思った。同じのを複数。と頼めば書かなくても済むだろうか。とりあえず、それでやってみよう。駄目だといわれたら面倒だから止めよう。そうしよう。別に、本当に欲しい訳じゃないし。
というか、薬草関係とかゴブリン退治とかはわりとずーっとあるクエストじゃないかなって思ったりもしたんだけど……。
……ほんと、そういうのも回ってないってなると、なんで「作ったし」って言われそうだ。
とりあえず、ポーション系の薬草採取は100件分依頼でいいよな。
あと、クズ魔石って呼ばれてる魔石の欠片も同じように依頼っと。あ、こっちは重さで値段を決めよう。
あ、同じクズ魔石でも、属性が付いてるやつは、レア扱いにして、ちょっと高めにしよう。
それからー……。この辺の魔物ってどんなのが居るんだ?
前、お香を使って無理矢理集めたけど本来は分布図があるはずだよね。
受付のお姉さんの所に行き、出現する魔物の事を聞く。
「出現する魔物ですか? 知りませんねぇ。ハンターの皆さんに聞いてみてはどうですか? お金を払えば教えてくれるかも知れませんよ」
返ってきた言葉に本気で驚いた。
「……ギルドでは情報を集めてないんですか?」
「集めてるわけないじゃないですか~」
バカじゃないの? と、でも言いなそうな声と表情。
「集めるべきだと思うんですけど」
「それはハンターギルドの仕事じゃないんです。みんな命がけで情報を手に入れてるんですよ」
「それは分かってます。でも、ハンターギルドなら集めるべきじゃないですか?」
「いいえ、ハンターギルドの役割は仕事の受注発注です」
「……責任者の方と話がしたいんですけど……」
「ギルドマスターは大変お忙しい方なので御予約がない方との面会はお断りしております」
女性の態度にむかつきつつ、食い下がったが、彼女は子供が何言ってんの。といった態度だ。
私は見切りをつけてカウンターから離れ、みんなの側までくると、立ち止まって考える。
一秒に満たない時間で結論を出し、依頼書と成功報酬用の金をゼンに渡す。
「ごめん、これ、発注お願い」
「ああ」
嫌がる事無くゼンはロスと共に私が先ほど立ったカウンターに向かった。
たぶんカウンターのやりとりを見てて、私が不機嫌になる前にって思ったのかもしれない。
「セラス、鑑定水晶って、もう少し貰えるかな? レンタルでもいいんだけど」
「分かった。最悪は俺が作る」
「ありがとう。あと、ギルド近くで空き店舗か貸し出し店舗がないか聞いて貰える?」
「店を持つのか?」
「うん。随時情報のやりとりが出来る場所が欲しい。あ、あと嘘発見器みたいな道具があればそれも」
「構わないが……」
「お願いします」
「……面倒な事考えてないか?」
「骨組みは作るけど、運営する気はないからそうでもないと思う。運営については向いてる人に頼むわ」
肩をすくめて、カルナを見た。
「カルナ、ここの空気、何となく分かった?」
「え? あ、うん」
「どういう風に利用するかも?」
「……なんとなくは分かったけど、何? 何かさせるの?」
「そんなつもりは全然無いよ。ただ、物を作る上で素材集めしてもらいたいのがあったら教えてねって思ったの」
「……魔物よね?」
「まぁ、そうなんだけどね」
魔物でひとくくりにされてる時点で無理かな。
割とアクセサリー作りに人気のモンスターとか居たんだけど。
「ゼン達が戻ってきたら、学園に戻ろうか。あと、カルナ。カルナのお友達で絵がうまい子いない? 男でも女でもいいんだけど、血とかモンスター見ても平気な子」
「……何をさせるの?」
「ちょっとイラストを描いて貰おうかと」
私の言葉にカルナはうさんくさそうな目で見てきた。
そんな目しなくてもいいじゃん。って思ったけど、とりあえずはそれ以上は教えるような事はここではせず、戻ってきたゼン達と一緒に学園に戻り、カルナに絵が上手い人二人を連れてきて貰い、また外に出た。街の外である。
「これ、ほんとーーに大丈夫!?」
「大丈夫大丈夫。安心して描いて」
結界の中でスケッチしながら男女二人が半泣きの状態で聞いてくる。私は外で違う事をメモりながらゼン達の様子を見ている。
今回は前の様にお香を焚いていないので、ゼン達も余裕である。わざと殺さずに絵が描きやすいように立ち位置を変えてたりする。
「こっちは終わったよぉー」
情報を全て書き上げて、私は声をかける。
後は二人が描き上がるのを待つだけだ。
「俺は終わった!」
「ごめん待って~」
「焦らなくても大丈夫だよぉー」
そんなやりとりをしながら私達は三匹ほどのモンスターの情報を持って学園へ戻る。
翌日の放課後。
隠しキャラ達の人脈を使って集まって貰った、王族含む有力者達と各科の上位成績者達だ。
私、プレゼンなんてしたことないんだけど。と思いながらも、ホームに戻って作成したプリント達をあーちゃんに回して貰う。
赤羽委員会(戦闘科および、白魔法化の混成チームにて、資材調達)
青羽委員会(武器・防具・補助などの魔道具作成・研究)
緑羽委員会(薬学・医学・魔法薬の作成・研究)
紺羽委員会(服飾・装飾・家具・生活魔道具などの作成・研究)
茶羽委員会(食・保存食の作成・研究)
紫羽委員会(物資の収集・再分配)
黄羽委員会(予算案・作成・経理)
黒羽委員会(情報収集・情報精査・運送)
白羽委員会(各委員会がきちんと機能しているか審査確認)
灰羽委員会(物販・情報収集・商品作成提案)
生徒会(各委員のとりまとめ)
と書かれた紙と、昨日書いたモンスターの情報が入った紙三枚と、下級ポーション、モンスターの皮を使った盾、モンスター素材を使った料理、醤油とタバスコを使った料理などが書かれた書類だ。
「身分も国も関係なく、学生として色んな専攻が習えるのなら、それをいかしてみませんかという提案です。今、ハンターギルド近くで店舗を用意してもらってます。そこで実際、みなさんが作った物を売ってみませんか? 戦闘科のみなさまも、狩りから少しずつ経験を積み、モンスターと戦う下地も一緒に作っていきませんか? という提案です。また、お小遣いがままならな人もいるので、その人たちの救済措置でもあります」
三食と制服と私服の上下の各2セットが、神々から支給されたものだ。それ以外は自分たちで用意しないといけない。裕福な子とかならいいけど、中には奴隷だった子も居る。奴隷から一般市民へと身分は上がったが、その子達は後ろ盾がない。学園を卒業したら着の身着のまま放り出される。
それまでに就職先を見つけられたり、金を稼ぐことが出来たのならいいのだけど、それすらままならない可能性もある。
「はーい~。サンセーでーす!」
と、右手を挙げて言ってきたのは……。炎の女神フランメラ。
「わいは反対やー! 赤羽委員会なんて作ってもうたらハンターギルドの意味ないやんか!」
反対したのは富の神モーマン。って、いうか。
「モーマンさま、いつから、関西弁に?」
「もちろんあんさん達が来てからにきまっとるやろ? そっちやと商人ってこんな感じいうし」
「……あの、そういうエセ関西弁を関西の人は一番嫌うと聞いたんですけど」
「ええやん。関西人おらへんし」
いいのだろうか……?
「そりゃ、そうと、小夏ちゃん」
そこはたぶん、『小夏はん』じゃないかなぁ……。
「わいが頼んだのはハンターギルド運営のアドバイスであって、学園運営のアドバイスちゃうで?」
空気だけが、騒がしくなったのが分かる。絶句とか息を呑むとかで、空気は動いたけど、みんな声に出すのはこらえた、みたいな。
まぁ、私の噂って、彼氏をこき使う、頭悪い女だからなぁ。常識知らずという。
だって、こっちの常識とか地名とか知らないもん!! と言いたいが、今は置いておく。
そんな人物に神からわざわざってみんな驚いているんだろうなぁ。
「それに関してはですね、モーマンさま。今のまんまじゃ一時的な救済方法しかないんですよ。モンスターを使う生産が少なすぎます」
「そうは言うてもなぁ」
「そりゃ、ドラゴンの鱗を使った鎧や盾は強いでしょうよ」
「強いやろうなぁ」
「そんなんそうそう狩りに行けませんって!」
「小夏ちゃんが言っても~っていう気分になるわ~。あたし……」
「わいもそうは思うが、いいたい事はわかるで」
「生産職、サボりすぎです!」
「あいたたたた……」
モーマンさまは痛くもない腹を押さえた。
「なので、まずは学園で作ります。売ります。ハンター達に売れれば本職の方々も本腰を入れて、開発をし始めるでしょう。そしたらモンスターの需要も増えると思います。それに学園も、ギルドに依頼を出せば良いんですよ。学生は学生なので行ける範囲が決まっているので。授業サボってまで行けとはいいません。なので、個人ではなく、生徒会長から依頼を出せる形で何か作ってくださいお願いします」
「分かったわ~」
「了解や」
「あー、あと……いえ、やっぱりいいです」
「なんや気になるで!?」
「いえ、情報に対して文句を言おうと思ったのですが、こっちで組み込んだので、いいかなっと情報のありがたさを知れ…………と、思ったんですけど、まんまギルドで流用されると困るなっと」
というかムカつくな。
「それについては、流用があった場合は神殿の方から金払うわ。全支部分」
「よろしくお願いします」
やった! それなら流用してくれた方が予算が増えるな。
「うふふ~。将来はみんな国に関わる者達なんだし~、ちっちゃな国を経営するつもりでやってみたら~」
フランメラさまの言葉に何名かがびくりと体を硬直させていた。
とりあえず、これはやる事決定だよね? 神がやってもいいっていうか、やれって言ってるし。
学園側でギルドを使うからモーマンさまも文句無くなったし。
それから、本格的に運用するに当たって、とか、あと、どういう意図で委員会わけをしたのかとか、話をした。特に黒と灰。どっちも情報収集あるし、と。
灰はお店の売り子さんなので、そこから仕入れる情報収集が主で、黒はそれ以外の情報収集が主。運送が入っているのは、商品を配送した先で情報が仕入れられるから。
そんな私が考える内容を聞いて、実際の作業をする人たちの話を聞いたり、委員会の仕事内容をもっと細かく形づけたり変更したり。強制ではなく、あくまで自主的にで、役員含めて、どの委員会の手伝いをしてもいいとか。
ついでに。人件費もきちんと出してね。と言ったら「え!?」って顔された。
救済措置も入ってるって言ったよね。私。
だんだんみんなの顔が真剣なものから、深刻な顔になっていってしまった。
予算というのとは違うかもしれないけど、予算っぽいのも一応、出したよ。私から出すのはおかしいのかもしれないけど、学園全体の物だし。でもまぁ、言い出しっぺだしね。
で、その予算ってのは、ハンターギルドに依頼したクエストの事。アレはもう報酬代もギルドに支払い済みである。あの二つの素材で下級ポーションが作れるので、それを売ればそれなりに儲かるはずだ。
それとは別に大量のポーションもあるんだ。昨日ちょっと実験したので。それも普通に売っちゃって予算にしちゃってくださいと思ってる。
折角だからこの世界の一般的な下級ポーションの作り方を説明しちゃおう。いらないって言われそうだけど。
月光を一晩浴びた水に魔石(小)を入れ、三日冷暗所に置きます。
三日経ったら薬草を入れ、今度は日当たりの良い場所に一週間置きます。
そうして出来た液体が下級ポーションとなります。
何日かける気だ!! と唖然とした。
では、逆に、我々、ゲーム民族が作るポーションの作り方。
薬草を天日干しします。水分が飛んでカラカラになってたらそれでOKです。
くず魔石を叩いて粉にし、コーヒーの様にフィルターに入れてお湯をかけていきます。
そうして出来た魔力を含んだお湯に、乾燥した薬草を投入します。
五分後、茶こしを使って薬草が入らないように液体を移し替えれば、下級ポーションプラス補正あり。の出来上がりです。
プラス補正なしはもっと簡単。大鍋に砂利サイズまで砕いたくず魔石をつっこみ、薬草をつっこみ、二時間ほど沸騰させれば大量のポーションの出来上がり。
カルナに両方とも作って貰ったので、こっちの人でも出来るのは実証済み。カルナ、できあがったあと呆然としてたけど。
かかる時間も素材の値段も全然違う。なので、ここではポーションはわりと高め。
……嘘つきました、結構高いです。作り方と材料知って、納得はしたけど。
魔石(小)とかもったいなさ過ぎる……。
そういう意味では今回くず魔石の使い道が分かって良かったってみんな言ってた。
ギルドの方のくず魔石の100件分もあっという間に達成されちゃったらしい。
いままで、売れる場所もあるけど場所がもの凄く限定されて、ほぼ、首都に一軒あるかな、くらいだった。
ギルドも引き取りはするけど、買い取りはしてなかったみたい。もしくはあくまで退治した証拠品扱いだから、関係ないモンスターのくず魔石は邪魔で、今までその辺に捨てられてんだって。だから、安くても売れるだけありがたいってことなんだけど……。
……ねぇ、それ、モンスターが食べたら、モンスター強化されない? と思わず尋ねたんだけど、みんな何言ってるの? って感じだった。
私の心配のしすぎならいいんだけど……。
後日。三か国ほど、第一王位継承者や王太子達がやってきてた。
学園の学生になった。生徒会の会長含め役員を一年交替でやるんだって。
彼ら交えて『生徒会』の運営はもう一度見直されて、またごたごたしたらしい。
そして予算も増えたらしいよ。大幅に。どこから来てるのかは聞かなかった。
私? あれ以降、基本ノータッチです。強いて言うなら、茶の方に顔を出してます。
美味しいご飯は正義なので。
「ドラゴンのステーキって本当に美味しいのかな……」
「むしろあたしマンガ肉が食べてみたいよ」
セラスが作ったモンスター肉(ただし見た目ほぼただのウサギ)を使った料理、唐揚げやシチューを食べながらそんな事を言う私とあーちゃん。私達二人は食べる専門と化している!
魔物の肉を食べたー! と騒ぐやつらも居るけど、食べたら分かる。美味しい。
カエルや虫に比べら、全然ゲテモノじゃない。
ゲームではよく食べたお肉なので、嫌悪感なんて全然ない。
「んー……唐揚げは合わないねぇ」
「煮込み系がとろとろして美味しいかも」
「やっぱり唐揚げは鳥か。鳥なのか……。ちょっと狩ってきます」
美味しいご飯のためならと、さくっと狩りに出かけます。
先ほども言いましたが、美味しいご飯は正義なので!!
って、なわけで!
使わなかった羽とかは素材に回してるんで、立案者だけど、それで勘弁してくださいお願いします。
経営。無理です。運営。無理です。神様もう関係ないんで、もう勘弁してください。お願いします。
もはや生徒の自主性とかじゃなくて、国家間規模な気がしてならないんで、本当に勘弁してください。
加筆・誤字修正しました。