エリンギvsツンデレ・・・この勝負の行方はいかに!?
すみません。
タイトル決めるのが難しくてまたふざけました。
良い、サブタイトル募集中です!!
「あなたにはこれから、たくさんの事をして頂きます。例えば、礼儀、作法。それは勿論の事ですが、あなたの能力の覚醒も必要な事です。あなたには、まず自分が子の国の運命を背負っているということを、ちゃんと分かっていただきたいのです。」と、オーウェルは言う。
いきなり異世界転生させられて、私にはこの国について何も分かることはない・・。
私は何の能力も持たない、普通の高校生でしかないのだから。
だから、当然教育は必要になってくるし・・・・。
私は、今与えられることを頑張る以外出来ることはないんだよね?
「分かりました。頑張ります!!」私は覚悟を決めてそう答える。
まぁ、こう答えなきゃ大抵の場合、死亡フラグ立つしね??
「ふっ。お前なんかに、この国の運命任せるとか。この国の未来は暗いな。俺、遺言書書いておこうかな…。」と、横から赤髪が口を出してくる。
ほんと、口悪いね君。できるだけ、関わらないでいたいなぁー。うん。
「うるさいですね?その口、瞬間接着剤で塞いでさしあげましょうか?遠慮はいらなくてよ??」
「はぁ?出来るものならやってみろよ、このブス!エリンギ。きのこ。」
「は?私、ブスなのは否定しないわ。自分で分かっているもの。自覚してないブスより、自覚しているブスの方がいいと思うけど?って、そうじゃなかった。えと。もう、赤髪ほんと、君面倒くさいよ。」
「大変、仲がよろしくて。」そう言いながらオーウェルは、優雅に紅茶をすすっている。
「「仲良くない!!!!!!」」私達は反射的にそう答えていた。
「ほら、ぴったり☆」
オーウェルくん、君はどこに目がついているのだい??
「よし。決まりました。あなたの教育係はアランにします。」オーウェルはそう言って、にっこりと笑う。
「「はっ!??」」
今、何て言った!???
いやいや、さっきまでの流れでどこが決め手になった!??
あーもうツッコミどころが多すぎて、なにから突っ込めばいいのか分かんないじゃないか・・・。
「俺、こんなエリンギきのこの教育は嫌だ。単細胞っぽいし頭悪そうだし。」
「人を見た目で判断するんじゃない。私、それに元の世界では成績は優秀だったからね?」
「まあ、世界違うから判断すいようはないけど・・・。学年で何番だ??」
「500人中、10番だけど?単細胞馬鹿ではないでしょう??」私が、そう胸をはって答えると赤髪は鼻で笑った。
ちょっとまてぃ!!今、私のこの素晴らしき成績を鼻で笑いやがっただと!?
「ふ・ざ・け・る・な!!私より上!?」
「それは、俺の台詞な。ちなみに俺は、1000人中の1番だから。」
「はあ!?」
「ちなみに、オーウェルはもっと成績いいからな。」
「モウイイデス。」
「分かったら、敬えこの馬鹿。」
「でも、その1000人が頭悪かったら・・・・?というか、赤髪・・見た目からして、不良学校通ってたでしょ???」
「不良じゃないからーーーー。ちなみに、俺の通ってた学校、えりんぎの世界で言う東◯大学に相当するからな。なめるなよ。」
すみません、完璧なめてました。赤髪さん、すごいです。
「分かった。じゃあ、よろしくお願いいたしますぅーーーーーーはぁ。うざい。ハイスペックなイケメンほどウザいものはない。」
「ちっ。しゃーなし。教えてやろう。」
「ほら、いい感じ。ぴったりじゃないですか。完璧。あなたたち、良いコンビです。」オーウェルはそういって、また優雅に紅茶をすする。
あっ、この人に幾らヘルプミー言っても意味なんてないんだね。
なんて今更悟った、私。
「あっ、そうだ!!!えりん様。」オーウェルは思い出したように、私に声をかけてくる。
「はい??」
「アランは、人に教えるのすごく下手ですから頑張ってくださいね☆あと、鬼のように厳しいから、頑張って生き延びてね☆」
・・・・・・おわった・・・。
私、生きて元の世界に戻れるのかしら??
うーん。今までの流れてきに、私生きて元の世界に戻れる気がしない。
うん。なら、この場で与えられる選択肢は3つ。
1、素直に勉強する。
2、今すぐ、逃げる。
3、赤髪の髪の毛をむしり取る。
まぁ、三つめは置いておくとしても・・・。
よし、にげよっ☆
「おじゃましましたー!!」私はそういうと、扉を開けて勢いよく走り出した。
「逃げるが勝ちー!!先手必勝☆わはははははは。」と、すっかり悪役の台詞を言う私。
「うわっ、逃げやがったぜ?エリンギ。」と、アランの声が聞こえる。
「アラン走るの早いから逃げても無駄だよね・・・。助けてあげたいけど、後でオーウェルと、アランに怒られちゃうから…こればっかりは助けられないや。ごめんね、えりん姉ちゃん。」と、ナジくん。
アランが足はやいなんて…もっと、それ早く言おうよ・・・と、心の中で私はツッコミを入れる。
あっでも、確かにスポーツ得意とかなんとか言ってたような気が。
あはっ☆・・・・私、終わった。
それでも、なお私は足を止めない。
諦めたら、人生そこで終わりだーーーー!!!!!!!
私が、前も見ないで全速力で走っていると、どんっと人にぶつかってしまった。
「やっ・・・ば。」私の体が傾く。
どんどん床が近づいてくる。
私は、ぎゅっと目をつぶった。
その時だった。
ふわっと、私は誰かに抱きしめられた。
「えっ!?」私が慌てて顔をあげると、そこには長身で黒髪の長髪の男性が立っていた。
この人も、またイケメンの部類に入る・・・はずなのだが、どこか暗い雰囲気。
アランやオーウェルとは違う・・悲しい雰囲気の人。
「君は・・・・・??」と、黒髪の長身の男性は私に尋ねた。
彼の正体を私が知るのはまだ少し先のこと。
読んでくださり、ありがとうございます!!
読者の方がいてくださってこその、僕です。
これからも、応援よろしくお願い致します。
「てんあき」、頑張って更新していきます!!