エピローグ
これにて1章は終了します。
今後も続いていきますので、よろしくお願いします。
本年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
ーーあのクソ竜っ!
私がパラレの町で、意気揚々と新聞を読んだ最初の思いだった。
野営地からは安全の為、という事で集まっていた皆で集団となり移動する事一日。
特に語る事のない町に到着し、別れた後にとったのは新聞を買う、だった。
何が起きたのかはわかっているが、どんな風に伝わったのか知りたくて、勢いをつけて開き、すぐに閉じた。
“害遊のレミィ”という聞き覚えのある見出しが見えたからだ。
中身を知る必要がある、が見る勇気がなくて新聞の端を、片目を閉じて摘み、恐る恐る開くがすぐ閉じるという奇行を繰り返している時だった。
「…なにをしているんだ…?」
聞き覚えのある低い落ち着いた声が、背後から聞こえ、即座に振り向く。
「ゼオバンッ!」
数歩先で、何か残念なものを見る目をしていた彼を見つけて、笑顔で駆け寄る。
「いてぇっ!」
「あんたっ!なんて事してくれたのよっ!」
小さな怒鳴り声と共に、彼の足を踵で踏みつけた。
「いや、俺は知らない…」
「じゃあ変わって!すぐに!」
「そんな無茶な…」
私達は、そんな事を言い合いながらも一緒に歩き出した。
私の、いや私達の旅はここから始まるのだから。
ー1章・了ー
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