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3.意外と多い頭部外傷



 第三回です。

 今回はシモネタではありません。

 上の方の話しです。


 意外と多い頭部外傷のお話をしたいと思います。



 例によってゆきのさんの体験談込み!


 

 頭部外傷って結構怖いですよね。

 頭蓋骨って固いので、骨が平気でも中(脳)の方に出血してたり。

 子供の頭部外傷もバカになりません。

 子供は頭がい骨骨折とか、結構あります。


 だけど頭を打った=CTって言うのも被曝の事を考えるとやり過ぎだと言う意見が、最近の小児科では主流のようです。

 CTってレントゲンとは桁違いに(2ケタ位違うらしい)被曝するので、症状が出たら撮ることが多いですね。

 子供はすくに症状が出ますし。


 逆に年を取るにつれて、脳は委縮して行きますので症状が出るのが遅くなります。

 中には2-3カ月とか平気で遅れて症状が出る人もいます。なので年が上な程CTは撮る確率が上がります。

 段々被曝も心配しなくてよくなりますし。(妊娠の可能性のある年代は別。特にそれらしい年齢の女性は妊娠検査をしない限り撮らないこともある)



 と言うことでゆきのさんのお話ですv










 現世はスタローン、前世は船坂弘な七沢です。


 しかし!そんな私にも鍛えられないものがあります!


 それは脳!そして頭蓋骨! ←や、ゆきのさんのなら鍛えそう……


 いま、「ああ……だからアホなんだな」って思った人は前に出なさい。そういう意味ではありません。

 確かに私はアホですが、この場合の「鍛えられない」は物理的なものです。

 繰り返します。

 そういう意味ではありません。


 私にはひどい寝ぼけ癖があります。

 ほぼ夢遊病に近いもので、そのせいで全身打撲や謎のアザ、ぎっくり腰、階段落ちなども経験しています。


 寝ぼけて自宅の階段の一番上から転落した時は、口唇裂傷、歯牙欠損、手足捻挫、全身打撲等を負いました。全身の痛みで、しばらくは這いずらないと動けなかったほどです。

 さすがに「寝てれば治る」が口癖の私の両親も病院に連れて行ってくれました。


 まあ当たり前だよね。

 鼻と口から血を吐いて、血だまりの中で気絶してる娘を見たら。



 ↑……救急車って、知ってますか? 意識なかったら呼んで下さいね?





 さてそのときは「どこも骨折れてません」の一言で病院から返され、「じゃあ寝てれば治るね」ということで一週間くらい寝込んで治したのですが……。

(ちなみにこのとき折れた歯が唇と頬を突き破った傷は今でもうっすら残っており、「寝てても治らなかったじゃないか」とすこし両親を恨んでおります)


 ↑こう言う転落事例では、歯が頬を貫通していることが結構あります。

 夜間は専門医がいないので処置が出来なかったのでしょうが、夜が明けたら形成外科に行きましょう。





 また落ちたんですよ。

 今度は起きているときに。うっかり階段の三段目くらいから。


「三段目だから平気じゃないの?」という母の意見もあったのですが、思い切り頭を床に打ち付けていたので、両親は念のため病院に連れて行ってくれました。


 ……ヒビが入っていました、頭蓋骨。

 あと、脳がなんだかんだと言っていました。


(確認のため両親に聞いてみましたが、「脳がどうなったか」は2人とも「どうにかなっていた」しか覚えていなかったので曖昧な表現で申し訳ありません)


 ↑多分頭蓋骨の内側、硬膜外血腫(こうまくがいけっしゅ)かな?

 さすがに脳出血だったら帰せないだろうし。

 でも今の小児科は硬膜外血腫でも一泊入院くらいさせると思うけどなぁ?



 まあヒビということで特に命に別状はなく、やはり「寝てれば治る」で終わりました。


 でも、このことから、頭部外傷というのは、落下した高さや他の部位に受けたダメージからでは頭部に受けたダメージは測れないというのがわかると思います。




 ですから皆さま、頭を何かにぶつけたら、「寝てれば治る」と言わずに病院へ!

 階段の三段目から落ちて死ぬのはアホらしいですよ!


 特にお子さんの頭蓋骨は柔らかいので割れたりヒビが入りやすいそうです。

 本当に、少しでも心配なら病院へ!


 頭部関係のことなら病院は夜間救急でもそのことを考慮して診察してくれます。


 救急車を呼ぶのも恥ずかしいことではありません。どうしても恥ずかしい時、騒ぎになってほしくないときは「家の近くまで来たらサイレンを止めてほしい」と頼めば止めてくれる時もあります。


 とにかく、頭をぶつけたら病院へ!


 あと、いま私がアホなのは「脳がどうにかなった」からではないと思います……たぶん。


 ↑あほではないと思いますが、そのスタローンっぷりはやはり「脳がどうかなった」のではないかと思ってやみませぬ。









 と言うことでございました。


 あの(・・)ゆきのさんでも頭がい骨骨折することがあるんです!

 普通の人類がしない訳がありません。


 病院に行って、「その時は」異常がなくても後から症状が出ることがあるのも怖い所です。


 特に小さなお子さんは、ぶつけてから24時間は意識の状態とか様子を見てあげて下さい。

 機嫌がいつもより極端に悪い。視線が合わない。

 ボーとして返事をしないとか、呼んでも意識がないとか。

 ご飯を食べない、飲まない。寝ているように見えたけどけいれんしている。

 呼吸をしていない。


 極端な例もありますが、マジです。


 子供に関しては「あの時病院行ったのに!」は通用しません。

 病院で分かるのは「病院に来た時」の状況だけです。

 骨が折れてれば分かりますけどね。その位です。


 ついでに頭をぶつけるのは、何故かそろそろ寝ようかな―って時間が多いです。

 夜20時とかから0時くらい?

 テレビ台の角にぶつけた、とかが多いですね。

 こう言う場合もれなく額が割れてたりします。

 縫合が必要な場合もあります。

 眉毛に隠れる所や、髪の毛のある場所ならまだいいのですが、当直が形成外科なんてめったにありませんから、その場にいる外科系が縫います。

 外科系と言うのは手術をする科のことで、耳鼻科も婦人科も外科です。

 ざっくり縫われるとハリーポッ○ーの出来あがりです。



 まだ歩けない乳児ちゃんは、結構クーハンからずり落ちたって話もあります。

 頭蓋骨、骨折してたのも見た事あります。

 



 夜間の怪我には十二分にお気を付け下さいm(_ _)m





文責:朝樹

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