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オーブ国際宇宙軍  作者: ロジ
4/4

36年間で終わった平和な宇宙生活② ~Declaration of war from the Saridana~

パート2です。何とか書ききれました。

(ISL:0036,5,4)


ついに、協定派による大規模反乱作戦「地球移住計画」がスタートされる。計画の大きな課題は3つだ。


・軍事力を保持する開戦派から、地球まで航行可能な宇宙船を奪取する

・奪取した船で無事地球圏までたどり着く

・地球との協定を果たし、地球軍の一員として扱ってもらう


軍事力をほぼ所有していない協定派にとって、宇宙船を奪取だけでもとても大変なことである。

しかし、実行しなければ協定派に未来はない。協定派もついに軍事力で事を進めるのだ。


「私は、帝国総理であり、協定派最高官でもある。我々は地球との講和を果たし、戦争でしか満足できない貴様らを地球と人々と協力し、必ず沈めてみせる。よってここに、協定派による公式な大規模反乱作戦を開始する」


アナウンスと同時に協定派が軍港に突撃を開始。

開戦派は予期せぬ事態に素早く対応できず、あっけなく宇宙船を奪取されてしまう。


「指令!開戦派が立て直す前にここを脱出しましょう」

「ああ、そのとうりだ。よし!全軍撤退」


濃密な作戦により、犠牲者はゼロ。負傷者は少人数いるものの、大きな被害はない。それどころか奪取した物のほうが多かった。


「宇宙戦艦シャープ・・・か。開戦派の極秘兵器だったかな」

「はい、こんな簡単に手に入ってしまうとは・・・」

「それも不思議だが、今は協定派のすべての人を船に乗せて、地球へ移動するぞ!」



~開戦派 司令部~


「貴様たちはなにをしていたのだ!」

怒鳴り声が部屋に響き渡る。帝国元帥だ。

「戦艦シャープは極秘兵器だぞ!今、協定派にわたってしまった以上、鎮圧作戦を早く決行しなくてはいかんではないか!この役立たずめ!」

「す、すいません。」

「まぁー協定派のことだのんびり計画を実行するだろう。よし、作戦に変更はない・・・2日後に開始だ!」


この判断は大失敗だった。このときの元帥は正しい判断ができなかったのだろう・・・

戦場で大事なのは全体を見ることだ。元帥とはやはりカタガキなのかもしれない。



(ISL:0036,5,5)

協定派が地球へ向けて出発した。


「さらばサリダナよ!開戦派よ!」

「さらば!」


協定派国民の願いが一つかなったのだ。


「これからの問題は地球とどのように協力するかですが・・・」

「我々が出発したことはすぐに開戦派に伝わるだろう・・・すぐにでも宣戦布告するかもしれん。まぁー一度通信で会談をしよう」


地球圏へ到着したのは5月28日




~国連理事会~


「惑星サリダナ・・・位置は把握できているがまさか我々以外の人類がいるとはな。」

「我々としては、協定派の方々と協力するのは賛成です。しかし、サリダナ帝国は本当に宣戦布告してくるのか?」

「はい。地球の物資をほしいがあまり、手を出すものと思います」

「どうしますか・・・ロジ指令」

「時間的にみて、宣戦布告してくるのは6月頃だろう・・・。考えると実戦になるのは7月かな・・・」

「おそらく、それぐらいかと思います」

「このことを正式発表しよう。全国民に正しく伝えるのだ!」

「は、はい!」




この事態が発表され国民には緊張した空気が出てきた。36年で安全に暮らせるということが終わりを迎えるのだ・・・



~サリダナ帝国~

「6月だ!6月に地球に宣戦布告をし、7月に火星へ進行する!わかったな!」

「り、了解しました」


元帥の強制に対し、反対の声もあげられなかった・・・








タイトルの「オーブ連邦宇宙軍」って関係なくね?と思われると考えたので、話を少し飛ばします。

2回目の実戦でも敗退した国連の新しい政策が「オーブ計画」になります。

最終的にオーブ連邦となります。

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