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勇者の色は何色?  作者: 優しい鮭
第一章 現実の色
7/8

レッド&スカーレット

遅くなりました。

反省はしてません。後悔もしてません。


前回のあらすじ

少年は決闘に勝った

番長との決闘を勝利で乗り切り、「美人転校生と知り合い説」の誤解をなんとか解けた僕は終業式に挑んでいた。よくある長い校長先生の挨拶だ。かれこれ二十分は経っている。

暇を持て余し、僕は音楽を脳内再生していた。校長先生の話の内容が自慢になっているのだから仕方ない。最近ハマっている少し前のバンドの曲だから尚更くだらない話を聞くつもりもない。脳内再生が落ち着いた頃、気が付けば周りがざわついていた。聞こえてくる内容は

「転校生マジ美人! やばくね?」

最近の言葉に直してみた…無駄な努力とか言うな。

とにかく、美人転校生は本当のことだったらしい。まあ気になるところではあるが、顔を拝めるタイミングを逃したからまた別の機会にでも拝みに行こう。正直、会いに行くのは面倒だが。


ようやく終業式が終わり、クラスへ戻った。青空の中、雲の欠片ですら存在せずに暑い太陽からのラブコールで頭がどうにかなりそうだ。なんてセリフは校舎内にどこからか冷えた風が漏れていたため、言わないで済んだ。教室へ向かう廊下はすっきりしていた。クラスの奴から嫉妬の目で見られることが無くなったのも理由の一つだ。教室に着いてから成績表を渡され、嫌な宿題も配られ、そろそろ帰ろうかというところで担任が「忘れていたことがあるから待ってろ」とか言って教室から出ていった。

僕の担任は若い男の先生で話しかけやすい。歳も特に離れていないから話題を分かってくれたりするから尚更だ。まあ少し生徒から舐められている気がしなくもない…

数分後担任が帰ってきた。なんだか顔が嬉しそうだ。

「と、言うことで皆さんに報告しようと思う。この度なんと…」

担任が話す。みんなが唾を飲む。

「僕は結婚致します!」

みんながどよめいた。僕も驚いた。

「…と言いたいところですが、本当は転校生が来たんです。ということで入ってきてください。」

みんなが白けた。あまりにも面白くなかった。

「皆様、はじめまして。赤緋原琴葉です。よろしくお願いします!」

その転校生は紛れもなく知り合い…見たことある人だった。しかも今朝。

美人転校生は僕の方に顔を向けてにっこり微笑んだ。


クラスメイトからの視線が再び嫉妬めいたものになったのは言うまでもない。

前書きにも書きましたが、投稿がかなり遅れて申し訳ございません。

次回はもう少し早く投稿しますので…


あすか良いなぁ…

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