表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の色は何色?  作者: 優しい鮭
第一章 現実の色
4/8

グレー

前回のあらすじ


姫と会った。

学校に着くと周りの生徒が落ち着いていなかった。ホームルームについても全く落ち着く気配がなかったので、適当なところにいたクラスメイトに話を聞いた。

――それで、聞いた話によると終了式当日に転校生が来るということだ。転校は大抵こういう時期にはない……はずだ。あったとしても珍しいわけで、必然的に注目を浴びる。それに加えて、誰が言い始めたのかはわからないが、その転校生はかなりの美人らしい。おかげで僕の通っている学校の至るところで男子がソワソワしているのだった。誰が転校して来ても最初は赤の他人なので、気にはしていないかった。

オラオラオラオラァ!

なにか叫びながら廊下を走る音がする。かと思うと、唐突にうちのホームルームの扉がいきなり開いた。

「掛石あすかはおるかぁ!!」

何故か僕の名前を呼ぶ声がする。多分さっき走っていたやつと同じやつの声だ。

「はよ出てこんかい! この学校を支配している番長が呼んでいるんやぞ!」

迷惑だ。関わりたくない……と、逃げの姿勢をとった時、僕はクラスメイトに売られた。

「あ、あすかはこ、こに……居ますので、ど、どうか、お、お命だけは……」

相手がこの学校を牛耳っている番長だからか、怯えてろくに喋れない口でクラスメートに売られた。

「おうおう……まあ、お前は見逃してやるが、掛石あすか。おまえだけは許さねぇ!」

厄介だ。喧嘩を売った覚えはないから逃げたいが、怒っている理由が相手から聞こえたとき、僕は別の意味で戦慄した。

「お前、今度の転校生と仲がえらいよろしいようやな……この俺を差し置いて……何かってやっとんじゃボケ!」

周りが一瞬で殺気立った。逃げろ。

だが、人はなかなか協力しないくせに、こういう時だけは協力して囲んでくる。

「さあ、どういうことか話してもらおうか」

ちょっと忙しいので更新が遅いなあ......まあ、それも僕の醍醐味ということで

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ