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勇者の色は何色?  作者: 優しい鮭
第一章 現実の色
2/8

モノトーン

前回のあらすじ

主人公が起きた。

「良い天気だなぁ……まあ、真夏日だからさわやかな朝とはいかないけれど」

今日は一学期の終業式当日。今日が終れば学校に一日の大半を縛られるという感覚から脱することができるという歓びからか、どうしても浮かれてしまう――そんな友達にいたずらをしかけると面白いほど引っ掛かってくれる。いたずら好きの僕にとっても最高の日なのだ。

 と僕自身浮かれていたからか、誤って太陽を直視してしまった。

「……っ!!」

太陽光が目に直接入ってきた。おかげで眩暈が起きて、一瞬足がふらついた。

「ったく……どうして人間の目は太陽に弱いんだろうか。まあ、強かろうが弱かろうがなにか変わる訳では無いだろうけどね」

と、ぶつくさ言いながらもう一度空を仰いだ。先程まで澄んだ青い空だったのだが、今は既に白くなっている……いや、ちょっと待て。

「空が白い……あれ、雲ってそんな数秒で空を覆えるものなのか……」

いや、ありえない。……だとするとあれは……

「空の色が消えた……とでも言うのか?」

「そういうことなのでしょうね」

そうなのか……え、女声?

「ッ誰だ!!」

不意に聞こえた声の持ち主はその可愛らしい声で答えた

「私ですわ……あすか様」

2話の最後に主人公の名前が出てくるあたり、さすが「色」クオリティだと思います。

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