監獄のクラブチーム篇 その1
「監獄のクラブチーム」30話アップ記念につき登場する人物と、作者の脩由が
インタビュー形式で会話をしております。
以前、登場人物=役者と謳っていたんですが、実際、彼らと話ができたらどうなるのだろうと思い書いてみました。
この”インタビュー”はシリーズ化していきたいと思っております。
「監獄のクラブチーム」以外でもほかの作品の役者さんと会話していきたいとおもっておりますので、暖かい目でよろしくお願いします。
脩由「ではご紹介します。監獄のクラブチーム製作監督の晴海ももかさんと、彼我大河役の新川正也さん、中町葉柄役の三島呉乃さんです」
ちょっとぽっちゃりとした、ピンク色のツインテールがよく似合う20代後半の女性と、10代後半ぐらいの長身のイケメン2人がスタジオに入ってくる。
晴海「初めまして、監獄のクラブチームで演出、監督をやっている晴海ももかです」
新川「え~、監獄のクラブチーム3軍の選手彼我大河役の、新川正也です」
三島「同じく、監獄のクラブチーム2軍でがんばってます中町葉柄役の三島呉乃です」
自己紹介を終えた3人が脩由の誘導で席に座る。
脩由「今日は30話公開記念で、この3名に着ていただきました。”監クラ”の撮影中なんかの話を聞けたらと思いますのでよろしくお願いします」
3名「よろしくお願いします」
脩由「では早速なんですが、晴海監督に質問なのですが監獄のクラブチーム略して”監クラ”どうですか?」
晴海「相変わらず主語がないですよね」
晴海から、いつもの事でちょっとあきれられた口調で言われる。
脩由は泣きそうな顔で必死に次の言葉を探して、早口になりながら返事をする。
脩由「すみません。え~と話の内容としてどうですか?面白いですか?」
晴海「面白い?う~ん、ざっくりしていて難しい質問だよね。いつも言ってるけど脩由って話のもって行き方が下手だよね」
脩由「よく言われます」
脩由完全に涙目。
晴海「どう表現していいのかな?面白いか、そうじゃないかは置いておいて、私自身の撮影は楽しいです。後、面白いかは見てくれている人の価値観で変わってくるので一般の方でも話が受け入れやすくなるように、笑いがあって涙があって、ちょっとエッチな部分もあっていうイメージで撮ってますね」
脩由「エッチなシーンってありましたっけ?」
晴海「小説で文章になっているので、あまり気がつかないかもしれないけど、結構露出が多い作品だとは思うよ。男子限定だけど」
脩由「そうかな?意識はしてないんですけどね。しかし晴海監督には本当にお世話になっていて、つたない私のプロットでよくあそこまで、想像を膨らませてくれているなと思います」
晴海「本当マジ、何回殺してやろうかと何回思った事か!!大事な事なので2回同じことをいってやりましたが、ぺらっぺらなプロット!薄い、薄すぎる!!正直よくこれで話を書こうと思ったよね?」
脩由「初めプロット書いていて、ああ、薄いけど晴海監督ならどうにかしてくれるだろうなと・・。」
晴海「他力本願すぎるわ!!」
脩由「けど、まあ実際監督のおかげでどうにか5000PVにも近づいていて本当に助かってます」
晴海「私だけの力じゃないんだけどね。この子らのおかげでいい画が撮れているから、次の話に繋げられる部分はあるよね。後読んでくれている読者に感謝しなさいよ」
脩由「本当にそう思います。役者さんの演技については僕も、次回に繋がるヒントをいくつももらって、使わせてもらっていますね。では、次は彼我大河役の新川正也さんにお話を聞いてみたいと思います」
新川「よろしくお願いします」
彼我のイメージとは違った落ち着いた雰囲気で、10代にしてはしっかりしているような印象を受ける。
スター○ッシュのメンバーにいてそう(きっとダム様に違いない)。
脩由「新川さんは、晴海監督の事務所所属の役者さんなんですよね?」
新川「はい。僕と、中町役の三島君は、晴海社長の事務所の所属ですね」
脩由「晴海さん、社長って呼ばれてるんだ」
晴海「脩由、後で・・・。な」
マジビビリしながら話を続ける脩由。
脩由「しかし、イケメンですよね?よく言われませんか?」
新川「う~ん。男子高なので、あまりそういった話はないですね」
脩由「あ、まだ学生さんなんですか?」
新川「ええ、そうなんですよ」
脩由「じゃあ、学生と役者と両立してってことですよね?大変じゃないですか?」
新川「学校にもある程度は認められてますし、社長が監督という部分もありますし、スケジュールも負担が少なくなるようにしてもらってますので」
脩由「いま、冬のシーンが多いですけど、実際現場は寒くないですか?」
新川「正直寒いですね。クラブチームの設定では、空調管理がしっかりしているって事になってますけど足元が冷えてトイレの回数が多くて」
脩由「いや、すみません。予算の都合上どうしても場所が」
新川「いえいえ、こちらこそ変な方向に話が言ってすみません。」
脩由「サッカーのご経験とかあるんですか?」
新川「いや、まったくないんですよ。”監クラ”のキャスティングが決まってから、フットサル場に三島君と足を運んで練習しています」
脩由「三島さんとは普段から仲がいいんですね」
新川「そうですね。学校も同じですし。どうしても他の友達といるよりかは時間がかぶる部分があって」
三島「いや~多分、きっと、新川君、僕の事好きだよね」
新川「後でしばいておきますね」
脩由「本当に仲よさそうでいいですよね。では今の話の流れで中町葉柄役の三島呉乃さんに話を聞いていきたいと思います」
三島「どうも、中町葉柄役の三島呉乃です!!」
中町の設定より少し身長が低い、かわいいと言うよりいたずらっ子な印象を受ける少年だ。
脩由「三島さんの役の中町というキャラについてなんですが、結構ホモっぽいですよね。役を受けるに当たって大丈夫だったんですか?」
三島「初めのうちはそこまで、キャラが壊れてなかったんでよかったんですけど、最近結構露骨にそっち方面になってきて、楽しくやらせて頂いております」
笑顔が柔らかく、初めの印象から少しやんちゃなイメージが薄まる。
脩由「逆に楽しんでいると?」
三島「そうですね。キャラがつかめないほうがしんどいんですよ。壊れキャラのほうがイメージの幅が広くて楽しいですね」
脩由「中町は細くて、しなやかさがあるイメージなんですけど、三島さんを見ているといたずらっ子っぽいですよね」
三島「ああ、よく言われますね」
新川「実際よくやってますけどね」
脩由「ふふ、三島さんから”中町”を演じている時に、かすかにその部分が出ていい味が出ていると思って、こちらとしては助かってます」
三島「いや~、監督からは、”出すぎ!!”ってNGもらったりするので、へこんで反省している時に撮りなおしてOK出たりとか、あんまり”がんばらない”ほうがいいのかなとか、悩みますね」
笑いが起きる。
脩由「そういった悩みっていう部分が役者さんを成長させると思うのですけど。後もう少しで1年目が終わると思うのですが、これからの展開について、中町をどう演じてみたいですか?」
三島「”恋じゃない恋に迷走している男の子”を演じていきたいですね」
脩由「晴海監督と話はしてるんですが、BLは要素として入ってませんからね。逆に”迷走”部分を役者さん達に表現してもらって私がうまく話しに落とし込めればといい作品になると核心してるんですけどね」
晴海「ほんとうにね~、薄いプロットでそこを表現しろとか、脩由は鬼よね」
土下座して謝る。
脩由「申し訳ありません!そんなこんなでそろそろ、お時間が来てしまったわけですが”インタビュー”の次回は1年目終了後という事で、ベニート・ミロ役のハゼ・ミナロさんと3軍の武田監督役の森川久司さんにもにも着てほしいですね。ちなみに森川さんには脩由の別の作品、”迷宮探偵”の主役としても出演していただいた事があるので、その辺りもちょっと聞けたらなと思っております。」
晴海「ミナロさんはうちの事務所じゃないんでね。なんともだけど話だけは振っておくよ。もりっちー(森川)はすぐ出る!って言ってくれるはず」
脩由「助かります。では監獄のクラブチーム製作監督の晴海ももかさんと、彼我大河役の新川正也さん、中町葉柄役の三島呉乃さんでした。ありがとうございました」
3人「ありがとうございました」