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座敷わらしって合法ロリだよね

様々な勢力へのお手伝いもようやく終わり、お屋敷と化した我が家にようやく帰宅。

永遠亭ではこっそり撮影をして動画をアップした輝夜にコブラツイストをかけて謝らせ、仲直りに妹紅を呼び三人でツイスターゲームをして遊んでいるだけの生活だった。


「あー、自分の家だと思うと落ち着くわー……」

家財道具等は全て運び込まれており、自分の部屋で布団を敷いて寝転がってくつろいでいる。


「前に住んでたボロ家の五倍くらい広いし、庭もちゃんとあるし、何故か庭に井戸もある。というよりも河童の技術が使われてるとか凄いけど、最近にとりの様子がおかしくて困る……やばい、ゲームの実況を輝夜と始めてから無意識に一人で喋ってる時があるぞ」

誰に言うでもなく自然に話をしていた自分に驚いていた。


「……まぁ、いいか」


「いや、よくないよ。ここ数ヵ月で何回あたいに会いに来たか忘れたのかい? 実体あるのに会うのは久々だよ」


「あ、こまっちゃんだ」

ごろごろしながら見下ろす小町を見ている。


「『あ、こまっちゃんだ』じゃないよ。まったく、映姫様も呆れてたよ。あそこまで死にかける人間も珍しいってさ」

クッションを手に取り枕元に座るとそのまま話をしていた。


「どうせなら膝枕……でも俺だって行きたくて行ってるわけじゃないし」


「ほら、こっちおいで。とにかく本当に死なないようにしないとダメだからね」

自身の膝をポンポン叩きながらしっかり忠告をしている。


「はい。……こまっちゃんに膝枕してもらうと三重くらいの幸せが俺に訪れる」


「そんなに褒められても何も出ないよ」

そう言いながらも嬉しかったのかちょっと照れていた。


「こまっちゃんの匂いって落ち着く……こう、誘われるような……」

それは死へ誘われているのではないでしょうか?


「……違うようでやっぱり同じだね」

小町の知る彼がかつて好きだった香を今でも焚いており、その匂いで落ち着く恭夜の頭を軽く撫でている。


「後は声、それと……」

何かを言い残して眠ってしまった。


「『俺は小町の声が好きだな。それとついでに、本当についでに胸も』ってよく言ってたっけ。一番胸に執着してたのはバレバレだったのにねー」

うりうりと眠る恭夜の頬を軽くつついている。


………

……


「……ぐぅ」


「ねぇ、今起きたよね?」

しばらくして目を覚ますと何故か鈴仙に変わっており、もう一度寝に入っていた。


「これは夢夢、俺はこまっちゃんに膝枕してもらってたし……スーハー」

そう言うと鈴仙のお腹に顔を押し付けて深呼吸を始めている。


「んっ、くすぐったいし恥ずかしいよ……」


「夢の中でも鈴仙の甘い香りで身体が満たされ……あ、あれ?」

背中に手を回してさらに密着しようとした所で完全に覚醒していた。


「おはよう。これから毎日入れ替わりで誰かはいるから寂しくないよ」


「いや、たまには一人もいいかなって思ってたんだけど……」

少し寂しいが一人の自由が魅力的だったらしい。


「ダメ」


「家主のはずなのにダメとか言われたでござるの巻」

どさくさ紛れに鈴仙からそっと離れて身体を起こしている。


「恭夜はみんなを知ってるから大丈夫だよ」


「はたてとか普通に住み着きそうで怖いです。雛さんはナチュラルに距離感ゼロだから一番ヤバイ……」

何だかんだで一番危ないのは雛だった。


一度夜遅くなりすぎたから雛の家に泊まったようだが、風呂に入っているとタオルを巻いて普通に入って来たり色々と危ない。

相手を不幸にせず触れ合える事がかなり嬉しいらしく、雛と遭遇すると必ず密着してきたりと既に依存と言っていいレベル。



「手を出しちゃダメだよ? 私はいいけど、独占欲強い方々もいて危ないから」


「うん。まだ死にたくないもの」

紅魔館を出てから幾度も死にかけており、それが原因でますます生に執着するようになっている。


「それならいいの」

独占欲の塊な少女の赤い瞳が怪しく輝いたように見えた。


「さてと……うへへ、二人きりだから鈴仙の膝をまた堪能させてもらおうか。まだ眠くて」


「はい、どうぞ。……その、さっきみたいにクンクンされるのは恥ずかしいから手加減してほしいかなって」

好いている者に自分の匂いを嗅がれるのは物凄く恥ずかしいようだが、それを止めて欲しいわけではないようで手加減をお願いしていた。


「何か俺が凄い変態みたいで嫌だなぁ」


「恭夜は絶対匂いフェチだよ。師匠も薬品の匂いがするって言われたわって言ってたよ?」

鈴仙は自分と恭夜が好きな香りの香水をいつでもつけていて、いつ恭夜にクンカクンカされてもいいようにしていたりする。


「あの、この流れだと匂いフェチが俺の変態要素の一つになっちゃうよね?」


「でも事実だよね?」


「いや、まぁ……うん。密着されるといい匂いがするし、自然となっちゃったんだろうな」

新しく匂いフェチという属性が付与され、ますます変態具合に磨きがかかっていた。


「私も恭夜限定で匂いフェチだから一緒だね。恭夜はいつも甘い匂いがして美味しそう」


「これがお菓子ばかり作ってる弊害か」

最近は喫茶店にクッキーや日持ちのする物を低価格で卸しているが、卸す量も日も完全に恭夜の気まぐれすぎて一部からは幻とすら言われている。


「後は血と石鹸の匂い」


「妖怪斬ったり、外来人捌いたり、洗濯したりしてるからかなー」

基本的に外来人を食べやすいようにバラしてルーミアに食べさせたりするのがメイン。


「それで処理した外来人はルーミアに食べさせてるんでしょ?」


「うん。いつもお腹減ったーって言ってるから」

既に同族を処理する事に迷いはなく、優秀なマーダーになっていてレミリアも鼻高々だった。


「やっぱり恭夜は優しいよ。妖怪寄りの人間だけはあるわね」


「……これは褒められてるのかな」

外来人もすぐに処理をする訳じゃなく、質疑応答をして見極めてからいらない存在だと思えば処理をするからかなり優しい。


「褒めてるよ?」


「わーい、あまり嬉しくないー。……そういえば昨日の餅は美味しかったけど、人型になれる妖怪兎の子達が無限に俺に食わせに来たのは何かの罰ゲーム?」


「みんな恭夜が好きだから一人一人お皿に乗せて持っていってたのよ。てゐはそれを全部平らげて笑顔で礼を言う恭夜を見て、少し見直したって言ってたけど」


「命蓮寺に一ヶ月くらい居ただけで胃が大きくなったんだろうな。後はダメージ減らす為に魔力と霊力で常時身体の外と内を強化してるってのもあるかも」

白蓮に多目に食費を納めたら、その日から白米が星の盛り方で出てくるようになったらしい。


既に家族として見ていた白蓮からの遠回しなクレームだったようだが、皆の分まで働くようになってからは簡単に平らげるようになって失敗していた。

その後は一部の里の者から寺住まいのKさんと呼ばれ始めていたが、引き留める白蓮達にお世話になりましたと頭を下げて最後の永遠亭に向かったらしい。



「だからてゐの罠にかかっても軽い怪我だけだったんだ。……あの烏天狗からボッタクリ価格で恭夜の写真を買ってる子もいるんだよ?」


「いや、写真なら幾らでもあげるけど。文とはたてが今週のベストショットとか言いながら、俺の写真置いてくから困ってるんだよ。俺はナルシーな人じゃないし」

見られて誤解されるのも嫌だからと鞄の奥底にしまわれている。


「あ、それなら明日帰る時に貰っていっていい? あの子達も喜ぶだろうし、私も嬉しいし」

ちゃっかり自分の分はキープするつもりのようだった。


「いいよ。出来れば全部持っていって、いらないのは焼いてほしい」

そう言うと鞄を取りに行き、底の方から輪ゴムで束ねてあるだけの写真の塊を幾つも取り出し始めている。


「こんなにあるの?」


「毎週ベストショットとか言いながら何十枚と持ってくるから、たった数ヵ月でこんなになったんだよ……」

様々な場所の縁側等で眠る恭夜の写真がたくさんあり、次いでエプロンや割烹着姿の写真が多い。


「へー……」

どれを自分用にするか悩みながら持参していた着替え等が入った鞄にしまっていく。


スッと二人から見えない場所にスキマが開き、手が伸びてその写真の束の一つを掴みスキマの中に消えて閉じていた。



「あれ? まだあったような気がしたけど気のせいか……」


「これ写真立てに入れようかな。眼鏡にワイシャツネクタイで白衣姿……えへ、えへへ」

何か妄想しているようで頬が緩みにへーっとした表情になっている。


「妄想してる姿も可愛いぜ……」




それから三週間が経ち、久しぶりに依頼を受ける事を再開。

さらに処理すべき外来人リストが映姫から送られてきて、害しかない不要な存在を闇夜に紛れて淡々と処理。

やはり一番多いのは博麗神社への護衛で、慧音や白蓮からのお手紙付きで来るから無下に断れず低料金で送っている。


「慧音は分かってて一筆書いてるのが分かるけど、白蓮さんは完全に好意で書いてるからなぁ……」

本日も無事依頼人を送り届け、霊夢とお茶を飲んでダラダラしていた。


「相変わらずあの二人には弱いのね。私は毎日お賽銭が入るからあの二人にはバンバン恭夜に外来人を回してほしいけど」


「たまに慧音の手紙が一言だったりして泣ける。それも『送れ』とか、どこぞの髭眼鏡みたいだったし」

後日文句を言いに行くとお昼に鰻をご馳走してくれて、さらに膝枕までしてもらって最後は妹紅に燃やされている。


「流石慧音、相変わらず恭夜の扱いに慣れてて感動するわ」


「白蓮さんからの手紙の八割が俺を心配する事だったり、何日の何時に来てほしいって関係ない内容だったり。可愛い美人で優しい姉属性ってドストライクすぎてマジ困る」

命蓮寺で暮らしていた時は付きっきりでお仕事やお経を教えてくれたり、皆の仕事のフォローをすると頭を撫でてくれるので紅魔館に居る時よりも働いていた。


「はいはい」


「……まぁ、脈なしだろうから意味ないけど。そういや最近家に座敷わらしが来たんだよ」

ある日お屋敷の玄関を掃除していると戸をノックされ、出てみると綺麗な和服の女の子が立っていて招き入れたらしい。


すると紫が座敷わらしである事をすぐに教えに来て、無駄に広い屋敷の一室を彼女の部屋にしていた。

報酬で貰った使わない玩具や自作のぬいぐるみをそっと渡すと可愛らしい笑顔を見せてくれて、それ以後ご飯や三時のおやつを一緒に過ごしている。



「それは聞いてるわ。アリスが危ない!とか言ってたけど」


「うん、毎日見張りに来るよ。俺は手なんか出さないのに……。上海を可愛がってると嫉妬するのか、座敷わらしが服の裾をクイクイって引っ張ってくるのがとても可愛い」

アリスに幼女にモテる程度の能力があるはずだと言われ、この世界でもロリコン扱いである。


「それは見張りに行くわよ。私はそれより近所に住んでいる女性が、ね」

先代の巫女である事に気がついたようだが誰にも言わず、深々と会釈をする程度。


「いい人で助かるよ。紅魔館に帰った後の家の管理もしてくれるって言うから、貴女に是非住んでほしいって言ったよ」

恭夜の提案をありがたく受け取ったらしく、恭夜が出ていく冬から移り住む事になっている。


「そう……」


「年上のお姉さんって素敵だよなぁ。どうせなら今からでも一緒に暮らしてほしいレベル」

一度それを提案したがやんわりと断られており、代わりにほぼ毎晩おかず持参で呑みに来ていた。


先代の巫女を知る者が泊まりに来ている時は恭夜が酔い潰れてから懐かしい話をしたり、恭夜についての話をしたりと交流が出来ている。


「……やばい、地味にお似合いかもとか考えちゃった」

背の高さもバランスが良く容姿も釣り合いが取れており、並んでいる姿を想像しても違和感がなかった。


「しかし後半年くらいで紅魔館に帰れるのかと思うと胸が熱くなるな」

年明けに紅魔館から出奔させられ、三月辺りから様々な場所で働き六月にようやく里にある家に帰ってきている。


「一度も帰ってないの?」


「ホームシックになって一度行ってみたら美鈴に止められて……」

中に入れてもらえなかったらしい。


「可哀想に……」


「まぁ、代わりに美鈴がぎゅってして励ましてくれたけど」

そんな抱き合う二人を窓から目撃してガン見していた咲夜だが、恭夜の去った後に美鈴に対してナイフの雨を降らせたのは言うまでもない。


「少しでも可哀想だと思った私が馬鹿だった」


「それからは一人でも元気いっぱい。……そういや文の依頼を受けて俺が作った弁当をデリバリーしたんだけどさ」


「何でもかんでも引き受けるの辞めたら? 騙して悪いが……とか言われて襲われた事もあるんでしょ?」

大半は好意的に見てくれるが、妬ましい存在だと思う者もいるようで騙された事もあったようだ。


「それは外来人と一部の里の人間だけだし」


「ルーミアが『恭夜のお陰でお腹いっぱいなのだー♪』って言ってたのは聞かなかった事にするわ」

処理しているのは知っているが面倒くさいし、害はないから完全放置である。


「サンクス。それで弁当を届けたんだけど、はたてと椛に取り囲まれた時は死ぬかと思った。俺のお昼ご飯のおにぎりを生け贄に捧げて助かったけど」

依頼だからと文にだけお弁当を渡しに行ったのが敗因だった。


「普段は仲良しなのに何があったのよ」


「文に渡した所を見られてて、私の分は?的な展開になって。おにぎりを喜んでくれたけど、その理由も俺が握ったからだって言ってて少し怖い。その内にお礼にお弁当作ってくれるって言ってたけど、血とか混ぜられてたらどうしよう」

妖怪の血を体内に取り込み続けたらいずれ妖怪になってしまうかもしれないと恐れている。


「うわぁ……」


「そんないざという時の為にお札ください」


「天狗相手に効くようなのは高いわよ。ど、どうせならここで暮らしたら? それなら私が守るからお札はいらないし」

チラッチラッと様子を窺いながら提案している。


「いや、座敷わらしもいるし帰ってご飯の用意しないといけないから無理なんだよなぁ。最近は色んな妖怪やらも来るから酒の用意もしないといけないし。特に萃香が毎晩のように来るから、俺は酒虫を要求してる。水を酒に変えてくれるのは助かる」

酔うとキス魔になるのをどうにかしようと皆で相談し、最終的に恭夜の体内に酒虫を宿らせる事が決まっていたりもする。


「あー、確かに座敷わらしが居るなら無理ね。恭夜って基本的に見た目幼女には優しいし」


「悪い事をして叱る事は出来ても怒る事は出来ないよ。……最近おやつを持っていくと里に居る座敷わらしが集合してる時があって結構ビビる。みんな一斉に俺見るんだもん」

その時は仕方ないとすぐに他の座敷わらし達の分のおやつも作りに戻っている。


「え、何それ凄く見たい!」

超レアな光景を見たくて霊夢のションテンがガリアーしていた。


「髪型と和服はそれぞれ違うけど、同じ年頃の見た目の子が集合してるの見るとビビるぞ。しかもジーッと見つめられるし」

初めて見た時は一度襖を閉めて目を擦り、再び開けても減っていなかったのでマジビビりしていたようだ。


「それ恭夜にとっては天国じゃないの」


「可愛い女の子は見て愛でるものだから幸せではある。最近懐かれ始めてて手を握ってくる時があるから反応に困る」

尽くすタイプだからか遊びにも付き合うし、お菓子やご飯も毎日違うものが出てくるので好かれているようだ。


「ロリコン」


「もういいよそれで。座敷わらしはニコニコしてて可愛いし、依頼がある時に留守番してくれるし。作り置きしていくご飯もちゃんと全部食べてくれるから嬉しい限り」


「へー」

煎餅を手に取りながら一応話を聞いている。


「その腋で手を挟んでもらっていいですか?」


「ええ、そのくらいならいい……わけないわ!」

話を聞いていないのではないかと思って聞いてみたようだが、霊夢は途中で気がついて顔を赤くして否定していた。


「ちぇー。早苗だったら間髪入れずに了承してくれるのに。まぁ、くすぐろうとして腋に手を入れると過敏に反応して閉じるんだけど」

尚、腋に手を挟まれるとそのまましばらく離してもらえない模様。


「私だって弱いからダメなの!」


「ふむふむ、霊夢の弱点は腋……と」

謎の革で出来た手帳に弱点をメモしている。


「あえて丸出しにする事で弱点とは思わせないようにしてるの。今まで誰にも触らせた事はないわ」


「へー(棒)」

唯一触った存在がここにいるが、バレたらぶっ飛ばされるのが目に見えているので反応しないようにしていた。


「早苗だって簡単には触らせないでしょ」


「いや、宣言してからだと普通に触らせてくれるってさっき言った気がする。代わりに腹筋を撫で回されるという諸刃の剣だけど」

ギブアンドテイクだが端から見たらイチャついているだけである。


「何か恭夜と話してると自分が間違っているんじゃないかって気持ちになってくるわ……」


「それは慧音によく言われる。俺があまりにも自信満々に話すから、自分の常識が間違っているんじゃないかって」

慧音すら悩む程のフリーダム具合だった。

座敷わらしの集会所みたいになり始め、より一層妖怪屋敷化が進む恭夜宅。

餌付けするから集まってくるんだと気がついてない。

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