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他にも色んな妖怪と遭遇してる

守矢神社に向けて吹雪始めた山道を歩きで急いで帰っていると、綺麗な長い黒髪に白い和服を着た女性が子供を抱いて立っていた。


「もし……」


「はい?」

すれ違う瞬間に声をかけられて立ち止まり、吹雪いているから早く帰りたかったのにと思いながらもその女性の方を見た。


「……少しの間この子を抱いていただけませんか?」

よく見るととても美しい女性で、その腕に抱かれていた赤子を恭夜に差し出している。


「はぁ、いいですけど」

その間に傘を被ったりするのかな?と赤子を受け取りながら女性を見ていた。


「……」

妖艶に微笑みながらこちらを見ているだけで何もしようとせず、その様子を見ていて吹雪の夜に現れる妖怪の事を恭夜は思い出していた。


「ん? ……ああ、やっぱり」

急に抱いていた赤子が重くなりだした事で目の前の女が、たった今思い出した妖怪の雪女郎だと確信している。


「ふふふ……私の子、重くはないでしょうか?」


「ああ、平気平気」

普通なら見惚れてしまいそうな微笑みだが、それ以上の美しさを持った存在と日々接しているからか全く動じていない。


「それならばよいのですが」


「あー、しかし腹減ったなぁ」

赤子が物凄く重くなっているが恭夜からしたら余裕であり、夕飯は何かなと考えながら抱っこしている。


「……」




それから無言のまま十分経過。

何度か身体を揺すって積もった雪を落とし、寒さに耐えながら抱っこし続けている。


「……こんなにも長く抱いていただいて、本当にありがとうございました。お礼と言ってはなんですが貴方に素晴らしい物を授けようと思います」

恭夜から赤子を受け取ると自然な笑みを浮かべて言っていた。


「そ、そうですか……」

ガチガチと寒さに震えながら女性の言う事に頷き、そんな事よりも早く解放してくれと思っている。


「……それでは私はこれで」


「お、お気をつけてー……」

女性は何かを呟くと赤子を抱いたままどこかへと消えていってしまった。



「伝承通りに怪力を授けてくれたみたいだな……今なら気を使わずに岩をぶん殴っても余裕で砕けそうだ」

自身の周囲の風を遮断し、炎で暖を取りながら神社に向かって再び歩き始めた。


………

……


「って事があったんだよ」

濡れたコートや服を玄関で脱ぎ、タオルで頭を拭きながら心配して待っていた早苗に告げている。


「怪力ですか。もしかして箪笥とか片手で持ち上げたり出来たりします?」


「多分ね。部屋で着替えてから他の洗濯物は持っていくから」

ナイフに銃剣に携帯をコートから回収し、上半身裸のままタオルで頭を拭きながら部屋に戻っていった。


「どうせなら全部脱いでいってもらってもよかったのに。割れた腹筋に傷痕が残っている無駄な筋肉がついてない身体……たまらないですね」

むふーっと間近で見た引き締まった肉体を思い出して鼻息が荒くなっていた。



部屋に戻ると濡れた衣服を全て着替え、さらにどてらを着用してから洗濯物を出しに向かった。

洗面所の洗濯籠には早苗に預けた服が置かれており、残りの衣服もそこに置いてから居間に向かっていった。


「風呂に入った方がいいんだろうけど、家主の方々の前に入るわけにはいかないし」

既に家族扱いされているから誰も気にしないが、恭夜自身は居候という身分から遠慮している。


「なら私と一緒に入ればいいよ。着替えたっていっても身体も冷えて寒いでしょ?」

風呂に入ろうとしていたのか着替えを持ち、いつのまにか隣を歩いていた諏訪子が提案していた。


「諏訪子さん、お風呂場は逆ですよ」


「早苗から聞いて部屋に行ったけど居なくて探してたんだよ。どうせ遠慮してお風呂に先に入ろうとしないだろうからって」

諏訪子には全てお見通しであり、普段から乱入しているから誘っても問題ないと思って探していたらしい。


「……今回ばかりはありがたく思います」

かなり我慢していたようで諏訪子の提案を二つ返事で受け、一緒に風呂場に向かった。




タオルを身体に巻いた諏訪子と腰にタオルを巻いた恭夜が風呂場に入り、恭夜は早速河童の技術でどうにかなっているシャワーを浴び始めた。

諏訪子は湯船のお湯を桶で身体にかけ、先に湯船に入ってアヒルを浮かべてカエルのおもちゃで遊んでいる。


「……ふぅ。まだ髭は平気かな」

身体を洗い、髪も洗い終えると自身の顔に触れて髭を剃る必要があるかを確認していた。


「恭夜ってあまり髭伸びないんだね。剃ってるの見た事ないよ」


「私的には少し伸ばしてみたいんですけどね。試しに付け髭をしてみたんですけど、早苗からは似合わないって言われました。髭のあるなしで強さが変わると聞いたんだけどなぁ……」


「うん、恭夜に髭は似合わないよ。それに脛毛とかもないよね、つるつるだし」

恭夜の身体はかなり見ているから詳しく知っているようだ。


「永琳の試薬を飲んだ結果なんです。女の子向けの永久脱毛の薬だったとかで」

手足の無駄毛が全て抜け落ちてから説明され、そのお陰で少し値は張るが女の子が喜ぶ薬が完成している。


「まぁ、私はあってもなくても気にしないからいいんだけど」


「まぁ、俺もどっちでもいいんで気にしてないです。……あぁぁぁっ」

見えないように身体をずらして腰にタオルを巻き、湯船に入ると結構な熱さで心地良さから思わず声が出ている。


「何かおじさんみたいだよ」


「まだまだ若いつもりなんですけどねー」

そう答えながら湯船の中で胡座を組み、縁に両腕を乗せてリラックスしていた。


「そこに座ってもいい?」

胡座を指差しながら一応確認してくる。


「ダメです。薄布一枚で女の子に胡座に座られたら色々な意味でマズイです」


「えーっ」

諏訪子が不満げな声を上げていると……


『諏訪子様ー、お湯加減はいかがですか?』

曇り硝子の向こうから早苗の声が聞こえてきて、洗濯籠の中身を確認して洗濯機で一緒に洗える物を分別しているのもうっすらだが確認できる。


「うん、いい感じだよー」


『それならよかったです』


「……」

居るのがバレないように無言になっている。


『そろそろお夕飯……じゃないですから少し待っていてください。私も一緒にお風呂に入っちゃいますから!』

何かを見つけたようでダッ!と走って脱衣場から出ていった。


「先にあがります、あれ絶対俺がいるの気づいてますから」

ザバッと湯船から出ると慌てて脱衣場に向かっている。


「それじゃあ、また後でねー」

ひらひらと手を振りながら脱衣場に向かった恭夜に声をかけ、身体を洗うために諏訪子も湯船から出ていた。


………

……


間一髪着替え終わるタイミングで早苗が戻ってきて、orzになった早苗を励まして神奈子が待っていると思われる居間に向かっていた。


「シャンプーやリンスに拘りはないけど、よく考えたら早苗に使ってくれって言われたやつは早苗も使ってるやつなんだよな。……使ってるのが早苗だからあんなにいい香りがするんだと思うけど」

同じ香りのはずだが自分じゃ分からず、早苗の髪の香りにはいつもクラクラしている。




「今日は急に頼んで悪かったね」


「いえいえ、居候をさせてもらっていますからこれくらいは平気ですよ」

神奈子からの頼みで出掛けていたようで労いの言葉をかけられていた。


「まさか吹雪いて来るなんて予想してなかったから心配してたんだよ? 案の定、雪で全身ずぶ濡れになって帰ってきたみたいだし」


「本当ならあんなに濡れないで帰ってこれるはずだったんですけどね。それと注文した物は明後日には出来るそうです」


「わかった、その時もお願いするよ」

パシリとしてもかなり有用であるから神奈子や諏訪子はよく買い物を頼み、早苗はそれに付いていってデートだと言い切っていたりする。


「はい、任されました」

頼まれるのが嬉しいのかニコニコしながら答えていた。


外で妖怪に襲われていた子供達を颯爽と現れて助けてから、里の子供達にヒーロー扱いされていて少し居心地が悪いようだが。

ナイフと銃剣に見立てた木の枝を使い救出時の口上付きで真似をする子供も居たりして、それを見て照れてしまって寺子屋近辺には近づかないようにしている。

慧音や白蓮が暖かい眼差しを恭夜に向けるのも足を遠ざける要因だったりするが。



「そうそう、夕飯が終わって少ししたら久々に……ね?」

神奈子はクイッとグラスを傾ける仕草をしている。


「はい、わかりました」

少しだけアルコールに強くなってきた恭夜だが、相変わらずペースを守らないと酩酊状態になり記憶が飛ぶ。


「ペースは無理せずゆっくりでいいからね。色々大変だから」


「意識なくなって迷惑かけちゃいますからね」

そして酩酊状態になるとどこで磨いたのか神や悪魔をも虜にするキスのテクニックを遺憾なく発揮するおまけ付き。


「あぁ、うん……」

神奈子は外に居た時に一度被害を受けており、思い出すとまともに顔が見れなくなる乙女具合。


「最近は適度に呑んでますから平気ですね」

ちなみに紫達が居る時は途中からノンアルコールの物にすり替えられていたりする。




それから二日が経ち、注文をした品物を受け取りに人里に足を運んでいた。

里に着いて何とはなしに十字路の真ん中で立ち止まり、左の方を見てみると慧音が歩いてくる姿が見える。

前を見ると白蓮がのんびり歩いてきて、右を見ると青娥がニコニコしながら歩いていた。


「誰に捕まっても厄介な事が起きる気がする……」

嫌な予感に関しては霊夢並に勘が鋭く、そっと気づかれないように来た道を戻ろうと振り返っている。


「捕まえましたよ」


「しまった、後ろにも居たのか。……ただ三方向から来る方々とは方向性が違ってるけど」

すると目の前にどや顔の阿求が立ちはだかっていたが、胸をチラ見して方向性が違うと呟いていた。


「今日こそはちゃんとお話を聞かせてもらいますからね。いつものらりくらりと逃げるんですから」


「自分の事を語るとか恥ずかしいからだよ。何で直に俺に聞きに来るかな……」

咲夜とか美鈴に聞けばいいのにと仲良しな二人を考えている。


「直接聞いてもいいじゃないですか。人間でしたっけ?」


「誰がどう見たって俺は普通の人間だよ!」

何故か人間である事を疑われている始末。


「赤い瞳に岩を簡単に砕く手足、空を飛び回り様々な力のある者達との交遊関係。それが普通の人間、ですか?」


「……ちょっと普通じゃない人間です」

さらに一昨日の夜には怪力を授かり、巨大な岩をも軽々持ち上げられるようになってガチで人間を辞め始めている。


「かなり普通じゃないです。子供達を守りながら妖怪相手に大立ち回りをして、怪我一つなく追い払うなんてまず無理ですよ」


「相手が脳筋だったからタイミング合わせてカウンターを叩き込んだだけだよ」

軽く言っているが妖怪の防御力を上回る力、タイミングを見極める動体視力、カウンターを叩き込む素早さと普通の人間にはまず無理な難易度。


「その後はどうしたんですか?」


「風で吹き飛ばして炎で焼いても襲いかかってこようとしたから、雷で感電させて動けなくなったのを確認してから子供達を連れて里に帰ってきたけど」

参上してすぐに銃剣やナイフで応戦していたようだが、折れたり刃こぼれを恐れて魔法と肉体を使って戦っていたらしい。


「……人間でしたっけ?」


「人間だよ」

魔法まで使える事が発覚して阿求は思わず頭を抱えていた。


「オールラウンダーというものでしょうか?」


「そんな万能じゃないよ。俺はどれも飛び抜けてる訳じゃないし、どちらかと言えば器用貧乏のがあってるかな」

どれを見ても誰にも及ばないが欠けた穴を埋めるには最高の人材であり、お菓子作りと耳掃除という女の子向けなスキルだけは誰よりも飛び抜けている。



三人に見つからないように移動しながらも阿求の口車に乗り、色々と話をしてしまっていた。

阿求に奢るからと言われて恭夜も馴染みの茶屋に連れられ、阿求が店主に何かを話して奥の座敷を用意してもらっている。

店主は何か誤解しているようで常連の恭夜の肩をぽんと叩き、がんばれと言いたげなスマイルを見せていた。


「それで誰が本命なんですか?」


「またいきなり意味がわからない事を」

お汁粉の注文をし終えて誰も居なくなると阿求は早速踏み込んできている。


「あれだけの女性に囲まれているんですから、誰かしら本命がいるはずですよね」


「いや、まず普通に相手にされてないよ。大体の方々はからかってるだけだと思うし」

美人すぎたり可愛すぎたりする者達にアプローチをされても信用できないのは当然の事なのかもしれない。


「なるほど」

様々な者がアプローチをしてもスルーされると嘆いていた理由がわかり、同時に本気と受け取ってもらえない彼女達に同情していた。


「それにみんなが本気だったとしてもお嬢様と紫さんから選んじゃダメって言われてるんだよね。しかも誰かを選んだら刺されて死ぬって不吉な事を言われてるから怖い」

誰彼構わず好意を向けていたせいでギリギリな綱渡り状態であり、様々な勢力の均衡を崩せて内部崩壊すらも引き起こせる状態でもある。


「あー……」


「納得した顔されても困るんだけど」

自分は理解できないのに、阿求の納得している顔を見て困っていた。


「まぁ、いいじゃないですか。お汁粉の分はしっかり色々と聞かせてもらいますからね」


「わかってるよ」


………

……


「……って事もあったよ」

お汁粉を食べ終えてからも話を続け、今後絡まれる確率を減らそうとしている。


「聞いている分には面白いですけど、渦中の人物になると大変そうですね」


「特に雛さんが自重してくれなくて本気で困る。雛さんを装備して歩いてて、つまずいて木にぶつかったら蜂の巣があって……」

雛をお姫様抱っこして妖怪の山を全力で駆け抜け、仕方ないと雛に謝り川にダイブして事なきを得ていた。


「あの、その程度で済んでいる事が驚きなんですけど」


「その程度で済んでるのも俺のラック値がカンストしかけてるかららしい。基本的には雛さんから隠れて進むしかない」

恭夜の気配を感じて探しに来た雛がしょんぼりする姿を見て罪悪感に苛まれ、結局出ていってしまうから意味が全くないが。


「あぁ、だから生き残れているんですか」

確実に三桁は死んでいてもおかしくないレベルの出来事に遭遇しており、生き残っている理由がはっきりして阿求はすっきりした表情になっている。


「まぁ、一番の幸運は咲夜の……そろそろ出ようか」

話ながら懐中時計を見て長居をしている事に気づき、阿求にそろそろ出ようと提案していた。


「あ、そうですね。とりあえず濃すぎるので私なりにまとめて書かせてもらいますから。……それとまた耳掃除の予約を来週の今日に」

今まで書いていたメモを手提げにしまいながら、頬を赤らめチラチラと見て言っている。


あまりにしつこく話を聞かせてほしいと言われた時に、耳掃除に耐えられたらと提案した結果がこれ。

阿求は見事にドツボにハマり、毎週耳掃除に呼ばれていい小遣い稼ぎになっている。

そんなにハマるわけがないと阿求の耳掃除中に訪ねてきた小鈴が言っていたが、初回無料だからと言いくるめ全力を出して小鈴の耳掃除をした事で彼女も引きずり込まれていた。



「ああ、わかったよ。……スタンプカードでも作ろうかな、スタンプ二十個で一回無料とかにして」

白蓮からはご飯と頭を撫で撫で、慧音からはご飯と膝枕を戴いてお金を貰っていないのは秘密だったり。


「あ、それは是非!」


「俺の話を聞いてた時より反応がいいとか泣ける」

元気いっぱいな阿求の笑顔を見ながら呟いていた。




阿求と別れて里を歩いていると大量の箪笥等の家具を前に途方に暮れるお婆さんが居り、わりとお節介な恭夜は思わず声をかけていた。


「今度結婚する孫の為に買ったんだけど、運ぶのにもお金がいると言われてねぇ……」

しかし家具の代金しかなく運んでもらえずに途方に暮れていたらしい。


「うわぁ、ここの家具屋は酷い事するんだな。外来人雇ってからこうなったのかな……よし。お婆ちゃん、俺が運ぶよ」


「何往復もする事になるけどいいのかい? それに重いよ?」


「平気平気。残りは盗まれないように札張って、と」

箪笥以外の家具にとりあえず防犯用の札を張り、軽々と箪笥を持ち上げた。


「おー、お兄ちゃんは力持ちだねぇ」


「あはは、鍛えてますから!」

雪女郎から怪力を授かったからか、重いはずの箪笥が物凄く軽く感じている。


「それじゃあ付いてきてね。こっちにあの子達の家が」

お婆さんに案内されて運び始めた。


そのまま全て運ぶとお婆さんの子供夫婦と孫夫婦に凄く感謝され、お礼にと色々渡されそうになったがお婆ちゃんが作った梅酒を一瓶を貰って名前も告げずに立ち去っていた。

恭夜はクールに去っていく自分に若干酔っていたが、嬉しそうに恭夜の後を追う犬や猫のせいで台無しである。



「甘めの梅酒なら早苗も喜ぶだろうしなー」

基本的に身内認定した相手には超が付く程に甘く、相当無茶な要望でもない限り何でも聞いてくれる。


「神奈子さんから頼まれてた物もちゃんと手に入ったし、そろそろ帰ろ」

エコバッグに入った梅酒と神奈子からの頼まれ物をしっかりと持ち、誰か知り合いに見つかる前に飛翔して飛び去っていった。

怪力と方向性が違う阿求の初登場回。




ポケモンセンターに行きたいのに、行くタイミングがないまま五ヶ月経っちゃった。

みがわりぬいぐるみ欲しかったなぁ。

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