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覚醒  作者: 星野☆明美
4/10

動体視力と三半規管

「シュート、ダンスで動体視力と三半規管を鍛えましょう」

リサ師匠がそう言った。

上下左右を自由自在に動く、ちょっとハードなダンスだった。

初めのうちはついていけなかったけれど、諦めなかったらちょっとずつできるようになった。

「そろそろシューティングゲームをやって成果を確かめたら?」

封印していたゲームセンターに足を運んだ。

「あっ!」

敵の小型機が僕の背後に回り込むのを見逃さなかった。

周囲を囲まれたなら、逃げるのは上か下!

上だ!

途端に平衡感覚が試された。以前なら目を回していただろうが、今の僕はついていけていた。

「二次元から三次元へ」とリサ師匠が言っていた。なにしろ宇宙が舞台というゲームで、上下左右はぐりんぐりん入れ替わる。実際には僕はブースの中で椅子に固定されているのだから、脳の情報処理能力にかかっていた。

ほどなくして、ゲームオーバー。

だけど、スコアは格段に伸びた。

「よっしゃ!」

左手を握りしめ、肘をわきにぐいっと寄せる。

「やりましたぜ、師匠〜」

「師匠はやめんかい!」

リサ師匠が苦笑している。

「君、ずいぶん上達したなあ」

いつか、お金の無駄遣いだと言った切長の瞳の少年が居合わせて言った。

「まだまだ!」

本心からその言葉が出た。

「負けないからな」

少年は笑ってブースに入って行った。

結構やるじゃん。悔しいな。努力する前に天性の感覚でできるやつもいるんだから。

「リサ師匠〜、もっと訓練して!」

「お、やる気出た」

「どこまでもついていきますぜー」

「はいはい」

僕たちは兄貴のいるビルへ戻った。

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― 新着の感想 ―
[一言] 一見関係のなさそうな修行をして、実戦に出てみたらすごくうまくいった!って展開って、なんかいいですよね。
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