My Dear その1
こんばんはですか?こんにちわですか?
おはようございますかもしれませんね。
私はあなたを知りません。
あなたも私を知らないはずです。
だからこそ、手紙を出しました。
何も知らない関与しないあなただからこそ私の心の中にある思いを伝えたくて。
私の中にある思いが痛くて切なくて訴えてくるのです。
「おねがいだからこの思いを伝えてくれ」と。
笑われてもいい。罵倒されてもいい。
ただ、話したいのです。
私の孤独を。
私の思いを。
見ず知らずのあなたにこんなことを話すのです。
怪訝な顔で手紙を見ているのでしょう。
どうか軽い気持ちでこれを読んでください。
私はただ話がしたいだけなのですから。
何でこんな手紙を書いているのか?
何で自分の近くにいる人に話さないのか?
疑問に思っているでしょう。
だけど、それは相手を信用して相手を巻き込むことを意味します。
怖いんです。相手を巻き込むことが。
ましてや、それが自分の知っている人ならなおさら。
誰にだって秘密はあります。
私にも貴方にも。
その秘密を話してしまいたいという欲望も。
何もかもを捨てて全てをさらけ出したいという衝動も。
そんなときに私は楽園を見つけました。
誰もが知っていて、誰もが知らない、そんな夢現の楽園を。
ここでなら、私の秘密を話せるのかもしれない。
それが、この手紙の理由です。
いつかはここで話したことが回りまわって私の耳に入ってくるのでしょう。
それもまた仕方ないと思います。
ただ、その時に私か笑っていられるのか少々不安ですがね。
今も書いていると不安と安心感がいりまじっています。
「出していいんだろうか」と「これで一人で抱え込まなくて済む」という思いが交差しています。
これからもこんな複雑な気持ちを抱えながら手紙を書いていきたいと思っています。
では、お元気で。
あなたが明日も幸せでありますように。
昔書いたものをリメイク。
我ながら青かった……




