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故郷

私の故郷は遥かなる時間の彼方

その故郷を覚えているものはもうほとんどいない


失ってみて分かった

私は

故郷を愛していたんだって


あの偉大な国

あの傲慢な国

あの国が私の故郷


そう

あの国が滅んで私は一人きり


ふと思う

何故滅んでしまえなかったのだろう?

何故生き残っているのだろう?

もう故郷なんか残っていないはずなのに


いえ

残っている

あの国は残っている

なぜなら過去なくして未来は作れないから

人はいつかあの国を越えるものを作り上げることを信じて


私には悠久の時間がある

ならば

新たに生まれる国を見届ける旅をしよう

長い長い終わりがわからない旅

私が故郷へ帰るための旅


それが私の贖罪

最古の詩の一つ。

この頃は『ロードス島戦記』のカーラ様に憧れていた覚えが。

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