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055 修行中―次のステップ

魔法剣の会得後は2手に分かれて訓練を行った。


ドラゴさん・アリアさん・師匠のグループと、ミーティア・エル・ルナのグループだ。


3対3での実践式稽古で、魔法剣に慣れるのが目的だそうだ。



ちなみにエルには既に『指揮』、『火魔法』を上位スキルである『直感』、『火属性』に上書きを行い、


『詠唱破棄』、『補助属性』を新しく会得した。


これでエルのスキルは10個となり、空きのスキルスロットが無くなった。



『スキル』(エル)


○短剣術―短剣術に熟練した者が得られるスキル。剣を装備した時、肉体の動きをサポートする。 熟練度3

○敏捷―敏捷度が上がる。 熟練度2

○聖属性―魔力に聖属性を付与する事ができる。(聖魔法よりランクアップ) 熟練度1

○火属性―魔力に火属性を付与する事ができる。(火魔法よりランクアップ) 熟練度1

○回復属性―魔力に回復属性を付与する事ができる。(回復魔法よりランクアップ) 熟練度3

○直感―物事の答えを感じ取る。 (指揮・見切り・洞察の合成ランクアップ) 熟練度1

○魔力付与―魔力を付与し、能力を飛躍的に高める。 熟練度1

○補助属性―魔力に補助属性を付与する事ができる。(補助魔法よりランクアップ) 熟練度1

○詠唱破棄―詠唱を行わず魔法を発動することが出来る。 熟練度1

○家事―家事の全てを把握し、効率よく行う事ができる。 熟練度9



普通の人に比べるとスキルスロットは多かったが、エルのスキルはこれで打ち止めだろう。



ルナも新しく『詠唱破棄』を覚え、『見切り』を『直感』へ上書きした。


『スキル』(ルナ)


○爪術―爪での攻撃に熟練した者が得られるスキル。肉体の動きをサポートする。 熟練度7 

○直感―物事の答えを感じ取る。 (指揮・見切り・洞察の合成ランクアップ) 熟練度1

○雷属性―魔力に雷属性を付与する事ができる。(雷魔法よりランクアップ) 熟練度8

○闇の加護―夜の闇から祝福を受ける。 熟練度10

○結界―任意の空間に結界を張ることが出来る。 熟練度5

○吸血鬼化―筋力・俊敏力・回復力・魔力が大幅に増大。飛行・変化の能力追加。 熟練度9

※熟練度の向上により、各種弱点の克服。性能の向上が行われております。

○魔力付与―魔力を付与し、能力を飛躍的に高める。 熟練度1

○詠唱破棄―詠唱を行わず魔法を発動することが出来る。 熟練度1


ルナはまだスキルスロットの空きがあるが今後の為に残しておくとのことだ。



ちなみに俺は取り込んだスキルの数が膨大なので、スキルを使いこなす為、アリシア先生の指導の元に魔法関連か特訓を行っている。


「ではいくぞ。」


「はい、よろしくお願いします。」


簡単な掛け声から2組の実践稽古が始まる。


2組に実力に差があると思っていたが、いざ始まってみると実力は拮抗していた。


槍を使ってくるドラゴさんに対し、ミーティアが小太刀2刀で懐から離れずに攻撃を繰り返す。


レイピアを用いた攻撃の師匠に対し、エルは中距離から光の串で中距離攻撃を繰り返す。


水魔法を華麗に操るアクアさんに対し、ルナは雷魔法で対抗している。


ほとんどスキル変更の無いドラゴさん達に対し、ミーティア達は新たなスキルを結構覚えている。


新たなスキルだと言うのにもう使いこなしているのか。


この3人にはさすがとしか言いようが無い。


「ヒロはどちらが勝つと思う?」


隣で俺の訓練を見るアリシアが話しかけてくる。


展開させていた魔法を霧散させると、アリシアへ向き直り、


「エル達には頑張って欲しいし、その成長速度には驚いている。

 でも、やっぱりドラゴさん達の勝利じゃないかな?

 師匠の強さは良く知っている。

 特にドラゴさん、あの人まだまだ余力残してるよね。

 さりげなく怪我をしないように気を配っているのが判るよ。」


「ふむ、よく見えておるようだな。

 じゃが、この程度魔法を維持しつつ行えないようでは話にならぬぞ?

 最初からもう一度だ。」


くぅ、自分から話を振ってきておいてぇ・・・


だが仕方ない。


スキルでいくら強化使用とも、扱う技術が無いのでは宝の持ち腐れになってしまう。


そんな不甲斐ない事になる訳にはいかない!!


アリシアに提示された特訓メニューに則り、


まずは火属性の火球を手の平から生み出す。


それを目の位置まで浮き上がらせ、次は水属性の水球。


次に風属性の風球、雷属性の雷球、聖属性の聖球・・・


五つの光球を生み出した後は、目の前の位置で回転させる。


この状態を維持する・・・だけでいいそうだが、これがまた辛い。


かなり集中していないとすぐに魔力が霧散してしまう。


「そうそう、あれからルナとは多少進んだのか?

 昨日はお姫様抱っこまでしてルナの部屋へなだれ込むとは・・・お主もやるのう。

 これはもう名実共に第2婦人が決まったのでは無いか?」


「ぶふぅっ・・・」


いきなりの言葉に吹き出してしまう・・・


もちろん集中が途切れた訳だから・・・


「ほれほれ、この程度で集中が途切れるようであればお話にもならんぞ♪」


くっ、♪マークまで飛ばしてぇ・・・そうとう楽しんでいるな。


「ミーティア達も頑張っておる。お主も負けぬよう精進するのじゃな。」


稽古組の方を見てみると、形勢が逆転していた。


槍の得意な中距離でドラゴさんにいいようにあしらわれているミーティア。


レイピアの突撃を短剣でなんとかしのいでいるエル。


風魔法によって自慢の衣服を切り刻まれているルナ。


ドラゴさん達も最初は様子見をしていたようだが、ある程度実力を把握したところで反撃に出たのだろう。


ミーティア達は見ている間に押されていき、ついには白旗を上げることとなった。




~それから3時間~



「ふむ、今の攻撃は惜しかったな。」


「うん、やっぱりドラゴさん達は強いね。

 まさか2対4でも勝つ事が出来ないとは思わなかった。」


力量差を互角にする為と、ドラゴさん・アクアさん対師匠・ミーティア・エル・ルナの4人で稽古を行う事になっていた。


師匠・ミーティアが2人がかりでドラゴさんに攻撃しているが、なかなか攻めあぐねている。


エルが補助魔法や光の串で攻撃を行ってドラゴさんやアクアさんの隙を攻めている。


ルナはエルと協力し、アクアさんの魔法を打ち落としつつ攻勢に出ている。


この構図になってからはほぼ互角に近い戦いが出来ているんじゃないだろうか。


今のところ、1勝3敗ドラゴさん達の方が勝率は高い。


「してヒロよ。」


「うん?」


「あの躍動する肢体を見て欲情してきたのではないか?」


「ぶっ・・・」


あまりにも突飛な発言に対し、またもや魔法が霧散してしまう。


「ふはははは、ヒロよまだまだじゃな。

 光球の数が増やせてもすぐに霧散するようじゃ使い物にならぬぞっ♪」


うむぅ、話しながらなら維持できるようになったが、不意の出来事には未だ対応できないな。


この辺は訓練あるのみか・・・


「して、もう昼の時間を過ぎておるが良いのか?」


アリシアにいわれ、扉の方を見ると、メイドさんがおろおろしている。


どうやら誰も気づいていないみたいだ。


「先ほどから昼だと騒いでおるのじゃが、だ~れも気づいておらんの。」


自分も同類だったみたいだ・・・反省。


「よし、ヒロよ。

 午前分の総仕上げだ。

 不意打ちで全員に攻撃を行ってみよ。」


おいおい・・・


と思ったが、あの6人なら大丈夫か。


それぞれの得意属性に合わせて光球を生み出し空中へ浮かべる。


狙いは6人が集中しきった時・・・・


・・・・・いまだっ!!


ドラゴさんには火球を


ミーティアには聖球を


師匠には無属性の魔力球を


エルには聖球を


ルナには雷球を


アクアさんには水球を


それぞれ照準を合わせて飛ばす。


ドドドドドドドドッ


「・・・・・あっ!!」


え?


煙が晴れ、立っていたのはドラゴさんとミーティアのみ。


残り4人は地面に倒れていた。


「あ・・・・・」


各々の得意属性に合わせたので、万が一直撃しても大丈夫と思っていたのだが・・・


アリシアを見る


「・・・・・・・・・・・・」


無言で目を逸らされたっ!?


しかも汗エモがでてるしっ!?


ドラゴさんがゆっくりと歩いてくる。


「今の不意打ちはかなり良いタイミングだったぞ。

 あれで属性を苦手属性にされていれば、さすがにワシも危なかったかも知れぬな。

 実践なら確実に多くの敵を葬れるだろう。

 これからも精進するが良いわ。

 ワッハッハ」


俺の肩を叩くと壊れたままの扉から去っていく。


次にミーティアが、


「今の怖かったよっ!!

 とっさにドラゴさんが視線を外さなければ気づかなかったもん。

 訓練なのはわかってるし、不意打ちもいざって時に備えないといけないけど・・・

 うん、良い教訓になった。

 ヒロもきっと良い教訓になると思うし、私は先にご飯に行ってるね。」


次にミーティアが部屋を出て行った。


これは「後始末は自分でつけて来い」という無言のアピールだろうな・・・


うん・・・とりあえず回復しに回るか・・・


4人が回復された後、待ち受けていた三途の川はとても綺麗でつい渡ってしまう所でした。

お読み頂きありがとうございました。

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