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049 修行中―ミーティア・師匠

他の皆のスキルもコピーさせて貰っておこうかと会議場に戻ると、既に皆それぞれに散っていた。


ドラゴさんはラース公との戦に備え準備や、領内の政策の確認だとか。


アクアさんはもちろん、ラース公に付いていった。


エルは何事か考えがあるのか、家に戻って作業をしているらしい。


夜になったら話しをしたいと伝言を貰った。


ミーティアと師匠は訓練場で更なる力を手に入れるべく修行中との事だ。


この中ではミーティアと師匠のスキルを確認させて貰った方がいいだろう。


そう結論すると、訓練場へ向かった。



ちなみにルナは吸血鬼化の大幅パワーアップに体が慣れるよう、1人で修行を行っている。



2人は説明するとすぐにスキルを見せてくれた。


『スキル』 (ミーティア)


○小太刀術  ○見切り  ○聖属性  ○魔力付与

○韋駄天


魔力付与ってのは何だ?



『スキル詳細』対象『魔力付与』


魔力付与―魔力を付与し、能力を飛躍的に高める。 熟練度5




これはかなり使えそうだ。


他にも見たことの無いスキルばかりだ。


韋駄天はっと



『スキル詳細』対象『韋駄天』


韋駄天―敏捷度を飛躍的に高める事ができる。 熟練度5

固有ユニークスキル



固有ユニークスキルか、始めて見たな。


どのスキルも使えそうだからコピーしておこう。


『小太刀術』、『聖属性』、『魔力付与』は問題なくコピーする事ができた。


だが、『韋駄天』についてはうまく行かなかった。


何度やってもエラーが発生する。


どうやら固有ユニークスキルはコピーができない仕様らしい。


よく考えたら俺の『PC』も人に書き写す事できなかったもんな。


これも一応固有ユニークスキルなんだろう。


後で一度固有ユニークスキルについて勉強しておいた方がいいだろう。


今度はミーティアが強化するために、どんなスキルが欲しいか聞いてみた。


「ん~、反射神経が上がるスキルがあれば欲しいかな。

 でも他のスキル伸びしろあるし、もうちょっとで何かスキルが得られる気がするんだよね。

 とりあえずは様子見がいいかな?」


と答えられた。


ミーティアの空きスキルは残り3つ。


どんなスキルが得られるのか判らないし、もっと良いスキルが手に入ってからでも問題ないだろう。


と言う事で、ミーティアはこのまま熟練度をあげる特訓をする事となった。




『スキル』 (師匠)


○突剣術  ○見切り  ○先見  ○俊足  ○獣化




うん、ラスト公の妹だけあって『獣化』は持っているようだった。


でも師匠は使いたがらないんだよなぁ。


まぁ、あれは・・・女性からしたら副作用がとんでもないだろうな・・・


でも獣化した師匠か・・・


今でも凄い美人が獣っぽく・・・おっと、よだれが・・・


でも師匠が副作用でどこかの誰かと、と言うのは考えたくない。


このまま封印が一番だろう。


そして驚いた事がもう1つ。


師匠って、『突剣術』、『見切り』、『俊足』は熟練度10(MAX)になっていた。


熟練度10って・・・そりゃ全然敵わなかった訳だ・・・


ちなみに『先見』は4、『獣化』は1だった。


『獣化』は一度も使ったことが無いと言っていたし、熟練度1はまぁしょうがないだろう。


もちろん、『先見』、『俊足』はコピーさせて貰った。


師匠の欲しいスキルは


「回復魔法が欲しいな。

 あとはミーティアの魔力付与。

 これがあれば獣化ほどでは無いにしても、近い力を出す事ぐらいはできるだろう。」


と言ってきた。


両方とも持っているスキルだったので、問題なく師匠にコピーさせて貰った。


師匠の空きスキルは残り1個だ。


これは今後に備えてとっておくとの事だった。


スキルをコピーさせて貰った後、ミーティアから魔力付与の使い方について師匠と二人で習った。


結構コツが要ったが、慣れるとかなり使え汎用性の高いスキルだ。


足に魔力付与を行えば、走ったり動いたりのスピード上昇は当然として、そのほかにも急制動時に魔力がスパイクの役目を果たし、凄く動きやすかったりした。


思ったのは”このスキル面白い”だ。


習ったとおり、肉体に魔力を通す事で身体能力が飛躍したのはもちろん。


武器や防具にも魔力を通す事ができた。


ミーティアに習いながら、試しに・・・


と木刀を持って魔力を肉体に流し、そのまま木刀も体の一部として認識してみる。


すると、木刀にも魔力が付与された。


木刀の周りに薄い魔力の膜が出来ており、それで岩を叩いてみた所、それほど力を入れなかったのにスパッっと岩が切れた。


これには3人共驚いた。


ただの木刀のはずなのに何故岩が切れるんだ?


3人でう~んう~ん考えてみたが、答えは出なかった。


「木刀とはいえ、刀なんじゃろ?斬るという本質を魔力が補助し、斬る力が上がったから岩ですらやすやすと斬れたのではないかの。」


とアリシアが言って、他に結論が出なかった事から、”きっとそうなんだろう”という結論になった。


更に、


「魔力を通せるのなら、その魔力に属性を付与したらどうなるかのう?」


とも言ってきた。


スキル『○○属性』は魔力にその属性を付与する事ができる。


現在『聖属性』と『雷属性』をコピーさせて貰った所だ。


視覚的にも『雷属性』の方がカッコ良さそうだし、やってみよう。




イメージする。


体に魔力を通し、木刀まで一体化する事を。


木刀に魔力が通った事を確認した後、魔力に雷属性を付与する・・・


そしてそれを発動・・・


「・・・出来た。」


目の前の木刀には雷が纏い、バチバチと電気を放出している。


魔力付与のみでは岩は斬たが、鉄は斬れなかった。


試しに鉄製の扉を・・・っと


バターを斬るように、僅かな抵抗を残しさっくりと斬り分けられる・・・


さすがにこれは驚いた・・・


「えっ!?・・・」


他の3人もこれはかなり予想外だったようだ、驚いた表情で俺を見ている。


さすがに斬れるとは思っていなかったのだろう。


斬り分けられた扉はゆっくりと傾き、大きな音を立てて崩れ落ちる。


ガゴォンッ・・・ガランガラン・・・


斬った事が現実味を帯びてくる。


そして最初に思った事「スゲー」


次に思った事「でもヤバくね?」


最後に思った事「逃げよう!!」


だが、忘れてはならない事を忘れていた。


今は厳重警戒態勢中なのだと・・・


こちらに向かってくる、響き渡る多数の足音。


その足音を前に俺はただ神に祈るしかなかった・・・


・・・どうか弁償しなくてすみますように・・・・と。

お読み頂きありがとうございました。

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