食塩の良し悪しについて
「日本人の毒になるのは塩化ナトリウムなので、塩化ナトリウムが含まれていない塩はいくら摂取しても良い」という考えを聞いたとき、私は愕然とした。こいつは馬鹿なのかと。
自分とは縁遠いその知識に、無関係なものとして生きてきたが、友人に同じ考えをもつ人がいた。驚いた。
これをきっかけに、これら所謂「陰謀論」と呼ばれる仮定について考えてみることにした。
まず前提として、一般家庭で使用される「塩」とは、塩化ナトリウムを原料とし、さまざまなミネラルを含んだ家庭調味料のことである(おそらくWikipediaより起用)。
塩化ナトリウムの割合は種類によって異なり、およそ75%~99%とされる。
このうち99%の塩化ナトリウムを含むものは人工で濃度を上げたもので「製造塩」と呼ばれ、出回っている「天然塩」と呼ばれるものは、人の手を加えずにミネラルが含まれたままのものである。
冒頭に戻る。
ここで言う『塩化ナトリウムが含まれていない塩』とは、この「天然塩」であると仮定する。
確かに、塩化ナトリウムは、血圧をあげる効果があり多量接種により健康に影響を及ぼすものであると言われている。
「天然塩」は「製造塩」よりも塩化ナトリウムの割合が小さく、ほかのミネラルを多く含む。
まあざっくり言えば、「日本人の毒になるのは塩化ナトリウムなので、塩化ナトリウムが含まれていない塩はいくら摂取しても良い」のではなく、「日本人の毒になるのは塩化ナトリウムなので、塩化ナトリウムの割合が小さい塩は多少摂りすぎても健康への害が少ない」が正しいと思われる。
結局、塩と呼ばれるものの半分以上は塩化ナトリウムなので、「いくら摂取してもいい」ということは決してないという……(嘲笑)。




