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殺し屋JK、ターゲットは父親でした。  作者: 椿原菜湖
殺し屋JK、ターゲットは父親でした。大磯編
90/91

83大磯の最期

「全員揃ったか?」

「あぁ」

「では、今から今後の動きについて言う」

俺の前には少なくなった仲間が整列していた。

意識がまだ戻らないセレナは、すでに林村たちが”最後のアジト”に運んでくれている。

緊急事態収束部隊からは、オーディン、アルチュール、リアム。

死体処理部隊からは、ジャック、モク。

事件後処理部隊からは、ククリ、ナル、ジェイコブ。

そして、怪我人はククリ、ナル、ジャックの3人。3人ともまだ意識は回復していない。最後に大磯の地を過ごす———

「ここ、大磯のアジトは、武蔵野警察署の刑事にバレた。だから、最後のアジトに移動する。それは———



新宿だ」



新たなアジトは、東京都新宿区にあるゴールデン街というところ。

ここは狭い路地になっており、夜はバー店の明かりが灯る。

「次は新宿か」

オーディンが呟いた。

「”次”じゃない。これで最後にする。お前ら、移動は慎重に。なるべく車間距離を保って走ってくれ。あと、ここのアジトは今夜中にでも爆破する」

「了解」

刑事絡みが出てきたアジトは、必要な資料を回収してその日のうちに爆破をする決まりがある。

「爆破ボタンは誰が押す?」

「.......俺が押すよ。アルは他のみんなを誘導して先に新宿に向かってくれ」

「分かった。しくじるなよ」

アルチュールは肩を叩き、オーディンの元に行った。爆破ボタン———押せば2分後に建物が爆破する最終手段のボタン。



ガチャン



部屋から全員が出た。

「アル?建物から全員が離れたら連絡してくれ」

『了解』

この作戦はラビットアサシンとの戦いと同じ。セレナが爆弾ボタンを押した時と同じ状況だ。

次は、俺の番。

みんなの命のため。

俺は机の上に置いてあるバイクの鍵を見つめた。

「.......」

あまりにも部屋は静かだった。

あとはただ待つのみ。

アルからの合図が来たらこの爆弾ボタンを押して走って建物から出る。あとは東京に向かってバイクを走らせるのみ。

「ふぅ———」



『コア、全員車に乗って離れた。もうそろそろだ』



「了解.......」



ビィィィィィィ!!!!!!



『爆破まで、残り、1分50秒』

「はぁ、はぁ、はぁ!」

この階段を降り、バイクまでの距離は残りわずか!

走れ、止まるな。

止まれば火の海で死ぬ。

『爆破まで、残り、1分、59、58』



ガチャン!



表門を開けた。

「クソッ!」

鍵を出すのに手こずった。

『爆破まで、残り、40秒』

「きたっ!」

鍵を差し込み、エンジンをかけた。

前カゴに入ってるヘルメットを被った。

アクセルを思い切り、踏んだ。

『爆破まで、5、4、3、2、1———』





「あぁ.......」

遠くからサイレンの音がした。

黒煙が立ち上っていた。

『ご協力、ありがとうございます!』

救急車と消防車とすれ違った。

あの爆破かな。

目の前に犯人がいるのにも関わらず。

『コア、怪我は?』

「全くないよ。今そっちに向かってる」

『了解。じゃあまた———新宿で会おう」








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