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幼女勇者チーちゃんの異世界奮闘記 ~限界ロリコンアラサー女がオリキャラ幼女に転生した結果 ><~  作者: オフィ


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Lo47.第三層への入り口!石板カシャカシャで試されるチーちゃんの頭脳!

 ダンジョンを突き進む幼女3人のパーティー。

 ダンジョン初心者冒険者のユーくんと私、そして途中で会った謎の鬼幼女サクちゃんの3人はその可愛らしい見た目とは裏腹に、襲いかかってくる魔物たちを軽く蹴散らしながらずんずん進んでいきました。


 うわようじょつよい(但し私を除く)

 一方私は特に何もすることなく楽々寄生プレイです。だらしねぇな。


「ところで、このダンジョンはウカノミタマ様が作ったと言いましたよね? なら他の神様が作ったダンジョンもあるのでしょうか?」

「うむ、あるぞ。このダンジョンは簡単じゃが、難しいダンジョンを作るめんどくさい神もおる。ツクヨミの作ったダンジョンとかめちゃくちゃ難解で嫌いじゃのう」

「はえー、そうなんですか」

「罠があったり、来るたびに地形が変わったり、ギミックを解かないと進めなかったり、冒険者の間でも難解ダンジョンは嫌われて過疎ってるのぅ」


 ダンジョンにも過疎とか不人気とかあるんですか。なんかゲームみたいですね?

 疑問に思ったユーくんが聞いてきました。


「そもそもなんでダンジョンってあるの?」


 根本的な問いですね。確かにそれは私も気になってました。どうしてこの世界にダンジョンがあるのでしょうか?

 神様の遊び心とかですかね?


「うむ、教えてしんぜよう。心して聞くがよい」

「わーぱちぱち」


 どうやらサクちゃんは理由を知っているみたいで、教えてくれるようです。物知りですね。

 のじゃのじゃ言ってますし、おそらく経験豊富なロリババアなのかもしれません!


「おぬしら、街道とか歩いたことあるかの?」

「あるよ! この街来るときに歩いた!」

「なら、その道中どれくらいの間隔で魔物に遭遇したか覚えとるか?」

「うーん、大体1時間に2、3匹くらいだったっけ?」

「そのくらいですねぇ」

「では、このダンジョンではどのくらい魔物と遭った?」

「どのくらいだろ?」

「第一層では30分で9体。第ニ層ではまだ10分くらいしか歩いてませんが8体の魔物に遭いましたね」

「ダンジョンの中の方が多いじゃろ? もし街道でそのくらいの頻度で魔物に遭ったらどうなるじゃろうな?」

「えっと……すごく大変!」


 はい、確かに大変ですね。街道であんまり魔物が出ると大変です。街間の行き来がしずらくなり、流通もままならないでしょう。


「そう、大変なんじゃ。実はダンジョンが出来る前の世界は、外に出ればダンジョンの中と同じくらい魔物がたくさん出とった」

「そうなの!?」

「もちろんそんな世界は大変じゃということで、神々は魔物がたくさん発生する場所を世界の狭間に作った。すると、地上から魔物が減っていった。それがダンジョンの始まりじゃ」

「なんかよく分かんないけど、外の魔物を減らしてダンジョンの中に魔物を集めたってこと?」

「うむ。つまりは環境整備じゃな。まぁ地上の魔物が減った代わりに、定期的にダンジョン内で魔物討伐をせねばダンジョンから魔物があふれ出るようになっておるがな」

「そんな成り立ちだったんですね、ダンジョンって」


 ダンジョンってただのゲーム的要素じゃなくて、ちゃんと意味があったんですね。

 勉強になりました!


「まぁ、その後は神々が余計な遊び心を出して色んなダンジョンを競うように創り出してしもうたが……全くしょうもないやつらじゃ」

「あはは……」


 あ、やっぱ遊戯要素も入ってるんですねダンジョン。

 それにしても不思議に思ってたんですが、この幼女、神様のことをかなり気安く扱っている気がします。何故でしょうか?


「さっきから思ってたんですが、サクちゃんは神様と知り合いなんですか?」

「んー、まぁなんじゃろ? 知り合いっちゃ知り合いじゃのう」


 ほえー、神様と知り合いですと。嘘を言ってるようにも見えませんし、本当なんでしょうか。

 しかしますますサクちゃんの正体が気になりますね


「あの、単刀直入に聞きますけど、サクちゃんって何者なんですか?」

「うむ、それは……秘密じゃな!」

「それなら仕方ないですね!」

「諦め早いのぅ。もうちょっと聞いてくれてもいいんじゃよ?」


 秘密なら仕方ないとすぐに諦めたんですけど、逆に興味ないと思われたのでしょうか。

 ちょっとめんどくさい彼女みたいですね?


「と言っとる間に着いとるぞ。三層の入り口に」

「おー、着いたー!」


 提灯の花の道を辿っていくと、いつの間にやら目の前に石で出来た遺跡みたいな建築物がありました。

 ついでに手作り感ある木の看板も立っています。こちらは人が後から作ったものでしょう。看板にはこう書いてありました。


【この先、ハイセイカ・ダンジョン第三層 難易度★3】


 うん、親切ですね。分かりやすいです。


「この中に三層への入り口があるんですね」

「うむ、そうじゃ」

「罠だったりしませんか?」

「疑り深いのぅ。ここは初心者向けじゃからそういうの無いわい。でも他のダンジョンならそういうこともあるかものぅ?」


 やっぱりあるんですか、そういうところ。まぁ、今回はサクちゃんを信用するとしますか。


 遺跡の中に入ると、明かりも無いのに不思議と明るい感じです。


「てっきりこういうとこにはボスとかいると思ってましたが……」

「いないねー。ボスどころか敵の気配も無いよー」


 それどころか、どうやら先に続く道もありません。

 どうしたものかと思っていると、部屋の中央に石碑がありました。


「あ、部屋の中央にまた石碑がありますよ! 読んでみましょう!」

「うん! 読んでみて!!」


【正しき絵を復元させよ。さすれば次の道が開かれん】


 石碑にはそんなことが書いてありました。


「正しき絵……?」

「えーと、これのことかな?」


 ユーくんが指をさす方向に石板が見えます。

 石板は4×4の長方形で並んでいて、1個だけ抜けがありました。

 石板にはなにやら絵柄が書いてありますが、バラバラになっています。

 これは……


「スライドパズルですか?」

「すらいどぱずる?」

「こう、パズルのピースをカシャカシャ移動させながら正しい位置に持ってくるパズルのことです」


 私が試しに石板の1つを触ると、石板が空いている空間を埋めるようにスライドして動きました。

 そして代わりに石板があった位置が空白になりました。

 ビンゴですね。完全にスライドパズルです!


「うむ、これが第三層へ行く最大の難問、【石板カシャカシャ】じゃ!!」

「せ、石板カシャカシャ!? ……スライドパズルですよね?」

「そうともいうのぅ」


 そう言うと、サクちゃんは腕を組み不動の構えを示しました。


「とゆーわけでそれ解いとくれ」

「えっ」

「わしそーゆーの苦手なんじゃ。全然解けんからこの先に行けん」

「そういうことでしたか……」


 なんかめっちゃ強そうな鬼幼女が三層に行けなかった理由がこれのようです。どうやらサクちゃんはパズルゲームが苦手な模様。

 ここは私が頑張るしか無いですね!


「こういうのやるのはめちゃくちゃ久しぶりですが……やってみますね!」


 そう言って私は腕まくりをします。こういうのやるのは小学生以来でしょうか?

 まぁ、4✕4の小さいパズルなので脳トレ気分で解けるでしょう。ここは今まで役立たずだった私の面目躍如といきましょうか!


 カシャ……カシャ……カシャ……


 10分経過しました。

 ううう、全然解けません!!!


「のぅ、まだかかるんか?」

「ううぅ、すみません。まだかかりそうです……」


 正直ギブアップしたいです。こういう頭脳労働こそ、インドア陰キャの私の出番の見せどころと思っていたんですが……!

 カシャカシャしてるとせっかく揃ったところもまた元に戻ったりしてます。さっきからずっとループです!


 と、解けません……!!!


「ねぇ、ちょっとやってみていい?」

「ユーくん? 初めてやるんですよね? これ思ったより難しいですよ」

「んー、なんとなく出来る気がするんだよね」


 そういうとユーくんは私に代わってスライドパズルを解き始めました。


「これって4✕4だから難しいんでしょ? でも先に端っこの1列そろえたら、4✕3のパズルになるよね」

「……おお?」

「んで、こっちの端を揃えたら、3✕3のパズルになるよね?」

「おおおおお!?」


 そう言いながら、ユーくんはあっという間にパズルを揃えてしまいました!


「こ、こんな解き方があるとは……」

「お、おぬしめっちゃ頭いいのぅ? このやり方なら儂も解ける気がしてきたわ」

「えっへん、かんたんかんたん!」


 いや、ユーくんこのパズル初見ですよね? この子、めちゃくちゃ頭良くないですか?

 普段小学生男児みたいな発言が多いから騙されてましたが、流石はユナさんの子。才女っぷりは受け継がれているようです。


 あれ? こういう頭脳労働は私のものになると思ってましたけど、もしかして私、10歳女児に頭脳でも負けてるのでは……?


 そんなことを思ってると、パズルが光だして、ゴゴゴゴゴと遺跡の壁が動きました!


「第三層への道だ!」

「!? ちょっと待ってください、ユーくん! 見てください、この揃えたパズルの絵を!!」


 私はあることに気付き、パズルを指差します。

 完成したパズルにはキツネ耳の割烹着を着た女キャラの絵が浮かび上がっています。


「この絵……もしかして」

「この絵がどうしたの?」

「東北イ●コに似てますね!?」

「えと……だれそれ?」


 ボイスロイドの東北イ●コお姉さまにそっくりな絵でした。可愛いですね!


「これはウカノミタマの絵じゃのう」

「そうなんですか!? 可愛いですね。もうちょっと幼かったら尚更好みです!」

「チーちゃん……」


 ユーくんが少し呆れたような声を出します。

 あ、はい。似てるだけで特に何も無いんですけどね?


 これウカノミタマ様のお姿だったんですか。なるほど、『お稲荷さん』とも呼ばれる神様なので、キツネ耳も生えるんですね!

 ……いや、さすがにウカノミタマ様キツネ耳説は聞いたことないですけど


 そういえばレベルアップしたときの音声も東北イ●コお姉さまっぽい声が響いてきてたので、この世界は東北イ●コ推しなのかもしれませんね!

 知らないですけど!

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