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幼女勇者チーちゃんの異世界奮闘記 ~限界ロリコンアラサー女がオリキャラ幼女に転生した結果 ><~  作者: オフィ


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30/212

Lo30.なんか唐突にリーダー任されましたが駄目すぎてすみません

 シャイナスさんから聖女の話を聞きましたけど、以前ユナさんは私の使っているのは【神気】で、私の職業は【神術士(しんじゅつし)】だとか言っていましたけど……

 聖女と神術士はイコールで結んでいいのでしょうか? 謎です。

 神殿が認めた者が聖女として認められるので、聖女以外は神術士なのかもしれません。


 あるいは、ユナさん(信用できない語り手)が適当に言ってる可能性もなきにしもあらず……ですかね?(むしろこの可能性が一番高い)


 そんな感じで休憩タイムは終わり……


「さて、いままで『最適なパーティー編成』でパーティープレイをしてきたから、さぞ快適だっただろう。ここらで配役を交代してみようと思う」


 ガイナス先生が突然変なことを言い始めました。


「えと、どういうこと?」

「今度は俺が攻撃役(アタッカー)でユージア少年が防御役(タンク)だ。そして後衛も同様に、チーちゃんとシャイナスの役割を入れ替える」

「な、なんですとぉ!?」


 唐突すぎて私もユーくんも困惑しています。


「防御役って言われても、ボク盾とか持ってないんだけど……」

「盾が無くても前衛に立つなら味方を守る機会は多いだろう。ましてや、お前たちは二人しかいないんだろう? 俺がいないとき、誰が後衛を守るんだ?」

「それは……そうだね!」

「あのー、私はシャイナスさんと交代ってことは、シャイナスさんと同じことをするってことですか?」

「とりあえず戦況判断と指示出しをしてもらう。シャイナスのように見えない敵を発見するのは無理だろうが、見えてる敵くらいは把握するべきだ」

「おおう……私が指示出しですか……」

「でへへ、よろしくでよリーダー」


 シャイナスさんは楽しそうに笑ってます。しかしいきなりリーダーやれとか責任重大すぎませんか!?


「な、なんで急にこんなこと言い出したんですか?」

「これまでが少し上手く行きすぎたからだ」

「せっかくだからもうちょっと苦難を味わってほしいでよー」


 急に何なんです!? いい感じすぎたのが逆に駄目でしたか!?


「あのー、でも不慣れなので100%失敗すると思うんですけど、大丈夫ですかね?」

「失敗したら死ぬだけでよー」

「え、死ぬんですか!?」

「嘘でよ?」

「まぁ、死ぬことはないだろうが、そのくらいの気持ちでやってみろ」

「ひえええ」


 なんか突然の鬼コーチが始まりました。あの、内心お二人のことを先生だと思っていましたけど、ガチで私たちの先生役になるつもりなんですか?


「じゃ、じゃあご迷惑をおかけしますが、お手柔らかに……」

「あと、今回はシャイナスの索敵能力は封印させてもらう。あれは便利すぎるからな」

「およよ~封印されちまったでよー」

「でも、それじゃ魔物がどこから来るか分からないのでは……」

「本来はそれが当たり前だ」

「あははービシバシいくでよー」

「ひええええ」


 なんか二人とも乗り気になっています。今更断れそうにないです。


「チーちゃん! これも勇者の苦難だよ!!」

「アッハイ。ソウデスネ」


 何故かユーくんも乗り気でした。今までのヌルゲーが退屈だったのでしょうか?


 でもいいんですか私がリーダー役で?

 絶対後悔することになりますよ?(脅迫)


 ……


「チーちゃん! 右に敵いるよ! 」

「え? ど、どこですか!?」

「突撃していい!?」

「じゃ、じゃあ突撃で!」

「待て、俺が行く。お前が守りをしなくてどうする」

「あ、そうだった!」

「ほらほら、次来てるでよー」

「え? どこですか!?」


 私がわちゃわちゃしてると、突然空からデカイ鳥が突っ込んできました。


「あ、チーちゃん!? 危ない!!」


 ユーくんが急いで戻りますが間に合わず、デカイ鳥の鋭い鉤爪が私の頭に……


「ほい。リーダーは護るでよー」


 シャイナスさんが横入りして、メイスでデカイ鳥を叩き落としました。うわぁイケメンです


「あ、ありがとうシャイナスさん!」

「ん、お礼言ってる暇あったら状況確認するでよー」

「えと、えと……え?」

「ほれ、前方の魔瘴が濃いでよ」

「あ、はい! 浄化!」

「ユージア、横から敵増えてるぞ。後衛を守れ」

「あ、うん! いまいく!」

「いや、突撃するな。後衛を守るやつがいなくなるだろう」


 配役が変わっただけで大混乱のしっちゃかめっちゃかでした。


 ぜいぜい息をしながら今いる敵を殲滅した後、私は叫びました。


「す、ストップ! ストップです! このまま進んだら命がいくつあっても足りません!!」

「ほう、気付いたか」

「でへへ、リーダー命令なら仕方ないでよー」


 そうして、改めて集まって作戦会議をしました。


「あの、すみません。上手く指示出せなくて」

「ボクもごめんねチーちゃん」

「当然だな。そもそも状況確認が出来ていない」

「でへへ、リーダー難しいでよ~?」

「はい、全然何をしていいのか分かりません」

「そうか。では何故そうなったと思う?」


 ……はて、何故しっちゃかめっちゃかになってしまったのでしょう?

 これなら昨日のユーくんとの2人きりの方がマシだったような……


「あの、ユーくん。なんで昨日は私たち2人だけで進んで無事だったんですかね?」

「えーと……なんか、もっと慎重にやってた気がする」

「そう、それです。それですよ」


 ユーくんの言うことが正解でした。さっきのしっちゃかめっちゃかは状況確認をろくにせずに進んだから駄目なんでした。


「初心に帰りましょう。いま私たちにはシャイナスさんのチート索敵能力はありません。ゆっくりでもいいから、確実に行きましょう」

「なるほど……確かにそうだね!」

「うちもリーダーに従うでよ~」


 なまじシャイナスさんのチート索敵を経験した為に、いつの間にか調子づいてたようです。反省ですね。

 さて、しかしながらただゆっくり進んでも私には索敵能力があんまり無いことは確かです。


「えと、私よりユーくんの方が敵に気付くの早くないですか?」

「うん」

「じゃあ、私より先にユーくんが敵に気付いたら、ガイナスさんと協力してなんとかしてくれません?」

「それって指示待たなくていいってこと?」

「はい、味方から過度に離れなければ、そちらで好きにしてくれた方がいいです。指示が遅くなるので」

「ふむふむ」

「……ていうか、シャイナスさんリーダー代わってくれません?」

「だめでよー♪」


 駄目ですかー。そうですかー。


「ユージアも引き続き、味方を守ることを中心に動いてくれ。攻撃のときはまず俺が動く」

「ボクも防御役続行なの?」

「当然だ。味方を守る動きが出来ていない」


 どうやらユーくんも駄目出し食らってるようです。


「じゃあ、ユーくんは前衛のサブリーダーポジションでガイナスさんを動かしてください。リーダー分業です」

「えっと……それっていいの?」

「むしろそれが防御役(タンク)の役目だな」

「そっかぁ。そういえばガイナスが防御役やってたときも、時々ボクに指示出してたね」

「よく気付いたな。防御役も視野を広く持って味方を動かさないと駄目なんだ。なんせ、自分は後衛を守る為に迂闊に動けないからな」

「むむむ、防御役(タンク)むずかしい……」


 そうです。防御役(タンク)は難しいんです。ネトゲだと大体みんな嫌がります。


「シャイナスさん、私たちもユーくんに守られやすいようにいい感じにポジション調整しましょう」

「おー。で、うちの仕事は何しようリーダー?」


 うむむ、シャイナスさんにリーダーとしてどう指示を出すべきか……


 んん?

 そもそも指示必要なんですかねこの人?


「えっと、シャイナスさんは自分で考えながら適当に動いてくれません?」

「ほほー?」

「なるほど、前半で自分が言われたことの意趣返しか」

「こういうアバウトな指示ってリーダーとして駄目ですかね?」

「……アリだな。そもそもシャイナスは人の指示を無視する感覚派だ」

「それはそれでどうなんですかね!?」

「アバウトなリーダー大好きでよ~」


 まぁシャイナスさんが喜んでるからいっか。


 こうして、私はアバウトで雑な指示をしたり、ときにユーくんに対応丸投げにしたりして、なんとかリーダー役を乗り切ったのでした。


 なんか致命的にリーダー向いてない気がします。やっぱり代わってください。

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