見つけ出した大切なもの6
見つけ出した大切なもの6
私達は孤児院の中にいるうちは敵は無かった。そもそも孤児院の周りには壁があるし、青年の力を使って敵の来る位置を予測さえすれば、こちらは人数は十分にいるし、あの男のように大人数がいるのがおかしいのであって普通は多くても10人程度だったため被害無く撃退することができた。その内、
「あるところに、絶対に落ちない町があるらしい。しかも、そこにいるのは沢山の子供と、ひ弱な青年に、足の不自由な少女に年老いた男しかいないらしい。」
と噂が広まっていった。
その噂を聞いた男は
「へぇ…そうなんですか…あの青年と少女逃げたと思ったらそんなことをしていたんですか…それに沢山のっ子供っ!これはまた…殺しがいがありそうですねぇ…」
と不敵に笑っていた。
「今から2日後に奴がきますっ…皆さん準備して下さいっ!」
「リーダー…見てるか?今から仇を討つぞ…」
「私の剣は青年の為に。私は青年の剣となる。」
3人はそれぞれ覚悟を決めた。
次回もしくはあと二回で終わります
ありがとうございました
次は「守りたかった大切なもの」か「私達の見た空の色は」、「科学と魔術の協奏曲」を連載する予定です。