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守りたかった大切なもの10
守るためには攻めてくる兵器達を壊さなくてはなりません。ですが壊すことで私の家の脅威度は増えていき、私の家に来る兵器の数は増えてきます。
私の家が攻められるようになって一週間ほどで最初に建てたミサイルだけでは限界が来ました。
また、記憶を消さなければならない。
私にとってそれはとても辛いことでしたが、チカさんたちが帰ってきたときに家がなく、悲しまれてしまうことはもっと嫌でした。
『容量が足りないためデータを削除します。
よろしいですか?』
私の覚悟は決まっていたはずでしたがいざ実行するとなるとやはり抵抗がありました。
「もしこのまますべての記憶を失って、チカさんが誰かわからなくなったらどうしよう。」
とも思いましたし、
「チカさんは変わってしまった私とも変わらず接してくれるだろうか?」
など悩みは尽きませんでした。
しかし私に選択の余地などありません。
YESかNOできかれたらYESと答えるしかないのです。
それは破滅の始まりでした。
今回で記念すべき10回目です。まだまだ守りたかった大切なものは続きます。これからもよろしくお願いします。




