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守りたかった大切なもの7
「おはようございます」
と言って目を覚ます。
誰もいないことはわかっていてももしかしたら帰ってきてくれているのでは無いか、という希望を込めて私は挨拶をする。
あの日私たちは沢山の災厄に見舞われた。
まずはとある国…A国が開発していた兵器が暴走し始めた。
その機械の暴走によってA国は壊滅。世界中にその兵器は広がっていった。
そしてその兵器はB国の開発していた生物兵器の施設を破壊し、生物兵器も世界に流出した。
私達の住んでいたC国はA国が壊滅しかけた段階でかねてから考えられてきた移住プランを開始した。
タケシさんはチカさんと共に船に乗り地球の外に脱出してしまった。私とハルマはロボットだからということもあり、乗ることが出来ませんでした。ユウマさんも乗ることができたようなので、彼にチカさんを任せようと思いました。
ロボットが主を守らないのもどうかと思いますが、守れないならせめて、帰ってくる家は守ろうと思いました。




