表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わってしまったこの世界で  作者: 中井ひかる
守りたかった大切なもの
10/27

守りたかった大切なもの1

守りたかった大切なもの1


ファイル1 『初めての家事』

私は二人の家族と一体のロボットと住んでいました。一人は私の主のお父さんのタケシさん。大学に勤めている技術者で私の生みの親です。もう一人はお父さんの娘さんでチカさん。チカさんは今7歳です。お母さんはチカさんを産んで亡くなってしまったそうです。最後は私の補助役であり感情がある私のストッパーとなるロボットです。名前はハルマといいますが人間の姿を模して人間のように表情があり、人間のように感情がある私とは真逆の存在でした。私はタケシさんやチカさんからミコトと呼ばれていました。

私の主な仕事は家事でした。しかし、私は最初は家事の仕方などわからずタケシさんに教えてもらっていました。段々と家事がわかるようになりタケシさんに

「もう家事は私が教えなくても大丈夫かな。」

と言われました。

「何故私には最初から家事の機能が無いのですか?」

と私は気になって聞きました。タケシさんは

「君には色々なことを学んで欲しいからね。」

と笑いながら言いました。私にも表情の機能はあるのでこのように自然に笑えるようになりたいと思いました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ