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終わってしまったこの世界で  作者: 中井ひかる
見つけ出した大切なもの
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見つけ出した大切なもの 1

「見つけ出した大切なもの」

………1

 この世界は酷い有り様だった。人間は30億光年先に地球と同じように人類が住める星を見つけたからという理由でそれまでしてきた環境を守る暮らしを途端にやめ、その星の利権を勝ち取るために戦争をした。ある国では沢山の機械の兵器を量産しそれをクローン人間に運用させていたし、またある国ではすべてを侵蝕し分裂する生物兵器が作られた。みんな地球の代わりになる星が見つかったからと地球を破壊していった。ある時ある国の機械の兵器が暴走しその機械が生物兵器を暴走させ人間が住めるような環境ではなくなってしまった。

そんな地球で私は親が私が14の時に殺され一人で必死に生き延びてきた。もちろん盗みだってしたし人を傷つけたり殺したりだってした。そうでもしないと生きられなかった。

ある時、私の前に一人の美しい青年が現れた。私は最初この青年に殺されると思った。殺されて当たり前のようなことを今までしてきたしこの青年になら殺されても良いと思った。

しかし少年は

「僕と一緒に生きていきませんか?」

と聞いてきた。私は黙ってしまった。青年は私が黙ったのをどう解釈したのか

「僕は見ての通り体が貧弱で一人では生きていくことができません。なので僕と一緒に生きてくれませんか?」

と言ってきた。見たところ青年はいい人のようだったし、たとえ裏切られたとしても構わないと思った。

「ふつつか者ですがよろしくお願いします」

と私が言うと青年は笑い私を先導してくれた。

私達はそのうち他のグループと合流し暮らしていくこととなった。どうして地球がこうなってしまったのかもそのときに聞いた。私に歴史を教えてくれた人がある時私に

「この世界で一番の敵はなんだと思う?」

と聞いてきた。私は習った歴史の通り

「機械…地球をめちゃくちゃにした兵器じゃないの?」

というと

「あなたはまだ幼いのね…この世界で一番の敵は人間だよ…

 だからあなたは大切な人を見つけたら大切にしなさい…」

私はそう言われたがよくわからなかった。


………2に続く(かもしれません)

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