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かーてん

作者: 竜崎 詩音

カーテンのない大きな窓に

私は始まりを感じていた


別に景色はよくないけれど

なんでか広く広がった


カーテンかけて大きな窓に

私は孤独を感じていた


部屋の狭さは変わらないのに

どうしてこんなに一人になった


カーテンあけて大きな窓に

おはよう言われた気がしていた


部屋は一気に明るくなって

私は大きな欠伸をした


おはようおやすみ

カーテンさん


毎日毎日挨拶して

部屋の色を変えてくれる


真っ白だけじゃつまんない


ねぇねぇ疲れた

カーテンさん


毎日毎日挨拶しても

貴方の色は変わらない


真っ黒だけでいいよもう


今日はお外を見せないで


カーテンの外した大きな窓に

私は別れを感じていた


別に景色はよくないけれど

どうして


突然さみしくなった

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