白銀の少年の嘆く寝坊の約束を
「一体なにしてるんですか、貴方はー!」
「え、え、なにっ!?」
すやすやと心地よく眠っていたところに、いきなり大声で叫ばれ、エディス達は飛び起きた。
「朝っぱらからうるせえな……」
自分の上で眠っているエディスの背に手をやり、自分の腕の中に入れるようにして起き上がったシュウが鬱陶しげに玄関の方を見る。
「お前かよ。なんの用だ」
「なんの用だ、とはなんですか。朝食を食いっぱぐれたら可哀想だと思ったのでわざわざ呼びに来たんでしょうが」
そうしたらこの状況ですよ、と部屋の入り口に立つ男が肩の辺りまで手を上げ、息を吐いた。
「シュウ、貴方はついに犯罪に手を出すようになったんですか。か弱い少女を男子寮に連れ込み、恥ずかしいとは思わないのですか!」 「コイツは女じゃねえよ」
貴方には失望しました! と両拳を強く握り締め少し状態を傾けて腹から声を出して言う男に顔をゆがめさせる。
「では、まさか女性だけでなく男性とも!?」
「なんでそうなる。違う!」
遠慮のない声量で言い合っていたところ、シュウとエディスにかけられていた布団の右隣がごそりと動いた。
「朝っぱらからどうした?」
「シルベリア、今更起きたのですか」
「ああそうだ。それがどうかしたのか」
ゆらりと起き上がったシルベリアは長い前髪をかき上げる。その姿は、シャツの前のみならず、ズボンの前までもが豪快に開放された状態である。
「貴方たちは本当に……全く、とても教育に悪い方達ですね」




