34/210
白銀の少年の嘆く昔話の約束を
ふわりふわり やすらぎの元
ゆかりゆかり たましいの元
すらりすらり にんげんの元
ごとりごとり かみさまの元
ねえねえ そらをとんでる
ほうせき いっぱいだよ!
あれはなあに? なあに?
ちょっとだけ昔のことでした
今から本当に少しだけ
そう 君の足を一歩だけ進めたくらい
それくらい前にあった
彼女はいた
彼はいた
美しい銀の髪と蒼の瞳のお姫様
お姫様に引き連れられていたのは魔物
魔物は金の瞳と黒の姿をしていました
お姫様は魔物を従わせ 魔物はお姫様に従った
魔物はそらを飛ぶほうせきをおとし
お姫様がそれを使った
神様はそれに嘆き
白のお山にこもり
天使を待つことにしました
お姫様は赤のドレスを引きずって
カラカラ鳴らして引きずって
ガシャンと波打った
魔物はボロボロとなりながら
歩いて歩いてハートを探して
ゆらりゆらり 人の元
ぷかりぷかり 魔の元
きらりきらり 光の元
ずるりずるり 闇の元




