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『僕がいた過去 君が生きる未来。』本編  作者: 結月てでぃ
白銀の少年の嘆く愛の願い

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24/210

白銀の少年の嘆く悲鳴の約束を

「エディ!」

 帰ると、広い玄関にハイデがいた。

「ただいま……っ」

 じんわりと目があつくなる。

「大丈夫だったの!?」

 ぎゅっと抱きしめられる。怖かった、と口から出る前に、止まる。

『這いずってでも、生きなさい』

 エディス、さん。夕暮れ色の髪が、目の裏に蘇る。優しい優しい、笑顔で君が笑う。

『何があっても、生きて』

 君が、そう言う。苦しげな顔でそう言う。ドゥー。ドゥルース!

「……うん」

 愛してる、誰よりも。誰よりも、愛している。だから、

「うんっ! 大丈夫だったよ」

 にっこりと微笑む。うん、大丈夫。俺はまだ笑えてる。

「本当に?」

「おう! あのな、父様が俺の後見人になってくれるってよ!」

 そう言うと、やっとハイデが安心した顔をしてくれた。

「俺、頑張るな!」

 ぎゅっと服の袖を掴む。



 助けて、助けて。心の中ではそう叫ぶ。苦しい、体が、心が痛い。あの人と一緒に死にたかった。あの人を殺したかった。殺して一緒に死にたかった。エディスさんは父様は俺は、一体なんだ。なにかなにもなんでさえ分かりやしない。

 もう誰も好きにならない。誰も頼らない。殺したくない。俺は人を殺す化け物だから、誰かを好きになって一緒にいたら駄目だ。また、一緒に死んでもらいたくなってしまう。そうに、決まっている。

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