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『僕がいた過去 君が生きる未来。』本編  作者: 結月てでぃ
白銀の少年の嘆く愛の願い

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19/210

白銀の少年の嘆く決意の約束を

「ハイデ! なんだよこの服は!」

「とっても可愛いよエディ!」

「ぎゃー!! ひっつくななつくなはーなーれーろー!!」

 ふわふわっとしたマーメイドラインが可愛らしい勿忘草色のドレス。左の髪には深藍のリボンが巻かれている。

「これ女の服だろ!?」

「うん、エディに似合うと思って」

「……に、あうぅ!?」

 ぎっと睨み付けてもうんっと幸せそうな声が返ってくるだけ。はーっと溜め息を吐いたら、肩に手が置かれた。

「ねえ、エディ」

「なんだよ」

「君の言っていたことを、僕も考えてみたんだ。だから、二人で考えよう」

「……うん」




 俺には、ドゥルースと離れてから。ずっと、ずっと、考えていたことがあった。

「本当に……なりたいの?」

「おう」

 俺が俺として生きるには、何をしたらいいんだろう。皆が俺みたいにならないようにするには、どうすればいいんだろう。

「苦しいよ、痛いよ。あそこは辛いよ」

「それでもいい。何もしないで生きるより、ずっとマシだから」

 誰かが苦しんで、誰かが泣いて、誰かが死ぬ。そんな世界は、もう嫌だ。

「俺は軍に入りたい」

 だって、世界が壊れるのは嫌。大切な人が死ぬのは、嫌。

 だったら、俺が、代わりに全てを受ければいい。

「……変わらないんだね?」

「うん」

 ふうっとハイデが溜め息を吐く。

「駄目か? ハイデは、嫌なのか?」

「それは、まだ君は子どもだし……嫌だよ」

「子どもでも、戦える!」

「うん。だから、止めるつもりはないよ」

 椅子から立ち上がったエディスを引き寄せ、抱きしめる。

「君が決めたことなら、僕は反対しないよ」

「ハイデ……」

「でも、せめてでも」

 ふわっと、ハイデが微笑む。

「僕にも手助けくらいさせてね」

 大好きな、大切な、

「おう!」

 人を守りたい。

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