表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『僕がいた過去 君が生きる未来。』本編  作者: 結月てでぃ
白銀の少年の嘆く愛の願い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/210

白銀の少年の嘆く女王の約束を

「うわあ!」

「……なに」

 中央にまで、無理やり連れてこられた。何だか無駄に大きい馬車に乗せられた時はどうしようかと思った。

 この家も無駄に大きい。もしかしたらドゥルースのお屋敷よりも大きいんじゃないだろうか。

「金持ちって無駄が多いよな」

「え? なにか言った?」

「別に」

 いきなり連れてこられたかと思ったら、いきなり服を脱がされて、風呂なんかに入れられた。髪に何度も変な匂いのする物をつけて洗われて、皮膚がはがれるかと思う程強くこすられて、やたらとふかふかする服を着せられた。

 それからやっと連れてきた奴の前に出させられた。

「可愛い、綺麗! 天使みたいだよ!!」

 こべりついていた泥やほこりが全て落ち、身に付けているのも綺麗になったからでだろう。光を集め、金にも見える光り輝く銀の髪。その影を淡く溶かすかのような、最高級のダイヤモンドの色を持つ蒼氷の瞳。シャツやズボンから少し見ることの出来る肌はなめらかで、触れれば吸い付くようなシルクの肌触りがするだろう。

「あんま触んな!」

 ぎゅうぎゅうと抱きしめられ、ついでに口付けをそこかしこに受け、流石に手で殴ってしまう。

「エディスさんのことっ、早く教えろよ!!」

「うん。そうだね」

「うわあ!?」

 ひょいっと姫抱きで二階まで連れていかれる。

「はい」

 これまた無駄の多い、大きな大きな部屋に大きなベッド。それから結構遠くにあるソファーの上におろされる。

「うわっ!?」

 あんまりにもふかふかすぎて、体が沈んでいく。それにおっかなびっくり座っているエディスに暖かいホットミルクが手渡される。

「じゃあ、話そうか」

 持ってきた椅子に座り、にっこりと笑う。

「エディスさんはね、僕が知っている限り、最高の女性だ」

 それにエディスは笑んで頷く。

「……彼女は、この国の王だけが知っている女王だ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ