第5話 お泊まり会 後編
「サクラさん…」
残念な事実を伝えなければならない。
「ん?なに?」
「入りません…」
「はっっっっ!!!???」
サクラさんがふらふらする。
「嘘だろぉ〜…今日徹夜かよ〜」
「で、でも私手伝いますから!」
「…よし。今日一日で衣装作るぞー!!」
「おー!」
衣装を徹夜で作ることになった。
面倒臭いし、眠い。
でも、朝比奈さんの為に終わらせないと。
「はぁ…」
「エナドリ持ってきますね!」
「なんでそんな元気なの…?」
「?」
「いや、もうこんな時間じゃん。
嫌にならないのかなーって。」
「…だって」
「SAKURAさんの家に来れて、
今日ずっと嬉しかったんです。
SAKURAさんはずっと私の元気の源だったから。」
「…ありがと。」
「だから今、ここに来れたのが嬉しくて
たまらないんです。貴方の力になるなら、
私はなんでも出来ます。」
「貴方が私を支えてくれた分、
私が貴方を支えたいんです。」
「…!」
「改めて、私を部員にしてくれて
ありがとうございます!」
「へー。これは…」
「過去一頑張らないとね。」
サクラさんはニッと笑った。
「ふー。」
なにあの顔めっちゃイケメンなんだけど。
サクラさんがイケメンてのはずっと知ってたけど
部活に入ってからもっとイケメンに見えてくる…
はーかっこいい!
「エナドリとー、あとラムネもいるな。」
サクラさんの部屋の扉を開く。
「サクラさーん。エナドリ…」
サクラさんは寝ていた。
衣装はもう出来上がっていたから、
後はアイロンかけるだけだろう。
「起こすのも悪いし…」
あとは私がやることにした。
てか私何もしてないし。
せっせと作業を終わらせた。
ふー眠い。もう寝ちゃお…
「…ん?あっ私寝てた!?って朝比奈さんは…」
床で寝てた朝比奈さんがいた。
「…床で寝てる?」
サクラは立ち上がり、アカリに近づく。
朝比奈さんはすごく可愛い。
美しいまつ毛、綺麗な鼻筋、
…そして奪ってしまいたくなる唇。
「…やっぱり可愛いな」
抱っこして、布団へと運ぶ。
やっぱり小柄で軽い。
そんな所も私は好きだ。
「風邪ひくなよ。」
落ち着こうとするが、この気持ちは我慢できない。
そして、どんどん顔がアカリに近づく。
「…ちゅっ」
その唇が、触れ合った。
柔らかく、甘い匂いがする。
「…大好きだよ」
小声で言った。
顔は少し赤らめていた。
「へっ!?今何時ですか!?」
いつの間にか寝過ごしたようだ。
「7時だよ。」
「やばい、早く家に帰って支度しないと!」
あたふたしながら外に出る。
「あっ、SAKURAさん!」
やっぱりこれを言わないとね。
「また、学校で!」
アカリは気づいていなかった。
自分の初キスが、今日だということを。
「…いってらっしゃい!また学校で!」
サクラは気づいた。
自分の恋心を。
キャラクター紹介
小鳥遊サクラ
年齢 16歳
性別 女
誕生日 12月25日
好物 エナドリ
好きなこと BL 男装 朝比奈さん
嫌いなこと 掃除、運動
人気男装コスプレイヤーSAKURA。
朝比奈のことが、恋愛的に好き。




