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漫才 「告白」  作者: 天太
1/1

告白




ボケ=ボ


ツッコミ=ツ


関西弁によるボケとツッコミの漫才です。






ボ「社会人になると、学生時代が懐かしくなるな」


ツ「確かにね」


ボ「好きな子に告白とか最高ちゃう?」


ツ「あーわかる! 青春ってヤツや」


ボ「僕は人間だけどアニメキャラの君が好きだ!」


ツ「そっち!? 普通の恋愛ちゃうの?」


ボ「僕は高校生の時、アニメ研究部だったのだよ」


ツ「それは知らんけどさ。にしても告白が特殊すぎるんよね。もっと普通の人間にする告白をやったら?」


ボ「じゃあ僕が普通の高校生するから、君は異世界の美少女賢者してくれる?」


ツ「特殊すぎる! そんなアニメみたいな設定の告白は嫌やろ! それに彼女が美少女賢者って謎の職業すぎるわ。彼女は普通の学生でいこう!」


ボ「じゃあ僕はスポーツマンの設定でもええかな?」


ツ「爽やかな感じでええね! 練習を終えた後に告白のパターンで行ってみようか」


ボ「カバディ カバディ!」


ツ「クラブ活動が特殊!! カバディやってる高校生の告白ってなったら、告白よりカバディのことが気になって、何もかもが入ってけーへんから! 女の子に「好き!」って伝えても「さっきカバディやってたよな……」ってなるから! クラブは普通のスポーツでいこう!」


ボケの人は両手の親指を激しく動かす。


ツ「……それはなんのスポーツ?」


ボ「いやぁ、昇竜拳出すの難しいわぁ。親指の皮がめくれて痛いねん」


ツ「eスポーツゥウウッ!!」


ボ「波動拳はギリギリ出せるんだけどね」


ツ「しかも下手くそ! 高校生でそれは無いでしょ! もっとメジャーなスポーツでいこう! 女の子が好きそうなサッカーとかバスケットボールとか!」


ボ「じゃあ剣道でええかな?」


ツ「け、剣道? まぁええけど。僕、やってましたからね」


ボケの人、剣道の面を外して臭いを嗅ぐ。鼻声で。


ボ「君のごどが好ぎだ」


ツ「シャワー浴びてからにしよ! 面の中は汗臭いからね! 俺、剣道部やったからわかんねん! あれは日干ししないと臭うから! 脱いだ直後に告白するもんやないで! もっと普通のパターンでやって! もうサッカーでいこう。カッコよくゴールを決めてから告白ね!」


ボケの人、ボールを腹で掴んで。


「君のことが好きだ!」


「なんでキーパーやねん! ゴールに向かってバシッとシュートを決めて、好きだ! これでいこう! そしたら女の子は「キャーカッコ良い!」ってお前が好きになるから! カッコよく決めて!」


ボケの人、オデコを突き出して。


ボ「君のことが好きだーー!」


ツ「なんでヘディングやねん!」


ボ「大丈夫! その状態で彼女に突っ込んで行くからね」


ツ「余計あかんわ! ヘディング状態で寄って来られたら怖いやろ!」


ボ「ほなら、ボールをヘディングシュートした後にカバディで彼女に迫るから。カバディ、カバディ」


ツ「怖い怖い!」


ボ「僕の剣道の面を日干ししてくれ! 好きだーー!」


ツ「嫌過ぎるやろ」


ボ「君が異世界の美少女賢者でも好きだーー!!」


ツ「さっきの謎の職業! もうええわ! 辞めさせてもらいます」


2人「「ありがとうございました」」


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