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ノー・NEXT・タイトル  作者: 弍七式 つな
ダンジョン編
3/4

この世界のダンジョンと案内の

3話目です。今回は力話(?)です。どうぞ。

前回のあらすじ

ダンジョンに無地行くことになったヨ!


「…いやだけかよ!」

「それ以外何もなかったからね~♪」


本編

目の前にそびえるのはTHE ダンジョンといわんばかりの大きな入り口だった。

ちなみに前回テオが口走っていたのは、カイセツシャさんからの、アジャが意地を張ったとき用の台本だったらしい。とんだタイトル詐欺である。

「いや、それ『前回のあらすじ』でやっとけよ…」

「これ以上メタい話を盛り上げないでよ~アジャとカイセツシャさん~…」

そう言うと、テオは切り替えたようにダンジョンの方を向いて歩き出した。

「ほら~早く行くよ~アジャ~!」

「ちょ、ちょ待てよ」


入り口のすぐ真横には看板があった。

         ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯

         |    THE ダンジョン    |

         | 本日、アジャ様御一行貸し切り |

          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「そういえば作者さん~、予約取ってあるって言ってたね~♪」

「これは酷い…」

そういうと、アジャ様御一行は、THE ダンジョンへと入っていった。


第一フロア 《お米とパンの聖なる双璧》

「左はお米の道~、お米しかない部屋~、おかず無しに突破できるか~!?

 右はパンの道~、パンしかない部屋~、トッピング無しに突破できるか~!?」

「…テオ、何そのノリ…」

「入り口にあったパンフレットをそのまま読み上げてた~♪」

そういうとテオは縦長のパンフレットを見せつけた。

「…本来ボケ役の俺が何でツッコミを…」

というのも、パンフレットの存在は勿論だが、その右下に参加料金5000キュリエ+税とあったからだった。ちなみにキュリエは、日本円とほとんど同じ価値がある。

「えっと~、じゃぁ私はパンの道を行くから~、アジャはお米の道をお願い~」

「えっ!?別々に進むの!?何で!?」

「その方が面白いじゃん~、それに~、パンフレットによると~、結局合流するらしいからから大丈夫~」

「いや、そういうこと聞きたいんじゃ…」

そこでアジャは言葉が詰まった。そして溜め息を吐いた後、お米の道に進んだ。

「え~っ、アジャ~、何で今日はそんなに素直なの~!?」

するとアジャは振り返り…

「ま、いくら言っても、テオは俺と一緒の道には進まないだろうからな、絶対」

テオは一瞬唖然としていたが、すぐに笑顔になった。

「フフフッ、確かにね~、それじゃ~、また後で~」

そう言って、テオも、パンの道へと進んで行った。

「あぁ、また後で」

こうして、二人の旅は、新たな道へと進んで行ったのだった…。

次回から、本格的にダンジョンに入っていきます。どうぞよろしくお願いします。

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