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1 . 完璧王子と幼馴染 (1)

「おはよ。似合ってるよ、えみ。」


笑いかけてくれる彼は私の自慢の幼馴染だ


身長は多分180前後で私と20cmほど差がある。

ふわりと揺れる茶色がかった髪とおっとりした雰囲気が特徴的だ。


小学校の頃に隣に引っ越してきて、それからずっと一緒だ。


中学校は

透は暁月学園の中等部に行ってしまったが

放課後などは生徒会?の業務で忙しいのにも関わらず時間を作っていつも一緒にいてくれた。


そして透は


私の初恋の相手でもある。



それは私が小2の時のこと


両親が離婚した。


母が前の父に捨てられたのだ

父が若くて可愛い女の子を連れて歩いていたところを偶然母が見つけてしまい

口論になりそのまま離婚したらしい


それから優しかった母は変わった。


「、、笑美ちゃんは、、いつもニコニコ可愛く笑っていなきゃだめだよ。」


なんで?


「笑美ちゃんは、ママが可愛く産んであげられなかったから、、」


それと笑顔は関係あるの?


「可愛くないならせめて笑顔でいないと、、」


どうして?


「人が離れていってしまうよ。」


そんなことな


「笑美ちゃんはママとあの人に残された最後の印なんだから」


えみはそんn

「名前に"笑美”って文字を選んだんだからっ、二人でっ!!」

、、、、


「ちゃんと笑ってよっ!」


「笑美はっ、、」




「、、可愛くないんだから。」





「この世はね、顔なの。結局つ。」

「せめて笑ってさえいれば、マシになるの。」


「捨てられるんだよっ?!」


それは、ままなんじゃないの。


ままの気持ちを、えみに押し付けてるんじゃないの?


「笑美は、。私の言うこと、聞いてくれるよね。」



「、、、はい。笑」




その時、

普通の小学2年生なら知るはずもないことを知った。


だからその分、ままが言った通り


私が笑わないと。



そうじゃないと、、





みんな離れていっちゃう。



そうやって嘘で顔を作るようになったある日


君が、

君だけが気づいてくれた



「えみちゃん」


「どうしたの?」


「最近の笑顔、なんかいつもと違うけど大丈夫?」


「、、、」


私は

まさかバレていると思わなくてびっくりして言葉が出なかった。

でもそれを見たからなのかその日から、ずっと一緒にいてくれたんだよな。


なんでかわからないけど、心配だったからかな。



「えみちゃ〜ん、見て!えみちゃんの似顔絵かいたんだ〜」


「え?みせてみせて!」


「ほら、えみちゃんがびっくりしてる時のかお。」



いやなんで?!


まあ、似てるの、、かな?


「えみちゃん」


「なあに?とおるくん」


「んむっ?!ひゃにしゅるの(なにするの)?!」


突然ほっぺを掴んできたり。


「ふふ、やっぱりえみちゃんは笑ってるほうが可愛いよ。」



その時かな。

でもさ

誰でもあの小3とは思えないくらい可愛いとかっこいいを詰め込んだ生き物に突然ほっぺつままれて、「可愛いよ」(←笑ってるほうが)とか言われたら恋に落ちちゃうでしょ?!


そっからは、前まで一方的に透がそばにいてくれたけど、私から積極的に透のそばにいたっけ。


まあ何にしろ。


私は透が好きだったんだろうな。



でも、そんなかっこいい透を好きになるのは私だけのはずがなくて、



「ねぇ、えみちゃんってさ。とおるくんと仲良しだよね!」

この子は、クラスで人気の可愛い女の子


「え?そうだけど、」


「ならさ、とおるくんに話しかけるの、手伝ってくれない?」


なんで?



言おうとした。


でも言えなかった。


わかってたけど、ここで断ったらみんな離れていっちゃう。



「いいよ!」


「わー!ありがとう!」



ああ、やっぱり



透と一緒にいるためにはもっと透に似合う

可愛い笑顔の女の子でいないといけないんだ。


それからはもっと頑張った。


中学で透とはなれても笑顔でみんなと仲良く

みんなの中心になれるように頑張った。


高校も、頑張って透と同じとこに受かったけど


なんで受けたんだっけ



ずっと嘘をついていると


何が好きで、なんで透が好きなのか自分の気持ちも



、、そもそも透のことを好きなのかさえも


もう、わかんないな。







でも、やっぱり透の隣が一番安心するからここにいるんだよね。


目の前の透に目を向ける。


「うわっ、透似合いすぎて眩しいよ?目潰れそう、笑」


「ふふ、そうかな?」

「行こっか。」


学校までの道を歩く。


私と違って透は内部生なので慣れているようだ。


一緒に隣を歩いていると同じ制服の生徒が増えてきた。



「え、見て。あの人かっこよくない?」


「知らないの?内部生の透くん。イケメン生徒会長って人気なんだよ?」


「え、まじ?」

「てか、隣の女の子誰だろ、彼女?」

「え、知らん。友達じゃない?」




うっ、、視線が痛い、、。


視線の張りが360°全方向からグサグサと突き刺さる




そうだ、、忘れてたけど、



透は私と違って顔がいいからモテるんだ。


高身長だし、かっこいいし、ちょっといい匂いするし、、。



その上性格もいいし。


高校の制服がいつもと違ってドキッとした気がするし、。


「、、透、すごいモテるんだね〜!笑」


「そうかな?」


「うん!」


「あ、新入生は向こうみたいだよ。」


「ほんとだ!」


「また後でね~!」


手を振ってくれたので振り返し、外部生と書かれた看板の方に進む。



今この場にいる人、全員友達になるから待っててね!!






1週間お疲れ様です!!

土日はゆっくり体と心を休めてください!

また水曜日に〜!



(2026/03/27)

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