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第六章 ダンジョン地下二階

ギル

「この辺で休もうか」

「その間、モンスターはコインに相手させとく」

――という、さらっと最低な指示のあと。

ミカとヨフィは当然のようにギルの両脇を確保する。

左右ガッチリ。逃げ場ゼロ。

一方その頃、約10メートル先。

ドガァ!バシュゥ!

コインがモンスターを次々となぎ倒していた。

モンスターの断末魔が響くたび、

ミカ&ヨフィ

「ギャー!」

「ギャーギャー!!」

二人同時にギルへダイブ。

完全密着。抱きつき固定。

アルバ

(そこ、俺の席なんだけどな……)

ゼフィとラグも

「ビクッ」

「ヒィッ」

と、効果音付きで小刻みに震えている。

ギルはアルバをちらっと見て、ニヤリ。

「よし、オレ達で先陣を切ろう」

――その瞬間。

グールがワラワラと襲ってくる。

ゼフィとラグは足元にランタンを置き、

剣を振る。

倒す。

ランタンを移動。

また振る。

ぎこちない。とにかくぎこちない。

ゼフィ

「戦いづらい!」

ラグ

「疲れる!」

「これ、どうにかならない!?」

ギル

剣に聖魔法を付与。

斬るたびに――

ボォォン!!

グールが派手に燃え上がる。

ギル

「ほら、俺の後ろに隠れてろよ」

ミカはギルの背中から半分だけ顔を出し、

ファイヤーボール!

……スカッ。

ミカ

「なんで当たらないの!?」

ヨフィ

「なんで!?

 私のモンスターなのに、なんで勝てないの!?」

うさぎはグールの足に攻撃するも相手にされてなかった。


アルバはというと、

遠距離:弓

中距離:槍

近距離:刀

完璧な持ち替えで淡々と処理。

アルバ

「サクサク片しましょう」

ふとギルの方を見る。

ミカ&ヨフィが左右からギルに密着中。

アルバ

「あっちを見るたび、やる気がなくなるな……」

コイン

「はいはい、次。ボス来るよ」

ドォン……ドォン……

現れたのはフランケン。

アルバは即座に弓を引く。

――頭。

――心臓。

――腕。

――足。

続けて槍に持ち替え、

――喉。

――足。

完璧な連携。

「よし、あと少し」

その瞬間。

ギル

「トリャー!!」

首を一閃。

フランケンは

ボォォォォン!!

と派手に炎に包まれる。

ギル

「ヨッシャー!!」

即座に、

ミカ&ヨフィ

「ギルー!!」

ダブル抱きつきリターン。

アルバ

「……あと少しだったのに」

「そりゃないよ」

ダンジョン地下二階。

今日もアルバの席は、なかった。



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