瘴気の谷の”エルドラ”
”パトリエ”を押しつつ、瘴気の中を進む
入る前に、出来るだけ、深呼吸をした後、息を止めて進む
そろそろ、息継ぎの限界に達したところで
”もう、いいですよ”
ユキチャンのお声がする
息を吸ってみると、新鮮空気があり、
足もとは、砂利から、柔らかな土と草の感覚が伝わってくる
目を瞑ったまま、肌で周りの雰囲気を探る
和らな風が、滞りのなく体を吹き抜けている
直感的にババ様の神域とは、相対している域だと感じた
瞼を開く、
暖かい日差しで、目がくらむ
細目で周囲を確認する
「わぁ…綺麗」
つぶやくミチルさん
「ここは、」
”ユニオン”のあの村に似ている
目の前には、野原が広がりその奥には、
しかし、それに加えて国の要素も確認できる
豊な農耕地がが目の前に広がり牛のような家畜も見れる
中央に、ポータルのような塔と
水流の一本の線が見える
ポータルの技術なのだろうか、
天空、雲の目から、滝のようにザァザァと流れ、
この土地に潤いを与えている
その、滝を囲うように、レンガでできた、立派な建物が並び
白い煙が煙突から上がっている
さっきの瘴気はどこに、
近くを見てみると、この空間を囲うように
赤い木製の柵ができている
多分、結界のラインを示すバリケード
その結界は、周りの瘴気と共に、気が滅入るような闇の視覚的な情報を遮断している
「あっ、人がいますよ」
そちらに、目を向ける。褐色の肌に、尖った耳の子供、ダークエルフって奴だろうか?
野原の木の近くで座り込んで遊んでいるようだ
「あの、すいませーーーん!」
その場を動かず、すぐに逃げらる、状況を保ち
声をかけてみる
こちらに気づき、驚いた顔をして建物方に走っていった
「どうしますか?」
「待とうか」
十数分後
同じく、褐色肌の耳の尖った種族が集まってきた
ガヤガヤ
「すいません、ちょっと迷い込んだみたいで、争うつもりはありません!」
僕は、両手を上げて、戦闘の意志がないことを告げ




