豊穣神 ”バウバ”様
”さて、お主の望みは、叶えてやったぞ、次は何を望む?”
「「今年も無事に、小麦が収穫できるようお願いします」」
そう来たか
リョクに願いを託した、二人のギバーが次なる願いをかけてきた
”あい、分かった”
今までの願いが、色濃いものだったからの
たまには、シンプルで分かりやすい願いも良いな
リアルワールドで、狐は元来その手の願いを良く聞き入れてきたしの
バン!
家屋の扉が勢いよく開く、そこには、ジェニスがおった
「えっエルフ様なんで?」
「右目が疼いてな、何をさっき願った?」
「えっと、この国の豊穣を願いました」
「そうか、この神の名は知っているか?」
「はい、バウバ様と私たちは、呼んでいます」
「分かった。少し席を外してくれ」
とぼとぼと、家を後にする2人のギバー
「分霊化ですか、ホント抜け目がないですね」
”聞こえとるか?顕在量が全く足りないから、感じる程度かの?”
「あまりに、微弱で今まで気づかなかった。そしてまんまと祈られた」
”できる範囲でなら、願いを聞いてやれなくもないぞ”
「機能するまで何年位かかる、それまでは、フェスは中止か」
”お?図らずもあのギバーの願いが叶ったの”
「あ~あ、抽出機関から、やりなおしかよ」
小さい家屋の中大の字倒れるジェニス
”そんな天井見てもなにもないぞ”
3分くらいじっと見つめて、ふと立ち上がる
扉を開けてさっきの二人にこう告げる
「フェスは、長らく中止だ、代りに、これから入用になる、これまで以上に農作に勤しむように」
ぽけーとする二人を横目に、城壁に戻るジェニス
”なんじゃ、つれないのぉ”
わぁしを、ギバーから取り上げなかっただけましか




